新型コロナウィルス感染、第2波を抑えて、お家で良い音楽を♪
ちょっとハマってしまった感のある田園交響曲シリーズ、29歳になった若きマゼールが颯爽とベルリンフィルをドライブした1956-60年の録音を聴いてましたが、そのことを頭から離してしますとまっとうな演奏ですね。 きちんと纏めたみたいな、ちょっとインパクトが少ない。 そこで次の音盤を。
レコード棚を漁っていたら、こんな盤も買っていたんやなぁ、と忘れてました。 今は亡き数寄屋橋ハンターの100円のシールが貼ってあるコロムビア・ダイアモンド1000シリーズのベスト・カプリング20より、ヨーゼフ・クリップス指揮ロンドン交響楽団。 カプリング曲は、ベートーヴェンのレオノーレ序曲第3番。 ターンテーブルに載せて針を下ろすと、いきなりレオノーレが始まって吃驚。 慌てて飛ばして、田園を聴き進めます。
穏やかですね、自然な音楽の流れでとつとつと歌い上げてゆきます。 気持の和む田園交響曲。 白眉は盤面をひっくり返した第2楽章でしょう。 木管楽器がまろやかに唄い、弦楽器が寄り添いながら自然な高揚感。 そして空気感というのかな、音楽が前にではなく、横に拡がって包み込んでくれる感じですね。 安心感があるレガートでつないでゆくのですけど、決して甘ったるく感じさせないのはウィーンの職人技の成せるところかと。
第3楽章でも自然な高揚感、そして第4楽章の嵐の場面ではオケが強奏しているのですけれども響きの角を落とし刺激的な音を廃しても充分迫力。 そしてそのままのテンションを保ったまま終楽章の突入して高らかに歌いあげてゆきます。 変わったことは何一つしていない穏やかな田園ですが、それだけで終わらない懐の深い職人技の光る田園交響曲でした。
NAXOS MUSIC LIBRALY では、第5番や第7番はあるのですが、第6番は見当たりません。 ただし、田園交響曲で検索すると、第1楽章のみ出てきました。
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ベートーヴェン/「レオノーレ」序曲第3番 op.72a
ベートーヴェン/交響曲第6番へ長調op.68「田園」
ヨーゼフ・クリップス指揮 ロンドン交響楽団
録音: 1960年1月 ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール (ロンドン)
レコード・プレーヤは、Techinics のリニアトラッキング・アームによる SL-6 (SL-10 や SL-7 のような人気機種ではないので安価で捕獲)。 YAMAHA の GTラックの上に置くと、周りにスペースが開いて淋しいので怪獣のソフビ人形を置いてます。
子供が小さい頃に買求めたものですが、親の趣味が反映されてます。 ジャイガー、ギロン、バルゴン、バイラス、ジグラ、ギャオス(これらは初期のガメラ・シリーズですね)あと、モスラ、ウィンダム(ウルトラセブンのカプセル怪獣、セブンが戦えないときに代理で戦ってくれる怪獣ですね)、ウルトラセブン、イカルス星人、エレキング、キングギドラです。
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