大和文華館の今年最後の特別企画展「明清の美ー15〜20世紀中国の美術ー」に行って来ました。
会員になっていると、今回の展覧会の図録(小冊子、800円)が無料で頂けるんですよね。
頂いてまいりました(ありがとうございます)。
中国の明は漢王朝ですが、清は満州の女真族による征服王朝なんですけれど、
モンゴルによる元のときと同じく、征服王朝時代のほうが外国の様々な文化を取り入れていて(中国の文化を抑圧するのではなく中国文化に外国文化が積極的に取り入れられていて)とっても面白いんですよね。
郎世寧(カスティリオーネ)筆と伝えられる上記の肖像画など洋風中国画ですね。
見ごたえがあります。
来日したとも伝えられる余ッ(よすう)という画家によるこの絵、梧桐(あおぎり)の下にウサギが遊んでいますが、描かれている梧桐、ホウセンカ、クコやウサギにはそれぞれ天下泰平、長寿や子孫繫栄があらわされているそうです。
勉強になりました。
会期は12月25日までとなっています。