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2007年08月05日

天理シティオーケストラ 第7回定期演奏会にて

tenri-city-och_7th.jpg暑い日の熱い音楽
アンコールのとき、指揮者の安野英之さんが言われた言葉どおりの演奏会でした。

しかもこのあとのデザートとして供された(アンコール曲の)ピチカート・ポルカの美味しいこと。 わざとタメを作って客席を見て、くすっと笑いをとったりもして、メインディッシュからのおくち直しもバッチリと決めていました。
そして最後は恒例のラデツキーマーチ。 これで足取りも軽くさせてのお見送りですね。 コース料理らしい安心感・お得感も感じせたいい演奏会でした。

コース料理の前菜はモーツァルト「魔笛」序曲、これがまた弦楽アンサンブルがしっかりとした演奏でした。 柔らかな和音、チャーミングに奏でる木管、コントラストをつけて金管が入ると溌剌とします。 個人的にはもうちょっと金管の音量を抑えて欲しかったところですが、これはメリハリだと解釈しました。 とても整った料理(演奏)に納得しました。

金関環さんをソリストに迎えたベートーヴェンヴァイオリン協奏曲、これは繊細で素材を活かした日本料理の趣きがあったのではないでしょうか。 特に第1・2楽章などヴァイオリンに自ら語らせるような感じ。 淡々として、余計な感情は入れず、曲に向きあっているように思えました。 楽聖ベートーヴェンというヴェールをはぎとったかのような演奏に最初は少々驚きましたけれど、素材の面白さを教えてもらったような演奏に聴き入りました。

そしていよいよのメインディシュは、のだめで一躍有名になったベートーヴェン交響曲第7番。 覇気を感じる演奏で、何よりコンマス席に座った金関さんの動きの大きさにまず驚きました。 腰を浮かせるほど身体全体で演奏されてましたね(さっきとはえらい違い)。 第1ヴァイオリンの音はすべて自分が出している、とも思えるほどの大熱演。 よく見ると第2ヴァイオリンのトップの方もまた金関さんに負けじと大熱演をされていて、見ているだけで熱くなってしまいました(のであまり見ないようにしてましたけど)。 そして終楽章、打ち付けるようなリズムでオケ全体が熱く燃えていました。 しかし安野さんのリードにより、最後までしっかりとした規範のもとでの大熱演。 高揚感のある素晴らしい演奏にこちらも熱い拍手を贈りました。

夏休み、会場には子供さんも大勢いらして、オーケストラ音楽の楽しさを存分に味わったのではないでしょうか。 いい演奏会でした。

posted by fronte360 at 20:42| Comment(0) | TrackBack(1) | 05〜12-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【感想】天理シティオーケストラ 第7回定期演奏会
Excerpt: 2007年8月5日(日) 14:00  天理市民会館やまのべホール モーツァルト
Weblog: アマオケ大好き、クラシック音楽大好き
Tracked: 2007-08-12 17:48