2020年03月06日

大阪散歩20200209_石切散策巡り: 旧河澄家

2月9日(日)は、近電電車の東花園駅長お薦めフリーハイキング
「こんなところに歴史発見!石切散策巡り」に行ってきました。
旧生駒トンネル、思ってもみなかった孔舎衛坂駅フェンスの中に入ったあと、
黄檗宗の禅寺・大龍寺より日下集落常夜灯を見て、直進します。

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ここは、江戸時代初期の香りを残す旧川澄家です。

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こんな所があったとは知りませんでした。

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河澄家
南北朝時代の応安二年(1369年)に入滅した日下連(くさかむらじ)河澄与市大戸清正に遡り、江戸時代には代々作兵衛を名乗り、日下村の庄屋を務めた旧家です。
長きにわたるその歴史の中で、文学に親しみ、地域の発展に貢献し、河澄家からも秀でた人物を輩出しました。
第15代当主・常之は国文学者 上田秋成 と親交があり、秋成の随筆『山霧記』にも河澄家を訪れたことが記されています。
第19代当主・雄次郎は教育に熱心で、小学校設立に私財を投じて尽力しました。その雄次郎の孫に当たる、タカは明星派の歌人「石上露子」として活躍したとの記録があります。
(東大阪市指定文化財・旧川澄家HP「旧川澄家について」より)

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住宅
3棟の建物と主庭、裏庭、「日下のかや」として東大阪市の天然記念物に指定されたカヤの木を敷地内に有します。
平成21年3月に保存修理工事が完了して、平成23年5月より一般公開を行っています。
敷地中央に江戸時代初期の様式でたてられた主屋があり、西側に奥座敷「棲鶴楼」、奥手に土蔵の配置がなされ、このうち主屋と奥座敷「棲鶴楼」及び庭園を含む敷地が平成13年11月8日に東大阪市の文化財に指定されています。
主屋は桁行十二間×梁間五間半、棲鶴楼は桁行四間×梁間五間で江戸時代の姿に修復されています。主屋に残る大黒柱・庭大黒柱など数本は建築当初のまま残されている貴重な資料です。
(東大阪市指定文化財・旧川澄家HP「旧川澄家について」より)

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ぐるっと中を見て回りました。

貸室もあり、陶芸展やひな祭り茶会&筝曲コンサートの企画もありますが、
この度の新型コロナウィルス感染拡大防止のために中止だそうです。


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2020年03月05日

大阪散歩20200209_石切散策巡り:日下集落常夜灯

大阪散歩、途中で「高島屋東別館建物ツアー」を割り込ませましたが、
これよりまた「石切散策巡り」の続きを掲載します。

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2月9日(日)は、近電電車の東花園駅長お薦めフリーハイキング
「こんなところに歴史発見!石切散策巡り」に行ってきました。
旧生駒トンネル、思ってもみなかった孔舎衛坂駅フェンスの中に入ったあと、
少々まだ興奮を引きづったまま黄檗宗の禅寺・大龍寺に立ち寄りました。

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大龍寺を出て次を目指してまた歩き始めます。

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この先に祠と石灯篭がありますね。

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日下集落常夜灯
地蔵堂の横にある常夜灯の竿の文字は生駒山人(森文雄)の筆です。
生駒山人は漢学者で、京都の頼山陽と並び称された人です。
(東大阪観光協会「東大阪ええトコmap 文学散歩 日下・石切周辺」)

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立派な石灯篭ですが、何を書いてあるか・・・

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当方にはさっぱり分かりませんでした。

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次は、この地蔵堂前の道を進んでゆきます。


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2020年03月04日

大阪散歩20200223_高島屋東別館建物ツアー:おしまい

2月23日(日)、今年1月にリノベーション再オープンされた高島屋東別館。
リニューアルオープン高島屋史料館イベント「高島屋東別館建物ツアー」
その参加記録です。 ホテルの入り口より入って北に向かって進みます。

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天井板に注目
すべて覆っていなくて、柱の隙間から元の天井の装飾も覗き見られます。

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今度は高島屋史料館のある1階北側の階段

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換気口、アカンサス・モチーフがここにも。

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もっとも換気口としては嵌めころしでダミーだそうです。

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天井の何かな、ここにもアカンサス・モチーフ

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天井塔はもちろんアカンサス・モチーフ

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最後になりましたが、この建物を設計したのは文豪・夏目漱石の義弟で
百貨店建築の名手と言われた鈴木禎次。

名古屋で鈴木建築事務所を開設し、生涯80におよぶ建築物を手掛け、
そのうち半数が名古屋市内に集中。 別名「名古屋をつくった建築家」。

松坂屋(名古屋が本社ですね)大阪店を作るにあたって、
鈴木建築事務所の若手を3〜6ヵ月にわたり欧米の百貨店を視察に行かせ、
その成果がこの建物に凝縮されたとのことでした。

以上、高島屋東別館建物ツアーでした。

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2020年03月03日

大阪散歩20200223_高島屋東別館建物ツアー:屋内へ

2月23日(日)、今年1月にリノベーション再オープンされた高島屋東別館。
リニューアルオープン高島屋史料館イベント「高島屋東別館建物ツアー」
その参加記録です。 堺筋に面して歩きます。

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売り場面積を削り、大理石をふんだんに使った67mの空間を市民に提供。
百貨店文化華やかなりし時代の遺産ですね。

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アーケードを通って北側に移動。
見あげると最上階がアーチになっていて、安定感を醸し出しています。

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ホテル・シタディーンなんば大阪の入口より建物の中に入ります。
まずは大理石をふんだんに使った階段。

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照明器具は後年取り付けらたものらしいですが、
そのまま残しているそうです。

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使っていない階段なのですが、いかにも下に続き

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上にも続いているように巧く見せかけてますね。 鏡が貼ってあります。

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オブジェとしてトランクなど置いてお洒落な空間を出してます。

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2020年03月02日

大阪散歩20200223_高島屋東別館建物ツアー:屋外

2月23日(日)、今年1月にリノベーション再オープンされた高島屋東別館。
リニューアルオープン高島屋史料館イベント「高島屋東別館建物ツアー」
その参加記録です。 1階北東の荷捌き(?)場所より屋外に出ました。

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この写真の左側の塔のようなものに着目。
昭和初期の大阪はスモッグなど空気が汚れていたそうです。
屋上より取入れた外気を綺麗にし各階に送風するための装置ですが、
ダクトをむき出しにせず塔のようにし最上階にアーチの窓型もあしらいも!

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また外壁のテラコッタと呼ばれる外壁タイルを全面張り替えたそうですが、
この塔のような部分のみ、建築当時の姿を残すため、当時のテラコッタを
使っているそうです。 よって見た目がちょっとデコボコしてますね。

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堺筋へと回り込みました。

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床の大理石にアカンサス・モチーフ

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柱にもアカンサス・モチーフ

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天井付近の壁にもアカンサス・モチーフ

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2020年03月01日

(庚子2月の雑感)一月往ぬる二月逃げる三月去る

一月は行く、二月は逃げる、三月は去る、のとおり2月も逃げてしまった。

新型コロナウィルス騒ぎが月半ばより急に激しく、国公立の美術館/博物館が
3月半ばまで臨時休館になり、小中学校も春休みまでいきなり休校になる
事態に。 そしてハイキング「酒蔵みてある記」も 22日以降全部中止です。

月の前半はこんな騒ぎになるとは思いもせず・・・以下ハイキングに参加。
2日(日) 酒蔵みてある記・久保本家酒造「初霞」(奈良)
8日(土) 酒蔵みてある記・奈良豊澤酒造「豊祝」(奈良)
9日(日) こんな所に歴史発見!石切散策巡り(大阪)
11日(火・祝) 古墳と古代遺跡を渡り歩く歴史散策の旅(京都・城陽)
15日(土) ご利益ハイキング第4弾ごきげんさん富田林(大阪)

中でも9日の石切散策、旧生駒トンネルのある孔舎衛坂駅跡に入れたのが
大きな収穫でした。 あと大阪城石垣のために切り出されて残った残念石
などなど、個人的にも散策してましたが、知らなかった所が満載でした。

ハイキング以外では・・・以下イベントなどに参加しました。
1日(土) 高島屋史料館・講演会「高島屋明治期の輸出染織品について」
10日(月) 国立民俗学博物館
23日(日) 高島屋史料館・東別館建物ツアー

「みんぱく」は 20年ぶり位でしょうか、同じような資料もありましたが、
音楽の展示のところに、横山ホットブラザースとかしまし娘のパネルがあり
驚きました。 時代は確実に進んでいるようです(取り残された気分?)。
また高島屋史料館のイベントは興味尽きず機会があればまた参加したいな。

演奏会は以下の2つに参加
16日(日) オーケストラ千里山 第29回演奏会
23日(日) オーケストラ・ソノリテ 第38回定期演奏会

11日、同志社女子大のオペラ「フィガロの結婚」に行こうと思ってましたが
新島記念講堂に溢れる人、しかもオペラは長丁場、ウィルス感染を懸念し
富田林のハイキングに参加してしまいました。 ご利益あったかな?

土日休みに有給休暇(10日)も使い、休みの日は動きまわっていましたが、
新型コロナウィルス騒ぎによって3月の活動量はどうなることやら。
いつもながら図書館通いのため歩くでしょうが・・・まさか図書館も
この騒ぎで閉館するってことじゃないよなぁ(一抹の不安)。

読書は、山崎豊子の小説はすべて読んでしまったので、エッセイなど集めた
「山崎豊子 自作を語る 作品論 作家の使命・私の戦後」
「山崎豊子 自作を語る 人生編 大阪づくし・私の産声」
関係者による「山崎豊子読本」(新潮文庫編集部)も読了。
改めて凄い人が大阪にいたのだなと思ったしだい。

このほかの読書としては、図書館で見つけた吉村昭「彦九郎山河」と、
山崎豊子が勤務した毎日新聞大阪本社時代の上司である井上副部長こと
井上靖の代表作「あすなろ物語」を読了。
今度はしばらく井上靖を追いかけてみることにします。

繰り返しになりますが、新型コロナウィルス騒ぎによって、3月の予定も
見えにくくなっていますが、移動のシーズン、高知・東京に出没することが
できるでしょうか?
マスクはないけれど、せいぜい体内アルコール消毒で乗り切りましょう。


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