昨日の不健康診断のバリウム、今朝やっと出ました。
バリウム飲んだあと仕事すると、なかなかトイレ行く機会もないほどドタバタするんで、気が気が無いんですけどねぇ・・・
昨夜も22時過ぎに帰宅、帰宅途中の電車の中で思い立って追加の下剤を2錠、
自宅に着く前に発泡酒(500mml)を買い、風呂あがりにこいつを飲んでから、ウィスキーをがんがん飲んで、ようやく今朝出たというわけ。
昨夜といい、やっぱ不健康診断ですな。
さて昨日は早朝より、マーラーの交響曲第5番を聴きながら出勤。 帰宅時には第4〜5楽章を繰返して聴いていました。
でこのアブラヴァネルのCD、ジャケットには「Death of Venice」って書いてます。
「ヴェニスの死す」、もちろんルキノ・ヴィスコンティの映画の題名なんですが、この表題をつけた第5番のCDって珍しいんじゃないですかね。 振り返ってみると、アブラヴァネルの第6番には「悲劇的」の表題はなかったのに、第5番に「ヴェニスに死す」の表題がついているのもまた興味深いところです。
さて演奏、これの演奏もまた穏やかで、どこかのほほんとした感じ。
でも何度も言いますけど、最近こんなのが好きなんですよね。
ホルンを強奏させながら重戦車のごとくバリバリと進むショルティ/シカゴ響の演奏で馴染んでしまった耳には、同じアメリカのオケなのになんじゃこりゃ、って思うでしょうね。
第5楽章の冒頭、ホルンの響きから木管が受け継いでゆくアンサンブルなど、ぎこちない、と言うと言い過ぎでしょうけど、訥々とした感じ。 その後もトラクターが長閑な田園風景の中を進むがごとく。
もっともトラクターといっても安田のトラクターのイメージは、外国製(フォードとかフィアット、マッセー・ファーガソンなんていう外車)でかつ100馬力近い乗用のなんですけどね。 農業工学科農業動力学研究室の出身でかつターボチャージャ付きトラクターの作業効率が研究対象だったもんでイセキやヤンマーなんてイメージ薄いんですよね。
ま、そんなことから図体のデカいトラクターが太陽が燦々とふり注ぐ大平原を走っているって感じだと思ってもらえるといいかもしれません。
第4楽章のアダージョも、映画「ヴェニスの死す」だと冒頭のタイトルロールに流れますね。 劇場の大スクリーンで観た方は分かると思いますが、白いスクリーンに徐々にヴェニスの運河に浮かぶ船が浮かび上がてくる感動。 これはTV画面では味わえないものなのですが、どことなく不健康な雰囲気を漂わせるのですれど、アブラヴァネルのこの演奏はやっぱり明快で淡々とした感じなんです。
明朗で健康的な古き良きアメリカン、そんなイメージかな。
2006年06月21日
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