2024年07月01日

(甲辰/きのえたつ6月の雑感)水無月は去った

母親が軽い脳梗塞で倒れて丸2年。 実家で同居を初めて1年9ヶ月となりました。
昨年の今ごろは、奈良大学での卒論執筆を気にしつつ単位取得に励むことで、現実逃避をしていたことを思い出しました。

今は、レポート合格ながら試験を受けず計画的に残した2単位「西洋史特殊講義」(近代イギリスの歴史)があるものの、まったく勉強から遠のいていて、学生身分の「学割」を使っていている偽学生状態。 今月も、奈良国立博物館に「空海」(これで3回目)、奈良県立美術館に「小川晴暘と飛鳥園100年の旅」、美術館「えき」KYOTO「菱田春草と画壇の挑戦者たち ―大観、観山、その後の日本画へ」など、学割を有効利用しました。
あと招待状があったので、松伯美術館の「開館30周年記念特別展 文化勲章三代の系譜 上村松園 松篁 淳之」も観てきました。

偽学生状態ながら勉強もしたい気持ちのカケラも残っていて、NHKラジオR1「カルチャーラジオ・カント哲学と現代 平和論が私たちに問うもの」(全13回)が6月で終わりましたが、毎回ちゃんと聴き、録音もしています。 これをノートに筆写しようか、と思案中。

同様に 2021年度後期に放送された「カルチャーラジオ・芸術その魅力-能楽鑑賞入門」もすべて聴き、録音は録ってありますが、コピー中の不具合でノイズが入ってしまいました。 筆写はこちらを先行させようか・・・などと思案しつつ、どちらも取りかかれず。

とにかく、夜になると目の前のアルコールの魅力に負ける意思の弱さ・・・であります。 情けないなぁ。

たとえ通信教育であっても、自分に課すきっかけがあるのは大きいなぁ(自分の意志薄弱さを鑑みると)と振り返ってみた6月でありました。 とっとと卒業し、他の通信制の大学に編入するか、今年の初めに思案していたことの繰り返しですけれど(いくつかのパンフレットも取り寄せて検討したもののしっくりこなくて・・・)

なお今月は通院の多い月でもありましたね。

母親の定期歯科検診で虫歯が発見されて翌週また通院(いずれも送迎付きですが)。
母親の内科通院日は予約時間まで雨が振っていて、車椅子で行くための様子見をしていましたが、なんとかあがったて30分遅れ、車椅子に乗せて急ぎました。
その翌日、自身の同じ歯科通院でしたし、その週末も同じ内科に自身の通院。 そうそう、自分の歯の詰め物が取れ、月初めには同じ歯科にも行っていました。
この他にも京都まで、定例の通院つきそいもしていて、合計7日も医院に行っていたのでした。
いずれも大事なく、それは良かったのですけれど・・・

この他の行事としては、退職した会社OB会で天満天神繁昌亭に。
コロナ禍を除いて、年1回通っていますけれど、今年の公演はこれまで行ったなかでも、出色の出来と思いました。

口開けの笑福亭笑利さん、若手ながらしっかりとした口調、かつウィットに富んだ客席とのやり取りもあって上々の滑り出し。 途中にある色物、タージンさんの漫談は興味深い話でした。 そして何よりトリの露の都さん。 上方女流落語の第一人者らしく、ほのぼのとした長いマクラから「子は鎹(かすがい)」にすっと入る見事な展開に唸らされました。
最初から最後まで、たっぷりと楽しませてもらいました。

しかし母親をショートステイに預けていて、公演中の送迎確認電話など、けっこう気も使って、この後の懇親会後はさっさと帰宅。 久しぶりに母親の居ない実家でのんびりと過ごした夜を過ごさせてもらいました。

そんなこんなの6月で、今年も半分過ぎてしまいました。
本当に月日の経つのは早く、充実した7月を過ごすことができて、またこのような駄文が書ければと思います。
皆さまも、密かに続く感染症に充分に注意してお過ごしください。

posted by fronte360 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 24-雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする