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2020年05月02日

カラヤン/BPO、メンデルスゾーン/交響曲全集(CD-2)

新型コロナで緊急事態宣言が出ていますので、せめてお家で良い音楽を♪

このところちょっと渋めなオトマール・スィトナーを聴いてきましたが、圧倒的な演奏へと回帰、カラヤン指揮によるベルリン・フィルの演奏よりメンデルスゾーンの交響曲全集。 CD−2です。

第2番「讃歌」、演奏会にかかることも少なく(当方は1回のみ実演有り、トーマス・ザンデルリング指揮大阪シンフォニカー)あまり馴染みのない方も多いと思いますが、ベートーヴェンの第九ように、第1部が3楽章のシンフォニア、第2部が独唱と合唱によるカンタータ楽章。
1840年6月、ライプツィヒで開催されたヨハネス・グーテンベルクの印刷技術完成400周年記念祝典のためライプツィヒ市より委嘱されて作曲した交響曲です。 1時間ちょっとの大曲です。

まずは第1楽章冒頭、3本のトロンボーンによって厳かに奏される主題。
ちょっと間違うと陳腐にも感じるものですが、実に堂々たる開始。 ここより一気に惹き込まれてゆきます。 ここのコーダでまた力強いトロンボーンによる主題のあと、素敵なのがクラリネットのソロ(カデンツァ)ですね。
そしてそのままアタッカで入る第2楽章もまた柔らかな弦楽アンサンブルとオーボエの絡みもまた美しい。 巧いオケですね。

第2部も堂々たるもの。 ともすると長さから聴き手の緊張が切れることもあったりしますが、ここでもカラヤンは聴かせ上手です。 飽きさせません。
そして何より終曲の迫力もまた圧倒的。 この重量感を持った響きは1970年前後のBPOの重厚な響き(先のシューマン交響曲全集も同じ)。 圧巻です。

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P5012752 posted by (C)fronte360

 CD−1
  メンデルスゾーン/交響曲第1番 ハ短調 Op.11
  メンデルスゾーン/交響曲第5番 ニ短調「宗教改革」 Op.107
 CD−2
  メンデルスゾーン/交響曲第2番 変ロ長調「讃歌」 Op.52 -*
 CD−3
  メンデルスゾーン/交響曲第3番 イ短調「スコットランド」 Op.56
  メンデルスゾーン/交響曲第4番 イ長調「イタリア」 Op.90

  ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   エディト・マティス(S) -*、リゼロッテ・レープマン(S) -*、
   ヴェルナー・ホルヴェーク(T) -*
   ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 -*

    録音:1971/1(3,4番),1971/2(5番),1972/9(2番),1972/11(1番)
       ベルリン・イエス・キリスト教会

 
posted by fronte360 at 01:00| Comment(0) | 20-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月01日

南沙織/Hello! Cynthia(ハロー・シンシア), using SL-6 & AU-D707X DECADE

コロナ禍、散歩していてもソーシャル・ディスタンスを気にしていたり、やはりとこか神経を擦り減らしているようです。

屈託のなく心をゆるせる音楽、こんな時はもちろんアナログ・レコードで、サブ・スピーカー(Technics SB-X1 )を使って聴くのは、南沙織さまで一番好きなアルバム「Hello! Cynthia(ハロー・シンシア)」。 1977年8月21日発売、通算17枚目のオリジナル・アルバム。

帯広での学生時代、当時すでに南沙織さまは引退・結婚されていましたけれども、帯広の中古レコード屋さんで捕獲したレコードの1枚です。 シングル・カットされた「街角のラブソング」もいいですが、しみじみと心に滲みるのはB面。 冒頭の「シングル・ルーム」、そしてシングルB面になった「青春(はる)の電車」から全部、一人で恋人を待つ心象風景が描かれています。

1975年発売の「人恋しくて」で田山雅充が作曲を担当してから、彼に鼻濁音を徹底的に指摘された効果もあって、歌唱力の幅もぐんと拡がりました。
そして「プロフィール」の中里綴さんの詩や、岡田富美子さんの詩による「シングル・ルーム」「愛ほのぼの」など作詞家の共感も得て、アイドルではなく22歳の等身大のシンガーとしての魅力が伝わってくる銘盤だと思っています。

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P5012754 posted by (C)fronte360

Side A
 黄昏ドライブイン
     作詞・作曲: つのだひろ 、編曲: 萩田光雄
 バースデイ・トゥデイ
     作詞・作曲:つのだひろ 、編曲: 萩田光雄
 第三者
     作詞: 中里綴 、作曲: 梅垣達志 、編曲: 萩田光雄
 船乗りジミー
     作詞・作曲: つのだひろ 、編曲: 萩田光雄
 街角のラブソング
     作詞・作曲: つのだひろ 、編曲: 萩田光雄
 ピ・リ・オ・ド
     作詞: 中里綴 、作曲: 梅垣達志 、編曲: 萩田光雄

Side B
 シングル・ルーム
     作詞: 岡田冨美子 、作曲: 梅垣達志 、編曲: 萩田光雄
 青春の電車
     作詞・作曲: つのだひろ 、編曲: 萩田光雄
 はじめまして
     作詞・作曲: つのだひろ 、編曲: 萩田光雄
 秋がくるから淋しいのです
     作詞: 岡田冨美子 、作曲: 梅垣達志 、編曲: 萩田光雄
 プロフィール
     作詞: 中里綴 、作曲: 梅垣達志 、編曲: 萩田光雄
 愛ほのぼの
     作詞: 岡田冨美子 、作曲: 梅垣達志 、編曲: 萩田光雄

posted by fronte360 at 20:33| Comment(0) | 17〜20-POPs全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カラヤン/BPO、メンデルスゾーン/交響曲全集(CD-1)

