2024年06月26日

マイ走馬灯・クラシック音楽20240626

マイ走馬灯って、みうらじゅんの影響ですけれど・・

ほぼ2日に1回、介護している母親がデイサービスに行っている間を利用して、
実家の大阪より、奈良の自宅に戻っていますが、実家のミニコンポで聴くCD物色中、
こんなのもあったね・・・

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持ち帰ったトーマス・ザンデルリンクさんによるブラームス交響曲全集。
フィルハーモニア管を振ったイタリアの Darpro というレーベルから出ていたもので、
1998年頃でしょうか、堂島ワルツ堂で投げ売られていたもの(1,180円のシール付き)。

1992〜2000年まで大阪シンフォニカー(現・大阪交響楽団)の音楽監督・常任指揮者で、
この頃、このオケの特別会員となって、年間10回ほどの主催公演をすべて聴いており、
中でもトーマス・ザンデルリンクさんによるブラームスの交響曲はすべて聴きましたが、
いずれも素晴らしかったなぁ。

特に第4番を聴いたシンフォニーホールからの帰路など、
いつもでも頭の中で音楽が鳴り響いていたことも思い出します。
会員になる前、高校同級のE君が大阪シンフォニカーのゼネラル・マネージャで、
その時、当方は大阪シンフォニカーってオケも知らなかったけれど、
彼が「ザンデルンクが今度振るんやで」と言ったのに驚きました。
すぐさま彼が「息子やけどな、ええねんで」って・・・
心斎橋だったかの裏通りの会話、このあとタコ焼き食べてビール飲んだことも思い出します。

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ブラームス/交響曲第4番
 トーマス・ザンデルリンク指揮フィルハーモニア管弦楽団

たっぷりとした音楽ながら、デジタル録音らしく細部にまで配慮を尽くした音楽が聴き取れます。 現代の巨匠といっても良いような感じ。
この演奏については、以下のサイトに詳しく書かれているので、そちらを参考にしてください。
https://suisse.exblog.jp/1428952/

ブラームス/交響曲第4番
 クルト・ザンデルリンク指揮シュターツカペレ・ドレスデン

前回も書いたとおりパソコン通信時代、Nifty-Serve の FCLA で、ゆらむぼさんから教えてもらった名演奏。
何も足さない・引かないような演奏ですけれど、第1楽章の終結部、内面から滲み出る感情がしだいに迸るようです。 聴き手の高揚感を巧く刺激するテクニックに終始聞き惚れます。

ブラームス/交響曲第4番
 ヨーゼフ・カイルベルト指揮ハンブルク国立管弦楽団

中学生の時、キングレコードの名曲1000シリーズで初めて聴いた演奏。 録音も古く質実剛健とした演奏ですが、サクサクと進めてゆく粗削りながらも燃焼度の高い演奏で、刷り込みもあるせいかお気に入りです。 アマオケの友人が、一発録りみたい、と言っていたのも思い出します。

最後に、参考までに各楽章の録音時間を記しておきます。

Tザンデルリンク 14:58/11:45/6:06/10:10
Kザンデルリンク 13:02/11:42/6:18/10:47
カイルベルト   12:23/10/11/6:12/ 8:51


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2024年06月21日

飛鳥園100年の旅

奈良県立美術館に「小川晴暘と飛鳥園100年の旅」に行って来た。

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奈良国立博物館「空海」のあとに立ち寄りたかったけれど、時間的な余裕もまた、体力もなく、会期末(6/23)間際になんとか行けた・・・
という感じ。

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でも、行けて良かった。
中学生の頃、美術の副読本や書籍などで見て、興味を搔き立てられた仏像の写真をじっくりと鑑賞することができ、良い時間を過ごすことができました。

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そして何より、会場に入った最初に「東大寺法華堂撮影風景」
卒論の題材であった不空羂索観音像との対面、そして戒壇堂の四天王像などなど、初めて見た中学生の頃(半世紀も前なのですけれどね)に戻ったような気持ちにもなり、満足しました。

写真っていいですね。


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2024年06月08日

「空海」に行って来た

密教、卒論が不空羂索観音で初期密教(雑部密教いわゆる雑密)だったこともあって、
奈良国立博物館「空海」に行ってきました。 これで3回目。
留年してますが、まだ奈良大学生でキャンパスメンバー 400円、3回でも計1,200円ですわ。

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後期展示、今回が初めてとなりますが、お目当ては高雄曼荼羅の金剛界曼荼羅のみ。
あとはざっくりと見て引き上げましたが・・・

第1展示室
五智如来の立体曼荼羅(京都・安祥寺)もインパクトありましすけれど、
この後方、江戸時代の綺麗な胎蔵界・金剛界の両界曼荼羅が掲げられていて、
その説明パネル、この充実ぶりが素晴らしく分かりやすく、今回も勉強させてもらいました。

何度見ても忘れるので、この説明パネル、欲しいなぁ・・・

posted by fronte360 at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月07日

繁昌亭に行って来た

7日、会社OB会の恒例行事、天満天神繁昌亭で落語を聞いて懇親会。
待ち合わせ時間よりちょっと前に行くも見知った顔がなく、天満の天神さんをみてきました。

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他の方も、同じように天神さんで時間を潰していたようです。

12時50分、続々と集まってきた10数名がチケットを受け取って、13時きっかりにふれ太鼓が鳴って入場開始。
コロナ前は整理番号順の自由席だったのですけれど、今は指定席。 改装もされて、座席間隔は広くなって座りやすくもなりましたが、個人的には自由席が良かったなぁ、と。

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でもね、ここには10年ほど会社OB会の恒例行事としておじゃましていますが、今回はどの演者さんも聞かせ上手で満足しました。 これで 2,500円は安い、と思える内容。 最後、会社行事でもあるので参加者の記念撮影をするのですが、トリの露の都師匠も写真に加わってくださって、恐縮するやら嬉しいやら。 いい時間を過ごせました。

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この後は懇親会
といっても、昼席の舞台がハネる時間からの宴会なので、ほぼ昼飲みに近く、19時過ぎ散会して、帰宅は20時前。 健全ですね。

posted by fronte360 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月01日

(甲辰/きのえたつ5月の雑感)皐月は去った

誕生月であり一番思い入れの強い5月、昨年・一昨年と奈良大学の通信教育に精神的に追われていましたが、今年は卒論合格で2単位残しての留年生ながら、勉強はどこへやら。

キャンパスメンバーズの特典を利用し、6日に奈良国立博物館での「空海」(前期)を2回目を見て、8日は会員になっている大和文華館「富岡鉄斎」も2回目。 1日は招待状を利用して松柏美術館「勤勉努力 素描下絵そして本画」など、月の前半は芸術三昧な感じ。

月の半ば12日、亡父の月命日の法要をやったあとすぐですが、親戚やお寺さんの都合もあり、16日にひと月早い七回忌の法要も行いました。 母親と弟、母親の弟(叔父さん)夫婦に従弟というこじんまりとしたものですが、仕出し弁当の手配などなど。 月の中盤は頭を悩まることが多かったな。

そして月の後半は今月のメインイヴェント、1年ぶりに北海道帯広に行ってきました。
2月末に行く予定が、コロナ感染で断念。 そのリベンジ・マッチですが、今年9月に91歳になる母親の体調次第の側面もあります。 当日の23日朝、ショートステイに預けるまで心配でしたけれど、無事関空を発つことができてほっとしました。

今年は関空→釧路便がなく、新千歳より長距離バスで帯広到着は20時過ぎ。 本当は列車移動したいのですが、到着時間はほぼ変わらないし、料金は半額(しかも3月のダイヤ改正で特急は全車指定席で自由席がなくなって実質値上げ)とあっては列車の選択肢はありません。

24日雨、帯広は雨が降ると気温が下がって最高気温14℃。 小雨そぼ降るなか緑ヶ丘公園へ。 学生時代になかった道立帯広美術館に「星野道夫」の写真展を見て、美術館の向かいにある帯広市児童館に移動。 ここには食堂があるのですね、昼食とってからプラネタリウムを見ました。 65歳以上は高齢者料金で半額の90円。 ちょっと複雑な気分ですが・・・
とにかくこの日は寒かった。 トイレを借りにはいった緑ヶ丘公園脇のグリーンプラザ、中に入ると暖房が入っていて、トイレでは手洗いの温水が出てました。

25日晴、路線バスで1時間かけて中札内に移動。 六花亭がやっている中札内美術村がとっても良かった。 森と自然を作り、その自然の中に小さな美術館が7つ点在しているのですね。 小泉淳作美術館が充実していたし、小川游作品館で緻密な描写に魅かれ、安西水丸作品館のウィットでほっこりしました。 そして六花亭プロディースのレストラン「ポロシリ」もよかったですね。
風の強い日で中札内では畑の土が舞い上げられて地上黄沙状態。 防風林の必要性を感じる帯広らしい天候でもありました。

26日晴、前夜一献した同期で獣医の友人が帯広駅まで来てくれました。 母校の圃場にある東屋で、彼のバンジョーを聴かせてもらい軽く歌ったりもし、圃場を渡る風が心地よくてカントリー気分満載。 この後は、隣町芽室の平和園でジンギスカンを食べ(美味かったし安かった)、帯広動物園まで送ってもらいました。 彼とはここで別れ、昭和の匂いがぷんぷんする動物園(ここも高齢者料金で210円)を見て、観覧車にも乗ってきましたよ。 200円でした(メリーゴーランドは100円で迷ったけど、高見の見物のほうを選びました)。

27日、昼前から雨の予報が外れ、雨がパラつく時もあったけれど曇天から晴天となりました。 帯広らしい天気かも。 大学で教鞭とっている先輩がホテルまで迎えに来てくれました。 大学に行く前、隣町の音更にあるスイーツピア・ガーデン(お菓子の柳月の工場)に連れて行ってもらい、昼食として蕎麦屋に連れていってもらいました(これも美味かったなぁ)。 そして大学に移動する途中で、当方が住んでいた近所の稲田橋で十勝産小麦を使った満寿屋(ますや)パンの「麦音」というお店にも連れて行ってもらいました。

大学では機械実習工場の中に入れてもらい、学生時代に関わった実験装置ソイルビンと対面です(これが今回の旅の主目的)。 今から40年ちょっと前、先輩が鉄材を切り、溶接して作り上げたソイルビンですが、当方の研究テーマではなかったけれど、先輩の実験手伝をしていたのでした。

そして、同じ研究室で同期もやってきました。
彼は大学院時代、このソイルビンを使って修士論文を書いていました。 修了後、隣町の農協勤務となって地元在住ですが、卒業してからこれを見るのは初めてとのこと。 40年ぶりの再会ですね。 あのころの労働が思い出していました。 そして、あの時にマジックで書いた落書き「ソイルビンヨットスクール」。 後の学生が上書きしたのが残ってました。 戸塚ヨットスクールになぞってソイルビンの過酷さを書いたのですね。

機械実習工場の写真を撮るのを忘れました。
先輩によると、学内再編計画にこの工場は入っていなく、いずれ取り壊しになり、このソイルビンも無くなってしまうだろうとのこと。 写真を撮るために、また帯広に行く、口実が出来ました。 先輩がいるうち、機械実習工場があるうちに行こう、いや行かねばなりません。

先輩は授業があるので、同期のクルマに乗せてもらい駅前に戻ります。
途中、クランベリー弥生通り店でソフトクリームを食べ、百年記念館に行くも月曜日で休み。 帯広競馬場に連れて行ってもらいました。 ばんえい競馬ですね。
1トンもある馬が、おもりを乗せたソリを曳いて、2箇所の障害物となる坂道を乗り越える、ばんえい競馬(通称、ばんば)。 土日月曜がレース開催日。 ちょうどレースをやっていて、100円で馬券を買って10倍になるのを夢見ましたけれど、ビギナーズラックはありませんでした。 競馬のあと駅前まで送ってもらいました。

18時半、クルマを自宅に置いてバスで来た同期、授業を終えた先輩とともに夜の部を開催。
同期の行きつけの店で、路地を入ったおばんざいのお店にて、日本酒を味わいながら、思い出話などで夜も更けて散会。 先輩、同期、お世話になりました。

なお先輩は、現役合格なので同い年ながら2年先輩ですけれど、大学院のときに海外留学をしたので当方と同年に修了。 そして同期は現役合格の同級生で2歳下ですが、大学卒業後は2年間研究生となりバイトしてお金を貯めて、先輩や当方が修了したあとに大学院に進学。 微妙に学部・大学院の在学時期は異なっているけれども、同じ動力学研究室なので、懐かしい人名や単語が出てきてタイムスリップしてしまいました。
昔を思い返すだけの大人数の同窓会はあまり好きではないけれど、濃密に共に生きた人と会って飲み、当時の空気を思い返すのも時にはいいかな・・・

28日曇、ホテルを10時半にチェックアウト、11時半発の高速バスで新千歳空港に移動。 帯広駅ターミナルの「トラントラン」(ますやパン)で食料調達し、新千歳空港ではターミナル3階ラーメン道場の弟子屈ラーメンでもお腹を満たして準備万端。 が、本州は線状降水帯もという今年一番の大雨で、到着便が遅れました。 結局30分ちょっと遅れて離陸しました。 そのためか、機内より雲海の向こうに沈む夕陽も見れましたし、関空に着くのが遅れたので、傘をささずに帰宅することも出来ました。 めでたしめでたし。

翌日、危惧していた母親も無事戻ってきました。 そして1日置いて、31日にはデイサービスに行って活性化もしたようです。 こちらもまた、めでたしめでたし。

さて6月、1年の折り返しの月ですね。
月日の経つのは早いけれど、日々充実させて6月もまたこんな駄文が書けるようにしたいと思います。
皆さまも、密かに続く感染症にも充分に注意してくださいね。

posted by fronte360 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 24-雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする