2022年05月01日

(壬寅4月の雑感)卯月は去った

4月より新年度、ですが今年になってから会社に行っていないし、奈良大学3年に編入したといっても通信教育なので切れ目は感じませんでしたが、20日に大学で履修届を出したテキスト類が届いたのでちょっと慌てだしました。 これまで毎日が日曜日だったので、服装もいつも休みの日に着ているスウェット類で(毎日お休みですからこれが相当ヨレヨレになっていて)楽な服装でしたけれど、気分を引き締めるため、昨年まで会社に行っていたころの服に着替えることに。 といっても会社は数年前にドレスコードが自由化、いわゆる私服で何を着て行ってもよくなったのでスーツは着なくて、伸縮する素材のパンツにボタンダウンのシャツや開襟シャツですけれど、それに着替えることにしました。 それでも気分は引き締まりまるんですよね。 ちょっと新生活の始まりといった感じになりました。

しかし届いたテキスト、改めて見てその分量・内容にひるみました。 美術史概論「日本仏像史」はまだ得意分野なのでさっそく読んでレポートも提出しましたが、続く東洋史概論「概説 中国史(上・下)」でさっそく躓きました。 難しい。 何がってまず漢字が難しい、ルビはほとんどなく、概説と書かれてはいるけど詳細にすぎて、眼は文字を追ってはいてもサッパリ頭に入ってきません。 眠くなるばかり・・・ 大学受験の時は世界史は大得意科目でしたけれど、書いてある事柄・年号などを覚える受験勉強じゃないですものね。 また自分に興味ある事項が面白く書かれている一般書や小説を読むのとは違うことにも気付きました。 さっそくご近所図書館に行き、参考になりそうな書物を数冊見つけ、まずこちらの書物でおおまかな内容を掴むことに。 難しい漢字にはルビがふってあり、地図やイラストもあるし、何より解りやすい文書で書かれてます。 1冊の本を読み進めるのに、数冊の本で調べるなんて・・・大変ですけれど、それが勉強というものなのだな、と改めて思いました。 先は険しいですけど、通れない道ではないと思うので、頑張ります。

さて大学生になった特権もあります。 学割ですね。 通信教育なのでスクーリング以外の交通費の学割はありませんが、美術館・博物館などの施設では大学生で入場できますし、京都と奈良の国立博物館では、奈良大学がキャンパスメンバーズに加盟してくれているので常設展は無料、企画展でも 400円という破格の入場料で鑑賞できます。 さっそく28日には奈良国立博物館で開催中の「大安寺のすべて」(大人 1,800円、大学生 1,500円)に 400円で入りました。 そこで知ったのですが、奈良国立博物館ではキャンパスメンバーズ・ポイントカードというのがあって、スタンプ3つ(3回行くと)オリジナルグッズが頂けるそうです。 これからもせいぜい利用させて頂きましょう。 5月21日には「大安寺のすべて」公開講座Aの抽選に当たりましたしね(公開講座@は外れたけれど)。

ご近所美術館で会員になっている大和文華館、22日に特別企画展「泰西王侯騎馬図屏風と松浦屏風 −越境する美術−」に行ってきました。 泰西王侯騎馬図屏風は 38年ぶりでしょうか、東京勤務だった社会人2年目、その頃は赤坂見附にあったサントリー美術館で見た記憶があります。 安土桃山時代の日本人が日本画の画材を駆使して描いた西洋画風の屏風絵。 金箔も貼ってありますよ。 初めて見たときの驚きを思い出しました。 会期は5月15日まで。 会員なので会期末までもう1回は行くつもり。

これだけ書くと、行動的に動きまわっているようですけれど、いつもどおり自宅と実家の往復と、その間に食品スーパーで食材を捕獲する毎日を繰り返しています。 そこに大学の勉強が加わったので、読書の時間、音楽を聴く時間が無くなりました。 ということで、リフレッシュのための時間が必要なのですね。 もっとも美術館・博物館巡りも卒論のネタ探しという側面もありますけれど・・・

とにかく人生100年時代、いま一度脳ミソを活性化させたいと思います。 コロナになどかかってられるか、免疫力も高めてなんとか乗り切りましょう。

posted by fronte360 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 22-雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする