2006年10月28日
ヘブラー、モーツァルト/ピアノ協奏曲第19/20番
VOXの古い録音によるイングリッド・ヘブラーによるモーツァルト
第20番は、懐かしの「ファブリ名曲集」にも収録されていたとても懐かしい音源。
このCD、トラックの切り方が1曲単位になっているのも困りものだが、モーツァルトのピアノ協奏曲はたいていぶっ通しで聴くのであまり影響ない。
ただし2曲続けて聴くと、第19番の録音が鮮明なのだが第20番の芯のないオケの録音が気になる。
第20番では、オケの響きが左、ピアノが右を主体に聴こえてくるので、擬似ステレオ?と思ったけれど、そうでも無さそうな気もする。
第19番の録音が鮮明なだけに惜しいなぁ。
演奏はヘブラーらしいもので
とくに女性的な柔らかなタッチが魅力的に響く第19番第2楽章、
羽毛のようなピアノの響きにうっとりとしてしまった。
最近ではあまり流行らない優しい眼差しのモーツァルト・スタイルかな。
第20番はきりっとした演奏、清潔感が漂い、聴いて清々しくなる感じ。
伴奏はカール・メレシュ指揮ウィーン交響楽団
ザハリッヒで誠実な伴奏、これもなかなか気合が入っていて気に入っている。
自分にとってのクラシック音楽出発点の演奏だからバイアスかかってしまうが、
このようなしっかりした演奏との出会いは幸せだった、と思いながら聴いている。
さて昨夜も終電帰宅で、結局先週と同じく1週間のうち3回が0時を廻ってしまったけれど・・・今日も高知に向けてやることあるから昼前から出勤予定
枚方フィルの感想文も書いてサイト更新もしたいのだが、LP感想のストック原稿あったかな〜
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