例年7月第3土日が「土佐赤岡絵金祭り」ですが、天候不順のため
20日(土)は中止となって、21日(日)に行ってきました。
絵金蔵の中を鑑賞したあと、高木酒造の「ふるまい酒」を今年も升で頂き、
向かいの弁天座に入って町民歌舞伎の鑑賞。 三番叟のあと30分の休憩。

P7212350 posted by (C)fronte360
この時間を利用して、弁天座を出て、高木酒造のふるまい酒をもう一杯!!
250円で升を買うと、お代わりいただけるのですね。 2合で250円は安い!!
半分ほど飲んでから、弁天座に持って入りました。

P7212351 posted by (C)fronte360
幕が開いて、始まります。

P7212352 posted by (C)fronte360
太夫さんがまた巧いのね、三味線弾いて義太夫を語ります。
今年の演目は「菅原伝授手習鑑」の「寺子屋の段」です。
絵金歌舞伎なので演目は絵金の屏風絵の題材となったものです。
以下がその屏風、これは昨年撮影したものです。

P7221861 posted by (C)fronte360
横町2区にもありました「菅原伝授手習鑑」の屏風

P7157242 posted by (C)fronte360
京の片田舎、芹生の里で寺子屋を営み菅丞相の一子菅秀才をかくまう武部源蔵、戸波夫婦。
ある時、源蔵の留守に入塾希望の母子が現れ、母親は子、小太郎をしばらく預けるといって立ち去る。そこへ源蔵が戻り、菅秀才のことが露見し、首を討って差し出せと命ぜられたことを戸波に話す。悩んだ源蔵は新しく来た子の首を秀才の身代わりに討って差し出すことを思いつく。
やがて藤原時平の家臣、春藤玄蕃と松王丸が捕手を連れて現れ、子供たちをひとりひとり調べはじめる。追い詰められた源蔵は検使もろとも討死の覚悟で小太郎の首を討ち、秀才の首といって差し出す。ところが秀才の顔を知っているはずの松王丸が偽物と言わず、秀才の首に相違ないと述べたため、源蔵夫婦と秀才は難を逃れる。
その後、再び松王丸が夫婦のもとを訪れ兄弟のなかで自分のみが時平側にいることに苦しみ、恩義ある丞相のため自らの子を身代りに差し出したことを告白する。
絵金蔵「蔵通信」より https://www.ekingura.com/upimage/13457030170.pdf