2019年7月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。
※6/30(追加)
7/21:オーケストラ・ノインテ 第27回定期演奏会
「Neunte(ノインテ)」とは、ドイツ語で「第九」を意味する言葉。 2001年に第九を目標に結成されたオーケストラで、いったん解散したのち熱い思いを持ったメンバーが集結して復活、演奏活動を続けておられます。 興味ある方は是非いらしてください。
2019年06月30日
2019年06月29日
(2019年)6月の関西アマオケコンサート情報(追加5)
2019年6月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。
※6/29(追加)
6/30:宇治シティフィルハーモニー 第74回定期演奏会
運命+未完成、黒い円盤のレコード・ファンにとっては懐かしい王道的なプログラムですね。 間際になりましたが、興味ある方は是非いらしてください。
※6/29(追加)
6/30:宇治シティフィルハーモニー 第74回定期演奏会
運命+未完成、黒い円盤のレコード・ファンにとっては懐かしい王道的なプログラムですね。 間際になりましたが、興味ある方は是非いらしてください。
2019年06月28日
オーケストラ千里山 第28回演奏会
日時:2019年6月23日(日) 14:00開演(13:00開場)
場所:豊中市立文化芸術センター・大ホール
曲目:ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」作品55
チャイコフスキー/交響曲第4番 ヘ短調 作品36
(アンコール)マスカーニ/カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲
指揮:井村誠貴
P6272228 posted by (C)fronte360
気迫に満ち、真摯にベートーヴェンと向き合った素晴らしい「英雄」交響曲でした。 あまりに気迫に満ちた第1楽章が終わったあと、拍手が自然と沸き上がったのも納得です。 井村さんらしく、ダイナミックかつドラマティックな曲の進行ですが、それを見事な音にしたオケにも大きな賛辞を送りたいと思います。
低弦奏者出身の井村さんらしく7本の低弦をしっかり指導、1本に聴こえる太い響きで曲を支え、そして栄嶋さんの薫陶による高音弦は伸びやかで艶とコクのある響き、これらが見事に調和。 よく訓練された弦楽アンサンブルにしばしば耳を奪われました。
そして要所を締めていたのがティムパニ。 先の細いマレットで終始タイトな響きで曲を引き締め、またこれに絡むトランペットはまるで打楽器。 ホルンのような見せ場は無いものの、抑制をしっかりとかけて吹き、控えめな華やかさで彩っていたのも良かったですよ。
いつもなら、メモを取りながら聴いていたりするのですが、メモをとる時間も勿体ないほど、音楽に集中して聴いていました。
20分の休憩のあとチャイコフスキーの交響曲第4番もまた熱演。 ダイナミックで底力のあるサウンドで、緩急を大きくつけていたのも印象的でした。 ベートーヴェンのような深遠さを感じさせないのがチャイコフスキーらしいところでしょうね。
そのぶんアンサンブルがより緻密になったせいか、冒頭の弦アンサンブルでざわついた感じも受けましたが、熱い想いですぐに回復。 起伏を持ったスケールの大きな音楽、要所で井村さんらしい色付けもして聴き応え十分(見応えも十分)。
ソリッドに響く金管ブラスに対して、凛としたオーボエや端正な木管が熱い空気の清涼剤となっていましたね。 ただ楽器の数が少なくなるとアンサンブルの精度が荒く感じたところもありましたが、アタッカで入った終楽章は迫力満点ながらきちんと計算された堂々たる音楽。 押して引いて、メリハリを効か、起伏を作ってフィナーレへとしっかりと導いていったラスト、アッチェランドかけてゴールへと雪崩れ込んだ感動的なラストでした。 ブラボーの嵐。
思い返すと、英雄のフィナーレは最後の最後までしっかりと呼吸、計算された堂々たるゴールがいかにもベートーヴェンらしく共感しましたが、チャイコフスキーならこういったゴールやね、やっぱり。 どちらも納得度の高い演奏に満足しました。
アンコールもまた熱かったですね。 ふだんアンコールの感想は書かないけれど、マスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲もまたよく歌っていて素晴らしかった。 たっぷりとした弦アンサンブルに凛としたオーボエ、オケ全体の響きに芯と花があって聴き惚れました。 そしてアンコールにもブラボーが飛んで、もうお腹いっぱいでホールを後にしました。
皆さんお疲れさまでした。 またこんな素晴らしい演奏会にご招待いただきありがとうございました。
場所:豊中市立文化芸術センター・大ホール
曲目:ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」作品55
チャイコフスキー/交響曲第4番 ヘ短調 作品36
(アンコール)マスカーニ/カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲
指揮:井村誠貴
P6272228 posted by (C)fronte360
気迫に満ち、真摯にベートーヴェンと向き合った素晴らしい「英雄」交響曲でした。 あまりに気迫に満ちた第1楽章が終わったあと、拍手が自然と沸き上がったのも納得です。 井村さんらしく、ダイナミックかつドラマティックな曲の進行ですが、それを見事な音にしたオケにも大きな賛辞を送りたいと思います。
低弦奏者出身の井村さんらしく7本の低弦をしっかり指導、1本に聴こえる太い響きで曲を支え、そして栄嶋さんの薫陶による高音弦は伸びやかで艶とコクのある響き、これらが見事に調和。 よく訓練された弦楽アンサンブルにしばしば耳を奪われました。
そして要所を締めていたのがティムパニ。 先の細いマレットで終始タイトな響きで曲を引き締め、またこれに絡むトランペットはまるで打楽器。 ホルンのような見せ場は無いものの、抑制をしっかりとかけて吹き、控えめな華やかさで彩っていたのも良かったですよ。
いつもなら、メモを取りながら聴いていたりするのですが、メモをとる時間も勿体ないほど、音楽に集中して聴いていました。
20分の休憩のあとチャイコフスキーの交響曲第4番もまた熱演。 ダイナミックで底力のあるサウンドで、緩急を大きくつけていたのも印象的でした。 ベートーヴェンのような深遠さを感じさせないのがチャイコフスキーらしいところでしょうね。
そのぶんアンサンブルがより緻密になったせいか、冒頭の弦アンサンブルでざわついた感じも受けましたが、熱い想いですぐに回復。 起伏を持ったスケールの大きな音楽、要所で井村さんらしい色付けもして聴き応え十分(見応えも十分)。
ソリッドに響く金管ブラスに対して、凛としたオーボエや端正な木管が熱い空気の清涼剤となっていましたね。 ただ楽器の数が少なくなるとアンサンブルの精度が荒く感じたところもありましたが、アタッカで入った終楽章は迫力満点ながらきちんと計算された堂々たる音楽。 押して引いて、メリハリを効か、起伏を作ってフィナーレへとしっかりと導いていったラスト、アッチェランドかけてゴールへと雪崩れ込んだ感動的なラストでした。 ブラボーの嵐。
思い返すと、英雄のフィナーレは最後の最後までしっかりと呼吸、計算された堂々たるゴールがいかにもベートーヴェンらしく共感しましたが、チャイコフスキーならこういったゴールやね、やっぱり。 どちらも納得度の高い演奏に満足しました。
アンコールもまた熱かったですね。 ふだんアンコールの感想は書かないけれど、マスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲もまたよく歌っていて素晴らしかった。 たっぷりとした弦アンサンブルに凛としたオーボエ、オケ全体の響きに芯と花があって聴き惚れました。 そしてアンコールにもブラボーが飛んで、もうお腹いっぱいでホールを後にしました。
皆さんお疲れさまでした。 またこんな素晴らしい演奏会にご招待いただきありがとうございました。