
これは指揮者の奥村哲也さんのリードによるものかもしれません。 いずれの演奏も即物的な感じでカチっと纏めてました。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、重岡菜穂子さんの演奏はテクニックが素晴らしく、安定してキリっと引き締まった演奏でした。 冷たい響きではなく、まろやかでコクのある響きが素晴らしい。 これで(若いから仕方ないけれど)もうちょっと自由度の高さが欲しいなぁ〜と思いながら聴いていましたけれど、ベルギー王立音楽院に留学が決定しているとのこと。 ローラ・ボベスコのようになって欲しいですね。 今後に期待。
冒頭のJ.シュトラウスの「こうもり」序曲、重厚な響きを軽快にスパスパと決めながら進めた演奏。 ここでも中低弦がしっかりと曲を支えていましたし、管楽器もよくそろって全体の響きに溶けていました。 もうちょっと抑揚つけたりタメを効かせると・・なんてヤボですか。 すみません、初めて聴かせてもらいましたがポテンシャルの高いオケなので許してください。