新型コロナで緊急事態宣言が出ていますので、せめてお家で良い音楽を♪

このところちょっと渋めなオトマール・スィトナーを聴いてきましたが、圧倒的な演奏へと回帰、カラヤン指揮によるベルリンフィルの演奏よりメンデルスゾーンの交響曲全集です。

メンデルスゾーンの交響曲というと、第4番「イタリア」が有名で、続いて第3番「スコットランド」というイメージでしょうけれど、カラヤンのこのCDでは、この2曲は個人的にはあまりお薦めしません。
第1番、第2番「讃歌」、第5番「宗教改革」がお薦め。 この3曲、あまり目立った曲ではありませんが、いずれも堂々たる演奏です。

第1番、メンデルスゾーンが15歳の1824年に書かれた曲ですが、カラヤンは、BPOの重厚な弦楽アンサンブルを駆使、巨匠の音楽を聴いているようです。

メンデルスゾーンはご存知のとおり神童、1821〜23年にかけて、既に弦楽のための交響曲を12曲も作曲し、この曲は当初第13番とされたとおり、弦アンサンブルの妙が随所に聴かれます。 しかも1970年前後の分厚いベルリン・フィルの弦を駆使したカラヤンの絶妙な棒が冴え渡っています。
終楽章、フーガのように畳み掛ける場面など圧巻、興奮します。

第5番「宗教改革」、熱心なルター派の信者であったメンデルスゾーンがルーテル教会300周年を記念して書いた曲(でも300年祭には間に合わず)、何度か演奏し手を入れたそうですが、本人は曲の出来には納得できなかったそうですね。
カラヤンは覇気を持ってベルリン・フィルを駆使してこの曲を立体的に鳴らし、立派で堂々たる演奏としています。

第1楽章冒頭、祈りに似た厳かな曲の流れ、陰影をつけながらもたっぷりと、難しい部分ですがさすが聴かせ上手やなと感心。 そして力強い主題提示、展開部をスピード感で興奮させたあとじっくりと「ドレスデン・アーメン」
そしてまた次第に熱く燃える音楽としての着地。 力入ります。

第2楽章以降もチャーミングな木管、腰の据わったベルリン・フィルの弦楽アンサンブルによって起伏を持たせた音楽とし、駆け抜けます。 うん、聴きごたえ充分です。

P5012752
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 CD−1
  メンデルスゾーン/交響曲第1番 ハ短調 Op.11
  メンデルスゾーン/交響曲第5番 ニ短調「宗教改革」 Op.107
 CD−2
  メンデルスゾーン/交響曲第2番 変ロ長調「讃歌」 Op.52 -*
 CD−3
  メンデルスゾーン/交響曲第3番 イ短調「スコットランド」 Op.56
  メンデルスゾーン/交響曲第4番 イ長調「イタリア」 Op.90

  ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   エディト・マティス(S) -*、リゼロッテ・レープマン(S) -*、
   ヴェルナー・ホルヴェーク(T) -*
   ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 -*

    録音:1971/1(3,4番),1971/2(5番),1972/9(2番),1972/11(1番)
       ベルリン・イエス・キリスト教会

posted by fronte360 at 07:23| Comment(0) | 20-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

(庚子4月の雑感)卯月は去った

新年度の始まりも、新型コロナウィルス騒ぎは止まることを知らず、緊急事態宣言発出、外出自粛、人の接触80%削減、休業要請も出されました。

会社で事務所管理の仕事もしているので、当オフィスも原則在宅勤務の指示、出勤者が8割減でもオフィスが開いている限り出勤せねばならない立場です。
しかし6月末まで10日間の特別休日が支給されました。 最小限の出勤との指示も出て、いきなり27-28日に休暇指示が出てGWが12連休となりました。

とは言えハイキングもなく演奏会もなくなり図書館も閉まってしまいました。
奈良市立図書館では当初利用制限で、ネット・電話での予約本の貸出を行い、一時期閲覧室も開放されましたが、緊急事態宣言を受けて5月末まで休館。
大阪市立図書館は5月6日まで休館のままですが、延長されるでしょうね。
行ける所は、スーパーマーケットと実家くらいになってしまいました。

通勤や実家通い、毎日の散歩などの外出時、人が大幅に減った電車内でも、マスク携行が必須となり、周りの人間との距離感にも気を使うため、神経が疲れてしまいますね。 慣れるしかないのでしょうね。

読書は、山崎豊子の後、彼女の毎日新聞時代の上司・井上副部長こと井上靖、その自伝的小説三部作の最後「冬の海」読了したあと「敦煌」。
この後は上述の理由でストップ。 手元の坂口安吾を手に取りましたけど、電車内の読書意欲が萎えてしまいました。 じっと目をつぶって座ってます。

代わって電車内でも音楽を聴く時間が増えました。
昨年10月12日、台風来訪で家に閉じ込まれたときに2階より1階に移動したステレオ装置に、10日(金) 年次休暇消化で休みましたが、新型コロナ禍の閉塞感打破も手伝ってサブ・スピーカーも移動し、ほぼフル・ラインナップ。
さらに26日(日)にはレコード盤を約250枚追加で持ってきました。
曲や時間によってスピーカーを切替える楽しみも増え、ステレオ稼働率向上。
ブログの音楽記事も増えました。

そしてGW突入、本来なら子どもたちがいる高知・東京に行つもりでしたが、このご時世なので自粛。 ご近所散歩とよい音楽を聴いてストレス発散、それに体内アルコール消毒で乗り切りましょう。



posted by fronte360 at 06:35| Comment(0) | 20-雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする