今年の夏は暑い、というか今年も暑くかつ今までで一番暑い、ですね。
1年経つと、当方も1つ齢を重ねているわけで、暑さに対峙する気力も徐々に失せてきていて、徐々に外出も控えようか、という気分です。 それも連日、16,000歩ほど歩いてましたけれど・・・
ほぼほぼ月水金土曜は、母親がデイサービスに通っている間隙を縫い、居候している大阪の実家から奈良の自宅まで往復していましたね。 環状線一駅ぶんちょっと歩くので、それで歩数は稼げていますけれど、さすがに帰路は、日陰を選って歩き、商店街のアーケードを抜けると、地下鉄の通路を通り抜けて帰宅しています。
さて今月は大きな行事もなく、会社OB会の幹事会も懇親会はパスしましたが、その翌日に、自宅近所で会員になっている大和文華館「レスコビッチ・コレクションの摺物」を観てきました。
面白そうなものが色々とありましたが、疲れているのかな、集中力に欠くような感じ(他の観覧者も多かったせいか)・・・ 面白そうなものだけをパラパラっと観てきた感じ。 会員なので、いつでも会員証で入館できるし、会期末(9/1)までにもう一回行くかなぁ、という甘さもありました。
26日、奈良市写真美術館に行ってきました。 何年ぶりかなぁ、10年以上でしょうか、ここは周囲も含めて変わっていない感じ・・・
「観仏三昧 工藤利三郎・入江泰吉・永野太造」を興味深く観てきました。 写真好きと思われる女子学生、おじさんなどが散見される程度でゆったりと鑑賞。 個人的には、仏像が文化財として大切に扱われる以前、信仰の対象であっただろう時の記録を感じられたのがよかったな。
それに入江泰吉さんの写真、芸術的に素晴らしいものであるのは置くとして・・・ 卒論題材とさせてもらった法華堂本尊不空羂索観音像の宝冠が戦前に盗難にあい、昭和20年の戦後すぐ宝冠をかぶせる作業をしている場面の写真を撮られているのに見入りました。 報道写真になるのでしょうが、時代を切り取るなかにもドラマを感じさせるものでした。
そんなこんなこともありましたが、通常は日々の繰り返し・・・
連日、老いた母親の面倒をみていますけれど、通院を除いてどこかに連れ出すこともなく、また親類・親戚がやってくることも、準備なども大変に思えてしまって・・・ 特別なことはなくても良くて日々何事もないように・・・ などと消極的な毎日です。
反省・・・
言い訳するならば、何よりこの暑さ・・・ としたいと思います。
とにかく月日の経つのは早いですね。
敬愛するみうらじゅん師匠の言葉
「老いるショック(オイルショック)!、 人は死んだって!」
確かに、老いるショック、残り時間を少しでも有意義に過ごしたいと思うのこの頃です。
でも師匠は、「マイ走馬灯、人生暇つぶし」とも言われているんですね。
何をやっても、自分の走馬灯に映るの暇つぶしレベルなのでしょうけれども・・・
皆さまも、この暑さはもとより、顕著化してきたコロナにも留意されつつ、老いるショックにも心をはせてみられてはどうでしょうか。
そして、来月もまたこのような駄文が書けますよう・・・