2019年12月26日

奈良散歩20191207_幻の大佛鐡道遺構めぐり:松谷川隧道

12/7(土)、今年38回目となるハイキングは、健脚向けコース
「新田辺駅長お薦めフリーハイキング・幻の大佛鐡道遺構めぐり」
近鉄京都線・山田川駅より大佛鐡道の遺構を巡って近鉄奈良駅を目指します。

5日前の12/2(月)に大腸ポリープ4個摘出し、運動制限がかかってましたが、
大佛鐡道とあっては健脚向けコースでも参加しないわけにはいきません。

鹿背山橋台、梶ヶ谷隧道、赤橋、井関川橋梁跡より松谷川隧道へ向かいます。

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階段を下りて土手沿いに戻ってゆくとありました。

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赤と黒のレンガで造られています。
レンガを焼く温度が高いと黒くなるそうです。

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中を覗いてみると・・・

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床に板を渡して、上が通路、下が水路の二階建て構造だったそうです。

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レンガの積み方はイギリス積み。

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わずか9年で姿を消したのに、いずれもしっかりとした構築物に驚きます。


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2019年12月25日

安田 南/Some Feeling using SL-6 & AU-D707X DECADE

1974〜79年、FM放送の深夜番組「気まぐれ飛行船」
片岡義男とともにパーソナリティをつとめていた安田 南さん。
カッコ良かったですね、安田 南さんをご存知の方は同年代でしょう。

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サム・フィーリング(Some Feeling)/安田 南

Side A
 サム・フィーリング(作詞:加藤 直、作曲:林 光)
 旅は道づれ(作詞:加藤 直、作曲:林 光)
 NOT SO BAD(作詞:安田 南、作曲:タケカワ ユキヒデ)
 壁のうた(トラストDE)(作詞:斉藤 撛、作曲:林 光)
 いってしまったあんた(トラストDE)(作詞:斉藤 撛、作曲:林 光)

Side B
 舟歌(皇帝ジョーンズ)(作詞:佐藤 信、作曲:林 光)
 舟のうた(おんなごろしのあぶらの地獄)(作詞:佐藤 信、作曲:林 光)
 不満な女(作詞:加藤 直、作曲:林 光)
 OH MY LIDIA(作詞:安田 南、作曲:タケカワ ユキヒデ)
 朝の遊園地(作詞:佐藤 信、作曲:林 光)

安田 南(Vo)、
松岡直也、山本 剛(p,keyboard)、秋山一将、大村賢二、安川ひろし(g)、
高水健司、小原 礼(b)、村上秀一(ds)、松岡直也(arenge)

今週もアレコレと忙しかったけれども、今年の仕事もあと2日・・・。
今宵は稀代のシンガー、安田 南さんを聴きながらのひととき。

♪旅は道づれ 世はなさけ
♪なさけないのは あたしの心
(中略)
♪こっそり生きてる 感じてる
♪照る日曇る日 あたしはあたし
♪あたしの正面 だあれ
(「旅は道づれ」より)

♪なぜかしら心がなごむ
♪ビールの泡
♪好きなレコード聞いて
♪静かな夜もいい
♪NOT SO BAD
(「NOT SO BAD」より)

今年も暮れてゆきます。

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奈良散歩20191207_幻の大佛鐡道遺構めぐり:松谷川隧道へ

12/7(土)、今年38回目となるハイキングは、健脚向けコース
「新田辺駅長お薦めフリーハイキング・幻の大佛鐡道遺構めぐり」
近鉄京都線・山田川駅より大佛鐡道の遺構を巡って近鉄奈良駅を目指します。

5日前の12/2(月)に大腸ポリープ4個摘出し、運動制限がかかってましたが、
大佛鐡道とあっては健脚向けコースでも参加しないわけにはいきません。

鹿背山橋台、梶ヶ谷隧道、赤橋、井関川橋梁跡より先に進みます。

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市道44号線に合流、左に折れて先に進みますが、信号を渡ったところに・・・

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松谷川隧道まで、600m!

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バス停が目印、ここの歩道脇の階段を下りてゆきます。

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階段の脇には、関西鐡道の社章のモニュメントがあります。

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階段を下りてゆきましょう。


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2019年12月24日

奈良散歩20191207_幻の大佛鐡道遺構めぐり:井関川橋梁跡

12/7(土)、今年38回目となるハイキングは、健脚向けコース
「新田辺駅長お薦めフリーハイキング・幻の大佛鐡道遺構めぐり」
近鉄京都線・山田川駅より大佛鐡道の遺構を巡って近鉄奈良駅を目指します。

5日前の12/2(月)に大腸ポリープ4個摘出し、運動制限がかかってましたが、
大佛鐡道とあっては健脚向けコースでも参加しないわけにはいきません。

鹿背山橋台より引き返し、梶ヶ谷隧道、赤橋より先を目指します。

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この道路が廃線跡なんですね。

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住宅地を過ぎると廃線跡らしい雰囲気も出てきました。

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梅谷の交差点に向かって下ってゆきます。
この交差点を横切るように井関川があります。

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うめたにカフェ、公民館であったところみたいです。

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交差点、ここに井関川橋梁があったそうです。

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ここからまた登ってゆきます。

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鉄道には厳しいアップダウンですね。

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2019年12月23日

奈良散歩20191207_幻の大佛鐡道遺構めぐり:赤橋の上へ

12/7(土)、今年38回目となるハイキングは、健脚向けコース
「新田辺駅長お薦めフリーハイキング・幻の大佛鐡道遺構めぐり」
近鉄京都線・山田川駅より大佛鐡道の遺構を巡って近鉄奈良駅を目指します。

5日前の12/2(月)に大腸ポリープ4個摘出し、運動制限がかかってましたが、
大佛鐡道とあっては健脚向けコースでも参加しないわけにはいきません。

鹿背山橋台より引き返し、梶ヶ谷隧道を抜けて、赤橋にやってきました。

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この上は車道で現役とのこと・・・上に行けますよね。
行ってみることにしました。

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登ったところに大佛鐡道公園(城山台公園)がありました。

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公園はあとにして、まずは廃線跡を歩きましょう。

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このガードレール、この下が赤橋ですね。

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ハイキングで梶ヶ谷隧道から赤橋にやってくる人たち。

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赤橋の上から大佛鐡道公園(城山台公園)を見ました。

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大佛鐡道公園(城山台公園)

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ニュータウンの城山台の東端に位置で、面積は約2ヘクタール。
大佛鐡道の遺構が直近にあることにちなんで、愛称が大佛鐡道公園です。





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2019年12月22日

第26回「天理の第九」演奏会

日時:2019年12月15日(日) 14:00開演(13:15開場)
場所:天理市民会館・やまのべホール

曲目:第1部
    フォーレ/ラシーヌ讃歌
    モリコーネ/Nella Fantasia
    ストゥループ/Homeland
   第2部
    ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付き」
    (アンコール)蛍の光

独唱:内藤里美(S)、堀内優子(Ms)、柏原保典(T)、松岡剛宏(Br)

合唱:天理第九合唱団
管弦楽:天理シティオーケストラ

指揮:河ア 聡(第1部)、安野英之(第2部)

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天理の年末の風物詩といっても過言ではない「天理の第九」演奏会も、天理市の財政見直しにともない、今年度より天理市やライオンズクラブからの補助金がなくなって自主運営となったとのこと。 それでも、天理市長が挨拶をし合唱団にも加わり、ライオンズクラブの皆さんも受付や誘導などの対応をされており、みんなで盛り上げていこう、そんな姿勢は全く変わらない演奏会でした。 そして肝心の演奏も、自主運営となって良い演奏で盛り上げいこう、そんな団員さんの想いでしょうか、例年よりもさらにストイックな感じがし、気持ちが前向きに出ていたように感じました。 もちろん天理小学校や二階堂高校の学生も加わった合唱団も、世代を超えて一体となった熱い歌声がホールに響き渡っていました。 いい演奏会でした。

やまのべホールに到着。 いつもならばホール入口の横に受付があり、そこで座席指定を受け、しかも右側か左側か、座席はホールの前か後か、細かく振り分けて座席指定を受けていましたが、今回は前売り指定席以外は自由席でした。 他の演奏会と同じく受付でパンフレットを頂いて即入場となりました。 アンコール曲「蛍の光」で手に持って振っていたルミカライトの配布はなし。 アレっと思いましたが、パンフレットを読んで納得です。 今年から天理市やライオンズクラブからの補助金がなくなり、演奏会が自主運営となったとのことでした。 そういえば、昨年そのようなことが書かれていたのも思い出しました。

前半のプログラムは、天理第九合唱団を指導されている河崎さんの指揮によりフォーレの「ラシーヌ讃歌」、エンリオ・モリコーネの「Nella Fantasia」、ストゥループの「Homeland」が続けて演奏されました。 「ラシーヌ賛歌」以外は初めて聴く曲と思いますが、いずれの懐かしい感じのする曲でしたね。 指揮棒を持たない河崎さん、やわらかく丁寧に曲を進めて、落ち着いた男声と暖かな女声が交錯し響きあって素敵な時間となりました。
「ラシーヌ讃歌」では低弦の響きが基調となり、この上にヴィオラがうまく乗って合唱を支え包み込むようでもありました。
「Nella Fantasia」でも豊かに響く弦アンサンブルが好調でしたが、オブリガート風に吹いていたオーボエの凛とした響きと男声がとっても素敵でした。
「Homeland」は金管ファンファーレが落ち着いていながらも明るく晴れやか、合唱もまたうまく力が抜けていて郷愁を誘います。 アカペラのあと、金管も含めた全奏となっても上品さを損なわない演奏で全体を締めました。

20分間の休憩のあとメインの第九。 コンマス席にはミストレスの相原さんが今年も座り、セカンド・トップに栄島さん、ビオラ・トップには上田さんという布陣は昨年と同じ。 この布陣、落ち着いて進められる相原さんに対し、栄嶋さんと上田さんのコンビがアグレッシブに弾かれて、弦楽器編成は小型の 8-7-6-6-5 の対抗配置ですが、中音弦の厚みがぐっと増して聴きごたえ十分。 けっこう気に入ってます。 合唱団には制服を着た天理小学校と二階堂高校の学生も加わり、男声を凹型に囲むように女声が布陣していました。

第1楽章、集中力の高い開始、キリッとした表情で始まりました。 安野さんらしく手堅く曲を進めますが、フレーズをやや短かめに切ってタイトな音楽造りだったようですね。 栄嶋さんと上田さんのコンビでザクザクと切り込んでいったのが印象に残りました。
第2楽章もまたストイックでしたね。 ティムパニの強烈な打音、迫力ありました。 弦楽器、冷たい響きだと「時計仕掛けのオレンジ」になるのでしょうが、底光りのする熱い音楽でした。
第3楽章の前に独唱者とパーカッションが入場。 全員揃いました。 ここは豊かな響きの弦楽器としっとりとした管楽器が寄り添う有機的なアンサンブル。 とくに第1ヴァイオリンが雄弁でしたね。 存分に楽しみました。
終楽章、タイトな開始のあと、深くえぐるような低弦の響き。 安野さん、重厚な響きをスパスパっと切り捨てるかのように進めます。 ストイックな音楽が全開。 オケも気合入れて前に前にと進めてゆく感じかな。 独唱ではバリトン、声量もあって豊かな響きがが素晴らしかったですね。
力強い響きの合唱団、学生さんの声が混ざり合って多彩で立体的な響きなんですが、例年以上に纏まっていたかなぁ、昨年など「パワー一辺倒ではない素晴しい合唱を」などと書きましたが、今年はさらにパワーアップして奥行きがある合唱を堪能しました。
フィナーレ、ピッコロやトランペットなどが突き抜けてくる華麗な響きは例年どおりで熱くなります。 ピッコロは今年も艶やかでいい音色でしたね。 そして合唱とオーケストラが一丸となった圧巻の演奏での幕切れ。 今年は例年より真摯で前向きな演奏であったように感じました。

今年は緑色のルミカライトを振りながら歌う「蛍の光」ではなく、ちょっと手持無沙汰な感じもしましたが、「蛍の光」を歌ってのお開き。 今年も素晴らしい演奏会にお招きいただき、有難うございました。


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2019年12月21日

(2020年)1月の関西アマオケコンサート情報(追加)

2020年1月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※12/21(追加)
 1/9:大阪電気通信大学管弦楽団 ウィンターコンサート
 1/19:伊丹シティフィルハーモニー管弦楽団 名曲コンサートVol.29
 1/19:三郷町文化振興財団 「みんなで第九を」コンサート Vol.28
 1/25:ゾンアーベント・アンサンブル 第23回演奏会

我太呂さんとgakuさんより情報いただきました。
興味ある方は是非いらしてください。

 
posted by fronte360 at 08:36| Comment(0) | 20-関西アマオケ演奏会情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月20日

奈良散歩20191207_幻の大佛鐡道遺構めぐり:赤橋

12/7(土)、今年38回目となるハイキングは、健脚向けコース
「新田辺駅長お薦めフリーハイキング・幻の大佛鐡道遺構めぐり」
近鉄京都線・山田川駅より大佛鐡道の遺構を巡って近鉄奈良駅を目指します。

5日前の12/2(月)に大腸ポリープ4個摘出し、運動制限がかかってましたが、
大佛鐡道とあっては健脚向けコースでも参加しないわけにはいきません。

鹿背山橋台より引き返し、梶ヶ谷隧道を抜けて、次は赤橋です。

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梶ヶ谷隧道を抜け、土手にそって左へ100mほど歩くとありました。

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PC071155 posted by (C)fronte360

御影石と煉瓦を組み合わせて造られています。長短の赤煉瓦を交互に積むイギリス式です。大仏鉄道の遺構の中でも最も代表的なもので、今も現役で上を車道が通っています。
(「木津川市観光ガイド」より)

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くぐりぬけます。

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反対側に抜けました。

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現役の橋、すごいですね。

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2019年12月19日

奈良散歩20191207_幻の大佛鐡道遺構めぐり:梶ヶ谷隧道

12/7(土)、今年38回目となるハイキングは、健脚向けコース
「新田辺駅長お薦めフリーハイキング・幻の大佛鐡道遺構めぐり」
近鉄京都線・山田川駅より大佛鐡道の遺構を巡って近鉄奈良駅を目指します。

5日前の12/2(月)に大腸ポリープ4個摘出し、運動制限がかかってましたが、
大佛鐡道とあっては健脚向けコースでも参加しないわけにはいきません。

鹿背山橋台の先には観音寺小橋台、観音寺橋台と続くようですが、
ここより引き返し、梶ヶ谷隧道を目指します。

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梶ヶ谷隧道600m だそうです。

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来た道を右手に見てまっすぐ進むと美加ノ原カンツリークラブ

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この前を通り過ぎてすぐの角を左に回り込んで進みますと・・・

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梶ヶ谷隧道120m だそうです。

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この先の土手、そこに隧道がありました。

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梶ヶ谷隧道
大仏線築堤を造る際、農道や水路を通すために築堤下部に設けられた隧道です。
壁は煉瓦、側壁は御影石と豪華な作りです。アーチ部分の煉瓦は長手積み坑門はイギリス積みで当時の技術の高さが良く分かります。保存状態は極めて良く、大仏鉄道の代表的遺構の一つです。
(「木津川市観光ガイド」より)

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天井のレンガのアーチ

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側壁、そして反対側に抜けました。

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2019年12月18日

奈良散歩20191207_幻の大佛鐡道遺構めぐり:鹿背山橋台

12/7(土)、今年38回目となるハイキングは、健脚向けコース
「新田辺駅長お薦めフリーハイキング・幻の大佛鐡道遺構めぐり」
近鉄京都線・山田川駅より大佛鐡道の遺構を巡って近鉄奈良駅を目指します。

5日前の12/2(月)に大腸ポリープ4個摘出し、運動制限がかかってましたが、
大佛鐡道とあっては健脚向けコースでも参加しないわけにはいきません。

鹿背山マップのあった所より山の中へと進んでゆきますと・・・

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鹿背山橋台150m、観音寺小橋台900m と書かれてました。

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わくわくしながら歩いてゆくとありました。

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大佛鐡道の遺構、鹿背山橋台

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頑丈な石組みですね。

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『鉄道廃線跡を歩くII』(宮脇俊三著・JTB刊)の表紙に採用されたこの橋台は、石積みの力強さ、形の素晴らしさが一目でわかります。レールを敷けば、すぐに列車が走れるようです。
(案内版より)

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大仏鉄道とは
現在の関西本線の前身で明治の5大私鉄の一つとうたわれた「関西鉄道(かんせいてつどう)(株)」が名古屋方面から大阪への進出を目指し、「加茂駅」から現在の奈良駅北1.1kmの所に仮設的に作った「大仏駅」間を結ぶ8.8kmと、翌年に開通した奈良駅までの通称です。
「大仏駅」の開業は明治31年(1898)4月19日、「加茂駅〜大仏駅」が開通し“赤いイギリス製の蒸気機関車が伊勢や名古屋方面からの大仏参拝客を乗せてにぎわった”と当時の新聞が報道してます。客車は「小さな部屋が十個ほどつながっているような感じで、一室に五人くらい。座席は板で隣の部屋には降りなければ移れない」加茂の人たちは汽車を「マッチ箱」と呼んでいたそうです。
この脚光を浴びた花形路線も急坂の黒髪山トンネル(勾配が25‰(パーミナル))越えの難関では、イギリス製(ナスミス・ウィルソン社)の新鋭機関車においても走行は困難を極め、「汽車の速度は遅く、機関車が二両ついているときはまだいいが、一両だと途中でとまってしまう。黒髪山の丘陵が登れなかったときは、客が降りて押したり、法蓮村(奈良市)の人たちが押しに行った」と伝えられています。また石炭の消費量も多かったそうです。
新たに木津駅経由の平坦路線が開通したため徐々に乗客が減少、1907年鉄道の国有化法により僅か9年間で廃止となりました。
現在、線路跡は残っていませんが、橋脚や隧道などが元路線沿いに100年前そのままの姿で残っており、周囲の里山風景に溶け込み、鉄道ファンのみならずハイカーにも人気のハイキングコースとなっています。
(参考:幻の大仏鉄道パンフレット(大仏鉄道研究会)・加茂町史)
(「木津川市観光ガイド」より)

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