2007年04月06日
大栗 裕/大阪俗謡による幻想曲(1955,1970改訂版)
現代音楽マイブーム
ナクソスによる日本作曲家選より、大栗 裕のCDを聴きました。
「浪速のバルトーク」と帯に書かれていますが、
「浪速のハチャトゥリアン」としてもいいかもしれませんね。
民族主義的で野性味をもったパワーを感じさせるヴァイオリン協奏曲。
大阪らしい土俗性、ごちゃまんとした猥雑さのようなものを感じもさせて、
ホラここにおりまっせ!、どや!、どや!
と、無理にでも引きつけさせようするような感じさえしますね。
そして「大阪俗謡による幻想曲」
天神祭りの地車囃子(だんじりばやし)の鉦(かね)を打ち鳴らした動機、
大阪人なら、コン・チキチン・コンコン・チキチン・・・
ああアレか、分かってもらえるでしょうが、この曲もまた秀逸ですね。
外山雄三の「ラプソディ」と双璧を成す日本イメージさせる名曲ですね。
下野竜也指揮による大阪フィルハーモニー交響楽団による演奏
共感に溢れ、推進力を感じて飽きさせません。
面白い(おもろい)!
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック