2020年04月27日

エドゥアルト・シュトラウス、美しく青きドナウ/ウィーンの森の物語

土曜日、いきなり連絡あって今日と明日は新設された特別休日で休め、と。
会社システムでは便宜上「リフレッシュ休暇」を事後申請する事になりますが
まさにコロナ休暇です。

本来、29日から予定されていたGWでは、その中の平日 4/30,5/1 を使い
運転免許証の更新を目論んでましたけれど、奈良県にも緊急事態宣言が発出。
運転免許更新が出来なくなりました。 せめて今朝は有効期限の延長に行こう、
と思っていましたけれど、なんとなく出そびれました。

部屋の掃除をし、天気も良さそうなので、毛布などの洗濯大会としました。

洗濯機が仕上がるまでの間、テレビは面白くないので、レコード鑑賞。
昨日2階より持ってきた中より、気持が和みそうなのとして、コレをチョイス。

シュトラウス一家の末裔、エドゥアルトによるワルツ&ポルカ集です。

肩ひじ張らないウィーン流の自然体、特異な解釈や刺激的な響きは皆無。
ゆったりとしたテンポ設定、連綿と歌ってゆきます。

かつては、退屈やな、と思っていた時期もありましたけれども
こんな世相になると、このような演奏が心地良く感じられるようです。
見直しました。

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P4272744 posted by (C)fronte360

Side A
 J.シュトラウス2世/ウィーンの森の物語
 J.シュトラウス2世/トリッチ・トラッチ・ポルカ
 J.シュトラウス2世/皇帝円舞曲
 ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス2世/ピチカート・ポルカ

Side B
 J.シュトラウス2世/春の声
 J.シュトラウス2世/美しく青きドナウ
 ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ「風車」
 J.シュトラウス2世/芸術家の生活

  エドゥアルト・シュトラウス指揮 管弦楽団


posted by fronte360 at 10:49| Comment(0) | 20-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スィトナー/SKB、ブルックナー/交響曲第4番「ロマンティック」

新型コロナで緊急事態宣言が出ていますので、せめてお家で良い音楽を♪

このところ圧倒的な演奏を中心に聴いてましたが、今回ちょっと渋めですが、
オトマール・スィトナーを集中的に聴いています。

まずスィトナーといえば、NHK交響楽団の名誉指揮者としてN響アワーに
登場していたことを思い出す世代ですが、初来日が1971年、名誉指揮者就任が
1973年でした。 当方がN響アワーを見始めたのが1972年頃だったはずで、
もっと古くから来日していたと思ってました。

1990年東西ドイツ統一、ベルリン国立歌劇場のポストを降りてからは動向が
伝えられず、後年パーキンソン病で事実上の引退生活だったことが判明。
2010年逝去。 今では忘れ去られた指揮者の一人かもしれませんね。

当時よりドイツの音楽の先生、といった印象を持っていましたけれど、
今回、その音楽の先生に教わったブルックナーのロマンティック。
整然とした音楽の運びのなかで、この曲の魅力を自然と語ってくれている、
そんな感じのする演奏です。

豊饒な弦楽アンサンブル、木管もスマートに響かせ、明快に曲を運びます。
陰鬱になりそうな第2楽章も、旋律を浮かび上がらせ、絡み合わせ、
曲の構成をきちんと掴ませてくれて、退屈しません。

第3楽章の狩りの音楽、金管の咆哮もパワフルですけれど決して荒くなく、
奥行きを感じさせる立体的な響きでしっかりと演奏、明るく理知的な感じ。
自然な流れで整然と進めながらも雄大な終楽章。 聴き応えあります。

自分の個性よりも、曲の本質をしっかりと掴み、曲の自身の持つ良さを
自然と引き出した、派手さはありませんが、巧い演奏だと思います。
この曲に開眼させてもらったバイアスもあると思いますけれど。

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P4262743 posted by (C)fronte360

 ブルックナー/交響曲第4番「ロマンティック」(ノヴァーク版)
  オトマール・スィトナー指揮 シュターツカペレ・ベルリン
  録音:1988年10月10日〜14日 ベルリン・キリスト教会

このCD、新星堂より1991年に税込1,000円(当時消費税率 3%, 税抜971円)
で発売された SHINSEDO 1000 CLASSICS のドイツ・シャルプラッテン1000
1988年録音の3年後の発売で、ほぼ新譜なのに今更ながら気づきました。


posted by fronte360 at 01:00| Comment(0) | 20-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする