新型コロナウィルス感染拡大防止のために外出を控えて、お家で良い音楽を♪
今日は新型コロナ対策で急きょ付与された特別休日を取得して臨時休業です。
カラヤンによるウィーンフィルの「ニューイヤー・コンサート」を聴いたのならば、クライバーが1989年に初登場したときもエポックメイキングでしたね。 ワクワクしながら画面を食い入るように見ていたものです。 この時の実況録音盤も取り出してきました。 カラヤンも素敵ですが、クライバーはより自由というか楽しい演奏ですね。 オケも指揮者も楽しんで演奏しているように思えます。
ニューイヤー・コンサートの指揮者、カラヤン以前はロリン・マゼール、その前はウィリー・ボスコフスキーが連続して担当していましたが、カラヤンが指揮した1987年以降は毎年指揮者が変わるようになりましたね(2年連続出演は無し)。 1988年はアバドでしたが、記憶になく(見てもいないはず)、翌 1989年のカルロス・クライバーの登場に、大きな期待を持ってテレビの前に座ったことを思い出します。 当時のカルロス・クライバー、年に2、3回しか演奏会に登場せず、しかもその演奏会もいつキャンセルされるかもしれず、それでいて人気抜群のカリスマ指揮者でした。
収録曲、カラヤンのと違ってマイナーな曲も散りばめられていますが、ども曲も生命感を伴っていて、クライバーの魔術にかかったように楽しめますね。 そしてカラヤンの時よりも、曲を聴いているとクライバーが指揮する映像が脳裏に浮かんでくるのは当方だけでしょうか。 はにかんだような笑顔で右腕をヒラヒラさせながら曲を進めてゆき、興を乗せてスピードアップするときは左腕がグルグルと回り、オケが走って演奏を続けるのを指揮台の枠にもたれながら指揮するのを止めて眺めてる・・・などなど、いかがでしょうか。
カラヤンとクライバーのニューイヤー・コンサート、どちらが巧い、好き、という問題ではなく、双璧でしょう。 ともに聴いて楽しい、幸せな気分になれます。 これを超えるニューイヤー・コンサートはもう現れないのような気がします。
この1989年のニューイヤーのレーザーディスクも持っていますが、カラヤンのと同様に1階に引っ越したステレオ装置とは切り離されて2階の物置同然の所に置いてあります。 こちらも復活させたい。
ちなみに今回調べてみて知ったのですが、クライバーが2回目に登場した 1992年のニューイヤー・コンサートは、当初バーンスタインが指揮者だったそうですね。 バーンスタインの死去により代役としての登場であったとか。 またクライバーとバーンスタインは親交もあったと Wikipedia には書いてました。
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CD−1
ヨハン・シュトラウス2世/加速度ワルツ 作品234
ヨハン・シュトラウス2世/田園のポルカ 作品276
ヨハン・シュトラウス2世/ワルツ「わが家で」 作品361
ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ・マズルカ「とんぼ」 作品204
ヨハン・シュトラウス2世/喜歌劇「こうもり」序曲
ヨハン・シュトラウス2世/ワルツ「芸術家の生活」 作品316
ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ「風車」 作品57
CD−2
ヨハン・シュトラウス2世/ポルカ「ハンガリー万歳!」 作品332
ヨハン・シュトラウス2世/ポルカ「クラップフェンの森で」 作品336
ヨハン・シュトラウス2世/ワルツ「春の声」 作品410
ヨハン・シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス/ピチカート・ポルカ
ヨハン・シュトラウス2世/オペラ「騎士パズマン」チャルダーシュ
ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ「おしゃべりなかわいい口」 作品245
ヨーゼフ・シュトラウス/ジョッキー・ポルカ 作品278
ヨハン・シュトラウス2世/ワルツ「美しく青きドナウ」 作品314
ヨハン・シュトラウス1世/ラデツキー行進曲 作品228
カルロス・クライバー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1989年1月1日 ウィーン、ムジークフェラインザール