2005年12月18日

奈良交響楽団 第48回定期演奏会にて

20051218 nara-so48th.jpg新鋭の小崎さんの指揮のもと、いずれの曲も集中力の高い演奏でした。

小崎さんの指揮は縦振りが基本、ぐいぐいとオケを進めてゆく感じですね。 振りは藏野さんと似ているかもしれません。 ただし音楽の解釈はより基本に忠実といった感じだったでしょうか、あと若々しくてシャープでタイトな音楽造りだったと思います。 オケも集中力を高めて、小崎さんの指揮に合わせて演じきった、そんな感じを受けました。

最初の「シチリア島の夕べの祈り」は、よく締まった演奏でしたね。 スペクタクルといっても良いような感じでしたけど、余計な贅肉はなく、カチッと纏まった演奏はとても聴き応えがありました。 演奏後にブラボーの声がかかったのも頷けます。

シューマンの「序曲、スケルツォとフィナーレ」も、シャープでタイト、しっかりした演奏でした。 弦の分奏もバシッと決まっているし、管楽器もよく統制されているといった感じ。 ただし、フーガのように旋律を楽器間で回したり、ユニゾンで演奏するときなど、かえってよく揃っているのがシューマンらしくない、というか、もっと思索的な感じが欲しいなぁ、なんて思いながら聴いてしまいました(間違っていたならごめんなさい)。

メインのブラームスの交響曲第2番、こちらもシューマンと同傾向。 スマートでシャープで纏まりの良い演奏でした。 ただしこちらはブラームスらしく、各パートの響きを重ね、組み合わせた音楽はまさしくブラームス。 しかも聴いていると、「あっ、こんな楽器にこんな音形があったんや」という発見もあったりして、日頃よく耳にする音楽なのですけど、興味深く聴くことができました。 
こんな書き方とすると、解剖学的な冷たい演奏みたいに思われるかもしれませんが、弦楽器では中低弦がしっかりと曲を支えて、がっしりとした構成感のある演奏です。 安心して聴き進んでゆける演奏でした。

じつは風邪をひいてしまい、演奏会に行くまえには、コタツで横になって、何度も寝ては起きてを繰り返してました。 聴き手としての集中力がガクンと落ちている状態だったのですけど、まったく飽きることなく演奏を楽しみました。 若々しくも誠実な音楽造りが気持ちよかったですね。 お疲れさまでした。
posted by fronte360 at 19:38| Comment(2) | TrackBack(1) | 05〜12-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
安田さん、昨日はお寒い中、演奏会にお越し頂きまして誠にありがとうございました。

また、厳しい評価をお願いしますね。(~_~;)

取り急ぎのお礼でした。
Posted by くまぐす at 2005年12月19日 12:06
評価などおこがましい・・・単なる感想ですので、そこんとこ宜しくお願いします。
さて、本日はこれから川崎日帰り出張。 まずは11時に蒲田なんですけどね、雪も一段落したかな〜 では行ってきます。
Posted by 安田裕隆 at 2005年12月20日 05:04
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【感想】奈良交響楽団 第48回定期演奏会
Excerpt: 2005年12月18日(日) 14:00  大和郡山城ホール・大ホール ヴェルデ
Weblog: アマオケ大好き、クラシック音楽大好き
Tracked: 2005-12-23 09:02