通信教育は、「テキスト科目」と「スクーリング科目」の2つの授業方法があります。
まずは「テキスト科目」について書きたいと思います。
その名のとおり、履修した科目で指定されたテキストが送付されてくるので(授業料に含まれていますので)、それを読んでレポートを書き、レポートが合格すると、次に科目修得試験を受け、これに合格することで単位が認定されます。
レポートは分量が決まっていて、2単位の科目は 3,200文字、4単位の科目だと 6,400文字となっています(プラマイ1割程度が許容範囲のようです)。
レポート課題は、入学後に配布される「サブテキスト」に記載されていて、さらに言うと「サブテキスト」には各科目のシラバスが詳細に記載されています。
・テーマ
・到達目標
・事前・事後学習
・評価方法・基準(レポート)
・評価方法・基準(科目習得試験)
・履修上の注意事項等
さらに「サブテキスト」には、授業概要、学習指導として、学習上の留意点や要点、参考文献なども書かれています。
そして、「レポート設題」「設題の解説」も記載されています。
つまり、送付されてきたテキストを漫然と読んでレポートを書くのではなく、学習目標が達成できるようにテキストを読み込み、時には参考文献にも目を通したうえで、「レポート設題」に沿ったレポートを書くことになります。
ある科目では、注意点として・・・
レポート作成時は、テキスト以外に三点以上の文献を参照し、レポートの最後に参考文献として明記すること。明記されていないレポートは評価の対象外とする。
参考文献は図書館で調達すれば無料です。
参考文献うんぬんと書かれていない科目でも、テキストが難しくて理解しづらく、中高生向けの書物を図書館で借り、先ににそれを読んで脳内イメージを造ってからテキストを読み進めたこともありました。
ほんと、ご近所図書館には大いにお世話になりました。
またある科目では、設題の解説で・・・
本書をよく読むこと。市井で流行している小説や面白本などから得た一面的でいささか時代遅れとなった見解が疑問なく羅列されている場合は無条件で単位を認定しない。また、テキストの丸写しは認めない。
レポートの最初に、@なぜそのテーマを選んだかレポートの目的を明確に述べ、Aテキストとそれ以外の文献(使用した場合は註をつけ、註はレポートの枚数に含めない)を明記しながら、B各種資料から自分なりに妥当と思われる結論を導く構成をとっていることが評価基準となる。
これも大変そうに思えますが、卒論を書くための準備と考えれば、@ABの流れは納得できますね。
これまで興味を持った本を、好きなように読んでいましたけれど、目的を持って本を読むことで、また違った世界が開かれてゆくようでした。
レポート作成でここまで書いてしまったので、
科目習得試験についてはまた改めて記載したいと思います。