2025年01月31日

奈良国立博物館に元三大師像を見に行ってきた

東京調布の深大寺、ここで50年に一度ご開帳される秘仏の元三大師座像
修理を終えて奈良国立博物館仏像館で特別公開されているので、見に行って来ました。

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まず深大寺
話は飛びますが、NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」
若き水木しげるさんが住んでいたところで、それまで深大寺について意識してなくて、地名とお寺の存在のみ知りましたが、実はこの深大寺は奈良時代の733年(天平5年)創建とされる古刹なのですね。

このことは、卒論ネタを探していたときに読んだ「香薬師像の右手 失われたみほとけの行方」(貴田正子,講談社,2016)により、深大寺には白鳳時代の銅で造られた釈迦如来倚像(国宝)もあり、申し訳ないけれど、なんでこの地に白鳳仏があるのかって不思議に思って印象深くなったのでした。

そして今回、深大寺で秘仏とされていた元三大師座像の公開
この像に関しては奈良国立博物館の「特別公開 秘仏 深大寺 元三大師坐像 ―日本最大の肖像彫刻―」を見ていただければ良いと思います。

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写真は掲載できませんが、金峯山寺の仁王さんの右下、警備員さんの向こうにちょっとだけ写り込んでますね。
お顔がつるつるしてましたが、ボランティア説明員の方によると、お顔に100カ所ほどの傷があってそれを修理したからだそうです。

会期は 3月16日まで、それまでにまた拝しに伺いたいと思っています。

posted by fronte360 at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする