2020年03月16日

大阪散歩20200209_石切散策巡り: 根津家石灯籠

2月9日(日)は、近電電車の東花園駅長お薦めフリーハイキング
「こんなところに歴史発見!石切散策巡り」に行ってきました。
旧生駒トンネル、思ってもみなかった孔舎衛坂駅フェンスの中に入ったあと、
大龍寺より日下集落常夜灯、旧河澄家、善根寺春日神社、大坂城残念石を見て

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今度は生駒山を左手に見ながら、ずっと南下しました。

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国道170号に出て、日下リージョンセンター

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谷崎潤一郎は、一時、日新高校の北、池之端付近の山中にあった大阪の豪商根津商店の別荘に住んでいました。その時庭園にあった石灯篭が日下リージョンセンター前に保存されています。
(東大阪観光協会「東大阪ええトコMap」より)

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谷崎はこのあと夙川に転居しますが、そこも根津家の別荘の離れだそうです。
この東大阪の地に谷崎が住んだのは、上田秋声の住居跡が近くにあった
ことによるとのことでした。 知らなんだ。

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これより国道170号線より離れて、東高野街道で更に南下しました。

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2020年03月15日

(2020年)4月の関西アマオケコンサート情報(追加)

2020年4月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※3/15(追加)
 4/18,25:シュペーテ弦楽四重奏団 第10回公演

我太呂さんより情報いただきました。
2009年結成、京都市や西宮市、芦屋市の教会を拠点に活動を続けているアマチュアの弦楽四重奏団。 工藤さんって以前かぶとやま交響楽団のコンマスやショスタコーヴィッチの研究家として本も出されてましたね(本職は土環境学の先生)。 珍しいアマチュアの弦楽四重奏団の演奏会です。 興味ある方は是非いらしてください。



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2020年03月14日

(2020年)4月の関西アマオケコンサート情報

2020年4月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について投稿します。

まだまだあると思いますけど、気付いたところで、個人的に興味あるところをピックアップしています。

この他にもありましたら、本家サイトの掲示板やコメントにて投稿をお願いします。こちらにも転載したいと思います(が、なかなか意気込みに反して動けないのが実情ですが)


4/12:クレー管弦楽団 クローバーコンサート2020(第10回定期公演)
4/18:河内長野フィルハーモニック 第3回定期演奏会
4/18:京都混声合唱団 創立95周年演奏会
4/19:オーケストラ・アンサンブル・フォルツァ 第24回定期演奏会
4/19:学園都市交響楽団 Spring Concert
4/19:川西市民オーケストラ 第8回ファミリーコンサート
4/25:大阪市民管弦楽団 第91回定期演奏会
4/26:チェロアンサンブルKobe 第3回定期演奏会
4/26:姫路交響楽団 第83回定期演奏会


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2020年03月13日

大阪散歩20200209_石切散策巡り: 大坂城残念石

2月9日(日)は、近電電車の東花園駅長お薦めフリーハイキング
「こんなところに歴史発見!石切散策巡り」に行ってきました。
旧生駒トンネル、思ってもみなかった孔舎衛坂駅フェンスの中に入ったあと、
大龍寺より日下集落常夜灯、旧河澄家より北上、善根寺春日神社の散策後は

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P2092166 posted by (C)fronte360

坂を下ってハイキングコースに戻ります。
善根寺春日神社のある小高い丘を回り込むように北上してゆくと人だかり。

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大きな石がありますね。

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大坂城築城に際して石垣のために切り出されたものの使われなかった
「大坂城残念石」だそうです。

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大阪城残念石
このあたりの山々では大坂城を築城するために大量の石が採取されていたという。別名=「残念石」。残念石とは、大坂城の石垣に選ばれながら、石垣になれなかった石のこと。運搬の途中に落ちてしまったりとか、なんらかの理由で大坂城に運ばれなかった石を、研究者たちはそう呼んでいる。実はこの残念石、大阪のあちこちで見かけられるが、石に残る大名の家紋やくさびの跡で見分けるのだとか。
(日本観光振興協会HP「大阪城残念石」より)

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ここに刻印がありました。

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今回のハイキング、いろいろな発見があって面白いですね。

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さあて、次を目指して歩くこととします。


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2020年03月12日

大阪散歩20200209_石切散策巡り: 善根寺春日神社(3)

2月9日(日)は、近電電車の東花園駅長お薦めフリーハイキング
「こんなところに歴史発見!石切散策巡り」に行ってきました。
旧生駒トンネル、思ってもみなかった孔舎衛坂駅フェンスの中に入ったあと、
大龍寺より日下集落常夜灯、旧河澄家より北上し、善根寺春日神社を散策。

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P2092165 posted by (C)fronte360

社殿の手前の玉垣の中に入ってみます。

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造酒斎殿
天児屋根命(あまのこやねのみこと)が同神社に立ち寄った際、村人らが新米で酒を造り、もてなしたのがお神酒造りのはじまりと言われています。近年では、秋の収穫に感謝する伝統行事として受け継がれ、その年に還暦を迎えた「宮座」とよばれる氏子が中心となってお神酒造りを行うことから、長寿を祝う行事ともなっています。この日、氏子たちは酒米およそ160kgを蒸しあげ、こうじ約36kgと生駒山中の湧水龍の口から汲まれ約280リットルが入った酒樽に酒米を順次投入していきます。
次に、お神酒は13日までの朝晩2回、宮座が長さ約2メートルのカイでかき混ぜ仕込みを行いお神酒を完成させます。お神酒は、15日の秋祭りには約500リットルのお神酒が出来上がり、還暦を迎えた宮座を祝う神事のあと、参拝者にふるまわれる。今でもゆかりの枚岡神社には届けています。
(造酒斎殿と造酒具は東大阪文化財保護条例により、文化財に指定されています。)
(「東大阪市善根寺春日神社・敬神会」HPより)

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苔生した磐座があり、玉垣で囲われています。

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本殿の屋根が見えました。

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磐座の脇の神鹿、鹿は春日神の使いです。

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枚岡神社の「なで鹿」と同じタッチの鹿さんですね。
名工日下の小平次作でしょうか。

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善根寺春日神社は明治五年(1872)に「枚岡神社」に合祀され、明治十四年(1881)に複社していますが、かつて境内には神宮寺であった「東光院」と呼ばれた真言宗の寺院があり、明治五年に廃寺となっています。社務所はその本堂の遺構の一部だそうで、遺物として宝暦八年の年号がある半鐘や釈迦如来、普賢菩薩、文殊菩薩木像、神鏡等が残されていたそうで、あと拝殿に掲げられている「春日社」の扁額も同様に遺物だと言う事です。
(「東大阪市善根寺春日神社・敬神会」HPより)


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2020年03月11日

大阪散歩20200209_石切散策巡り: 善根寺春日神社(2)

2月9日(日)は、近電電車の東花園駅長お薦めフリーハイキング
「こんなところに歴史発見!石切散策巡り」に行ってきました。
旧生駒トンネル、思ってもみなかった孔舎衛坂駅フェンスの中に入ったあと、
大龍寺より日下集落常夜灯、旧河澄家より北上し、善根寺春日神社を散策。

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P2092150 posted by (C)fronte360

社殿右側にこんな額がかかってます。

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善根寺春日神社(由緒)
神護景雲2年(768)、現在の東大阪市にある枚岡神社の分霊が、奈良の春日大社へ遷座された。遷座の縁で春日大社から当地へ武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売神の分霊が勧請され、これが当社の誕生となった。現在は神武天皇も含め13柱が祭神とされる。大阪府で唯一濁酒製造の免許があり、御神酒造り神事が行われる。これは王代津祭(おだいつまつり)(神武天皇が東征の折に当地の国人に酒餅を賜ったのを記念し、本来は旧暦4月15日に開催された)でお供えする御神酒を醸造する神事である。
春日神社敬神会が中心となり、還暦を迎えた男性を加えて、来年に還暦を控える男性など例年65〜80名が参加する。醸造方法は奈良の酒造元が改良し、参加資格も古式から変えられたが、山中にある湧水地「龍の口」で水汲み、伝統ある神事を、敬神会によって引き継でおります。神事は10月1日の水汲みに始まり、蒸米、米麹、水(龍の口の浄水)、乳酸、酵母を原材料に、朝夕2回の攪拌作業を経て醸され、14日の蔵出しには例年500g余りの御神酒が完成し、還暦を迎えた宮座を祝う神事のあと、参拝者にふるまわれる。今でもゆかりの枚岡神社には届けています。
醸造場所は、江戸時代末以前では当屋の邸内の仮設藁葺小屋であったとされるが、現在は春日神社境内の造酒齋殿を醸造場所とする。また酒殿は近年に改修され、醸造に使われていた木桶は修理職人不足と管理の都合からステンレス製に入れ替えました。しかし神棚は、酒殿の酵母に配慮し、そのまま引き継でおります。
例祭日   10月15日
(造酒斎殿と造酒具は東大阪文化財保護条例により、文化財に指定されています。)
(「東大阪市善根寺春日神社・敬神会」HPより)

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P2092155 posted by (C)fronte360

「春日社」の扁額の文字は江戸時代に梵字研究と仏教の復興につくした慈雲尊者(1718-1804)の筆により寛政6年(1794)に寄進されたものです。この額の裏面の刻銘にみえる「東光院」は、もと宮寺として明治のはじめまで境内に存在した真言宗の寺です。
(ハイキングマップより)

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境内の奥に進みますと、神牛。

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天満宮とお稲荷さんが祀られています。

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神牛の後ろには、神武東征の古戦場の石碑


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2020年03月10日

大阪散歩20200209_石切散策巡り: 善根寺春日神社

2月9日(日)は、近電電車の東花園駅長お薦めフリーハイキング
「こんなところに歴史発見!石切散策巡り」に行ってきました。
旧生駒トンネル、思ってもみなかった孔舎衛坂駅フェンスの中に入ったあと、
黄檗宗の禅寺・大龍寺より日下集落常夜灯、旧河澄家より北上して・・・

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P2092139 posted by (C)fronte360

鳥居が出てきました。 春日神社とあります。

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鳥居の横にはこんなものがありました。

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以下のように書かれていました。

春日神社
当社は善根寺の氏神で天児屋根命と比売大神の春日神をまつり宮座がある。社殿の南側にある承応三年(西暦1654年)の石灯籠には「檜皮御座」の文字があり春日神社若宮の屋根葺に奉仕する人々によって村がつくられ、本社が祭られたことが知られる。宮座の行事として例年十月十五、六日に行われて来た「おだいつ祭」は重要な行事で、これに先立つ十月一日から始められる造酒神事も古制を伝える民俗行事の一つである。
東大阪市 東大阪観光協会

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じいちゃん、ばあちゃんハイカーは石段を諦めて次を目指しますが・・・
当方は石段を登ってゆきます。

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到着と思いきや、更に登り坂がありますね。

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ようやく到着です。

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2020年03月09日

大阪散歩20200209_石切散策巡り: 旧河澄家庭園

2月9日(日)は、近電電車の東花園駅長お薦めフリーハイキング
「こんなところに歴史発見!石切散策巡り」に行ってきました。
旧生駒トンネル、思ってもみなかった孔舎衛坂駅フェンスの中に入ったあと、
黄檗宗の禅寺・大龍寺より日下集落常夜灯を見て、旧河澄家を見て回ります。

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母屋を出て庭園に入ります。

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旧川澄家庭園
庭園は、江戸時代初期の枯池式枯山水で、棲鶴楼の鶴に対して亀石組を組んで鶴亀とし、西側に大滝、南側に小滝を造り、南面に蓬莱山を構成した不死・不老の祝儀思想にもとづく作庭となっています。
(東大阪市公式HP「旧河澄家の施設紹介」より)

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日下のかや
また、主庭の東隅にあるかやの木は、幹周が約5メートルで樹齢約500年と推定されています。4月から5月にかけて花が咲き、秋には2センチメートルから4センチメートルほどの紫褐色の実がなります。昭和51年に「日下のかや」として市の天然記念物に指定しています。
(東大阪市公式HP「旧河澄家の施設紹介」より)

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次を目指して北に進路を定めて歩き始めます。

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山沿いにあるのが、東大阪市立日新高校

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右側に東大阪市立孔舎衙中学校が見えましたが、
さらに北上します。

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2020年03月08日

ケンペ/バンベルク響、ブラームス/交響曲第2番 using SL-6 & AU-D707X DECADE

新型コロナウィルス騒ぎで、ハイキングや演奏会が中止となってしまい、
おまけに朝から雨模様で外にも行けないので、音楽鑑賞中です。
久しぶりに取り出してきましたが、これについて書こうと思ったら・・・
2003年9月15日に書いた拙文が出てきましたので貼っておきますわ(手抜き)。

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P3082488 posted by (C)fronte360

ブラームス/交響曲第2番 ニ長調 作品73
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
  ルドルフ・ケンペ指揮 バンベルク交響楽団

ケンペのブラームスの交響曲全集はミュンヘン・フィルのをLP時代から聴いていましたが(CDでも持っていますがLPのほうが迫力あるみたい)、バンベルグ交響楽団を振った第2番ってのもあったのですね。 オイロディスク原盤ですが気付きませんでした。 

このレコードもコンヴィチュニー/VSOのロマンティックのを見つけたとき、同じく 300円で投げ売られていたもので一緒に救出してきました。 1963年6月4/9日録音と書かれていますから、ミュンヘン・フィルとの録音(1975年)の12年前の録音になります。 干支でちょうど一回りということですね。 

今回ともにLPで聴き直してみましたが、基本的な解釈はまったく変わっていないようです。 オケの差でしょうか、あと若さもあるのかもしれませんが、バンベルグ交響楽団との録音のほうが若干熱くなっているように感じる面を感じました。 いずれにしても良い意味での中庸で素晴らしいブラームスです。 意味不明なんですが・・・ブラームスらしいブラームスといった感じの演奏ですね。

ところでこのレコード、1977年5月に日本コロムビアが出した「正統をつたえる十人の指揮者たち」というシリーズの第1枚目でした。 トップバッターがこのルドルフ・ケンペで、このあとには以下の人達が並んでいることがジャケット裏面に書かれていました。

フランツ・コンヴィチュニー
(ゲヴァントハウス管、ブルックナー/交響曲第7番)
クルト・ザンデルリンク
(ベルリン響、シベリウス/交響曲第5番)
クルト・マズア
(ゲヴァントハウス管、メンデルスゾーン/交響曲第4・5番)
ハンス・スワロフスキー
(チェコフィル、マーラー/交響曲第4番)
ジョン・バルビローリ
(チェコフィル、フランク/交響曲ニ短調)
ジャン・フルネ
(チェコフィル、ドビュッシー/夜想曲、交響詩「海」)
カレル・アンチェル
(チェコフィル、ヤナーチェク/シンフォニエッタ、タラス・ブーリバ)
ズデニック・コシュラー
(チェコフィル、シューベルト/劇音楽「ロザムンデ」より)
ヴァーツラフ・ノイマン
(チェコフィル、ドヴォルザーク/交響変奏曲、スケルツォ・カプリチオーソ他)

拙サイトでは別の意味で取り上げているスワロフスキーとフルネ以外はLP/CDの感想で登場するので、けっこう王道をいっているのかな・・・とも思ってみたり・・・(ウソウソ)

さてこの演奏、ケンペらしい造形のしっかりした演奏なんですが、人間的な暖かみも充分に感じさせてくれます。 先にも書いたとおり、ミュンヘンフィルのとの演奏とは大きく違ったところは無いように思います。 気付くのはティムパニの音がやや抑制されていることでしょうか。 しかしこれも録音の加減のように思います。 対位法的な弦楽器のフレーズの対比や受け渡しの妙は相変わらずですし、管楽器のフレーズの浮かびあがらせ方なども控えめで素直。 とりたてて目だったりもしないのですが、やや響きが素朴な感じに思えるのはオケの違いでしょうか。 特に第3楽章の木管楽器の響きなどそんな風に思います。 

しかしいずれにしてもフレーズを追いかけ、響きの調和に耳を傾けるとき、真摯なブラームスの音楽にのめり込んでしまいます。 大向こうを唸らせるような大仰な音楽ではないけれど、じつに巧い演奏だなと思います。 若干このバンベルグ交響楽団との演奏のほうに気負いのようなものを感じますが(第4楽章の冒頭など)、やはり若さなんでしょうか。 でも音楽の流れを大切した演奏には違いなく、先のコンヴィチュニーのブルックナーのロマンティックといい、このブラームスも大変に聴き応えのある演奏で満足しました。

蛇足: ケンペ/ミュンヘンフィルのブラームスの交響曲全集はCD(PILZ/ACANTA)よりもLP(TEICHIKU/BASF)で聴くほうが重厚感があって良いようですね。 CDではともすると甘く聞こえがちな感じがしました。

posted by fronte360 at 13:34| Comment(0) | 20-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月07日

新型コロナウィルスの影響により、中止・延期があります(その2)

3月末日までの演奏会情報を更新しました。

中止・延期となっている演奏会がほとんどになりました。 ご注意ください。
詳細は該当するオーケストラのホームページまたは、ホールの演奏会情報をご覧ください。

posted by fronte360 at 13:11| Comment(0) | 20-関西アマオケ演奏会情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする