こんなこと言ってはナニなんですが、ご招待を受けていたならば奈良から尼崎まで頑張って行こうと思うのですけどね(入場料は 500円なんでカンパのつもりで自腹で行くことも考えてましたけど・・・ラベルの左手のピアノ協奏曲やプロコフィエフの交響曲第5番のナマ演奏が聴ける機会ってそう無いとも思っていたのですが)、やっぱり手元にチケットが無いと「まっ、いいかぁ」となってしまったんです(ごめんなさい)。
もっとも最近、自宅のステレオで聴く音楽も、オペラのLDは別として、大規模な交響曲や管弦楽曲よりも小規模なバロック音楽なんかを好んでまして、プロコフィエフの交響曲第5番も魅力的ではあったんですけど、食指は動くものの、今の心境や体調ではあと一歩という感じもありました。
とにかく歳とったんでしょうね。
「室内楽は老後の楽しみ」なんて言い、マーラーとかベートーヴェンなどのシンフォニーを中心に聴いてましたけども、そのような音楽も好きではあるんですが、室内楽にも興味出てきましたし・・・
そして、ハイドンの面白さも感じられるようになりました。
ハイドンって、モーツァルトほどの悦楽感はないし、ベートーヴェンのような構成感まではなく、中途半端な感じ、いやもっと言うなら、彼らのベースにはなったのでしょうが超える存在ではなくて、ランク落ちした感じを持ってました。
でも当たり前ながら、ハイドンはやっぱりハイドンなんですね。
しかもハイドンって、演奏者を選ぶし、聴き手をもっと選ぶ、そんな存在だってことがだんだんと感じられるようになってきました。 ようやく、って感じかな。
さてそんな前置きはともかく、先日買ったハイドンのレコード。 なかなか面白くって、今日はこれを何度も楽しみました。
日本コンサートホールの10インチ(25cm)盤(SM-211)
ハープシコード協奏曲は、イザベル・ネフ(hpsi)、ピエール・コロンボ指揮ジュネーヴ放送交響楽団。 軽やかなロココ風の演奏が華やかでとても愉しい演奏ですね。
トランペット協奏曲は、ヘルベルト・ブロイニッヒ(tp)、カール・バンベルガー指揮フランクフルト室内管弦楽団。 ソロの音色がいいんです。 オケはやや楷書風なんですけど楽しめます。
10インチというサイズも、どこかハイドンに似合っているみたい・・・なんてのはこじつけかしら。