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2021年10月01日

(辛丑9月の雑感)長月は去った

新型コロナの感染爆発の様相だった8月より、9月は一転して専門家も首をかしげるほどの感染者数の急激な減少。 緊急事態宣言が出ている19都道府県では宣言解除となるそうです。 するとさっそくGOTO復活の声も聞かれるようになりましたね。 大阪の知事など待ってましたとばかり前向きな発言を繰り広げていますが、大阪の野戦病院はどうなったのでしょう。 いいかげん行き当たりばったりのウケ狙いは止めて欲しいのだけれど。

そんな緊急事態宣言下の9月でありましたけれど、今月はちょっとオーバーワークだったかな。 今春に浮上した職場の事業所統合(なんばにある子会社の事業所を新大阪のオフィスへ統合)、50名ほどの社員が増えて200名規模となりました。 150名のところに200名を詰め込む、といってもこのご時世ですから、テレワーク主体で出社率は半分以下(通常は3割程度)を想定。 この新大阪オフィスに移転してきてまだ6年ですが(このときは移転主体として1億3千万円の移転稟議を書いたことは思い出です)、その時に購入した机などまだ新しいですが、これら什器を入れ替え、原則フリーアドレスの(ちょっとだけ)おしゃれなフロアになりました。 このオフィス統合、主体は本社企画部ですので先の時のようなワクワク感はありませんが、手下として働かねばならぬポジション。 現場監督ではありませんが、業者作業の立ち会いなど、先月26,27日は午前0時までの深夜勤務をし、今月の11,12日と休日出勤。 新しいオフィスを整え、古い什器備品類の廃却など、久しぶりにドタバタとやっておりました。 このオフィスともあと少しでおさらばなので、最後のご奉公ではないかと。

コロナ禍で先月は延期した高知行きも、新規感染者数の激減(高知は連日1桁、26日には48日ぶりのゼロ)で予定どおり25日の夜行バスで26日早朝に高知入りし、28日朝のバスで戻ってきました。 いつもながら高知市街はバスで素通り、車窓より眺めるのみでもう1年以上も足を踏み入れていません。 次回あたりは、鏡川沿いに歩いて市街地に出てみるのもいいかな、と思いましたが、出てみても特にしたいこともないのですけれどね。 今回も所用を済ませ、ご近所マーケットをはしごして高知食材(生カツオ刺身、どろめ、りゅうきゅう)を捕獲、午前中は部屋でのんびりと読書などをし、夕方から早めの夕食とアルコールで廃人となっておりました。 ここが棲家、理想なんですけどねぇ、うまくいきませんねぇ。

読書、月初は図書館予約の本が間に合わず、手持ちの岩波文庫より芥川龍之介「羅生門・鼻・芋粥・偸盗」の再読からスタート、古典を範として短いながらも読み応え充分でした。 図書館より「おせいカモカの昭和愛惜」(田辺聖子)、古典に精通したおせいさん、田辺聖子さんの本って読んだことなかったので適当に選びましたが、過去のエッセイなどより諫言を集めたものでした、次は小説にチャレンジしましょう。 そして先月より引き続き文化財のお勉強用として借りた大著「古典彫刻技法大全」(薮内佐斗司)、これはカラー写真が豊富で仏像製作・修理のための技法をまさに大全として集約。 大判で文章量も多くて丁寧に写真を眺めながら読んでいたら期日までに読み切れないかも・・・と。 いっそ買おうかな、など心をよぎりましたが、重かったけれど通勤時にも買い物袋に入れて読み進めてなんとか期日までに読了。 やっぱ欲しいな、この本。 思案中です。 ちなみにこの時に調べていたら東京芸大を定年退官された薮内佐斗司さん、奈良県立美術館の館長に就任されていたのですね。 県立美術館にも行かなくては。

「廃寺のみ仏たちは、今(奈良県東部編)」(小倉つき子)、明治初年に吹き荒れた廃仏毀釈で廃寺になった寺の仏像は他寺に預けられたものが多いとか。 寺に伝わる記録などより客仏として安置されている仏像の伝来を追った本書はなかなかの力作でした。 「国宝ロストワールド」(岡塚章子、金子隆一、説田晃大)、明治、大正、昭和に撮影された国宝の写真、荒廃した国宝の姿(腕の撮れた阿修羅は有名)や戦火で消失した国宝なども含め、文化財保護の観点からも貴重な資料でした。 「仏像さんを師とせよ、仏像修理の現場から」(八坂寿史)、岡倉天心によって創設された仏像修理を専門に手掛ける美術院国宝修理所で現在仏像修理工房のトップを務める方による仏像修復の心構え、考えがよくわかった本でした。 そして現在の読書は、自宅書架にあった西岡常一さん(と聞いて宮大工とわかる人はツウですね)。 これからもしばし文化財を追いかけてゆこうと思っています。

ご近所美術館、会員になっている大和文華館には足を伸ばせませんでしたが、早朝散歩で館の前をいつも通り過ぎていた松柏美術館には19日ようやく伺うことができました。 展覧会「下絵と素描に見る上村松園 ―珠玉の絵画を求めて―」、初めてみる下絵もあり、いつもながら制作過程を覗き見するみたいで興味を掻き立てられました。 紙が貴重だったので、切った貼った、時には裏にも書いていらして、ひた向きさを強く感じた次第です。 大和文華館「祈りと救いの仏教美術」にも行かなくては・・・ そして中野美術館にも久しぶりに行ってみたいな。 徒歩圏に3つも美術館があるなんてシアワセですね。

さて9月も終わって10月、コロナ禍となる前ならば、この季節の休みの日は演奏会とハイキングに明け暮れていたものでした。 今でもアマオケの皆さんより招待状を届けてくださいますが、申し訳ありません、高齢な母親のもとに連日通っていることもあって、人の集まる場所やイベントはパスさせていただいています。 演奏会場での感染防止対策の徹底、追跡システムの導入、座席数の削減はもとより、練習場所においても感染防止のために不自由な思いをされながら練習を積まれ、やっとのことで演奏会を開催されているのは分かっているつもりですけれど・・・ごめんなさい。

いつまで続くコロナ禍、来月もコロナに罹らず、このような駄文がまた書けますように。

posted by fronte360 at 01:00| Comment(0) | 21-雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする