
前日の井村さんから届いた様子では体調不良とのことでしたけど、「リエンツィ」序曲の冒頭からたっぷりとしたワグナーの音楽を堪能。
重厚さに柔らかさがあり、勇壮でいて軽やかさもあるドラマティックな音楽でした。
オケもトランペットの人、よかったですよ。 あの単音、かえって大変なんですよね。
オケもまたよく整っていたし抑制もよくかけて聴き応えありました。
演奏後にはブラボーもかかって、確かに素晴らしい演奏でしたけど、逆にいきなりこんなに充実した音楽していいの・・・って思えるほどでした。
そしてメインの第九では、それが杞憂だとわかりました。 起伏に富んだ素晴らしい演奏でしたね。
一言でいうならばとても熱い第九だったのですけど、抑えるべきところ、丹念に響かせるところも、まったく流れを絶やすことなく連綿と歌い継がれていました。
そしてオケの分奏がまた素晴らしかったですね。 対抗配置にした効果もよく出ていたと思います(管楽器も左右に振り分けてましたしね)。 皆さんすごく気合がこもってて、譜面をめくるバサッという音が時に2階席後方でもハッキリ聞こえるほどでした。
そして合唱がまた熱い響き。 フィナーレ付近では熱い声の響きがホール内に充満して実に感動的で、やっぱりこの曲は合唱のためにあるんだなぁ〜と思うほどでした。
未だに興奮がちょっと冷めやりませんが、とり急ぎ、こんなところで・・・
私、ソノリテでクラリネットを吹いているものです。
第九を吹くのは30年振り2度目ですが、改めてベートーベンの
偉大さを感じました。
演奏の稚拙に関わらず、聴くもの、演奏するもの全てに感動を与
えてくれます。
今後ともソノリテをよろしくお願いいたします。
こちらこそ素晴らしい演奏を堪能させていただき、ありがとうございました。
ようやく感想文の本文を書き上げましたので、今朝より公開しました。
上記トラックバックより行けます・・・が、今回は感激しっぱなしでしたので、なんだか熱い演奏だってことしか分からないような・・・
とにかく、細かなことを気にするのも勿体ないほどの演奏でした。 いい時間を過ごせました。