2019年05月09日

奈良散歩20190420_奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院:安倍文殊院

今年16回目の近鉄ハイキングへの参加記録。
近鉄万歩ハイキング「奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院」
大和朝倉駅より忍坂街道を歩き、倉橋溜池より聖林寺、そして安倍文殊院。

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「下馬」が印象的な表山門をくぐって参道を進みます。 造成中みたいですね。

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突き当りを左に折れると、傍らに石仏が置かれていました。

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こちらの左は如来さんで、右が地蔵菩薩さんでしょうか。

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こちらは左が如来さんで、右が弥勒菩薩さんでしょうかねぇ。
石仏好きにはちょっと興味深い参道を通って本堂に到着しました。

安倍文殊院のご紹介
大化の改新(645年)に創建された日本最古に属する寺院。華厳宗東大寺の別格本山としてその格式も高く、御本尊は「三人寄れば文殊の智恵」の格言で有名な文殊菩薩で、日本最大(7m)・快慶作の国宝である。
ご由緒
孝徳天皇の勅願によって大化改新の時に、左大臣となった安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が安倍一族の氏寺として建立したのが「安倍山崇敬寺文殊院」(安倍寺)である。しかし一般的には古来より、日本三文殊の第一霊場(京都府・天橋立切戸の文殊、山形県・奥州亀岡の文殊)「大和安倍の文殊さん」として名高い。
(安倍文殊院ホームページ「安倍文殊院紹介」より)

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受付にて拝観料700円(お抹茶・菓子付き)を払って中に入りました。
お抹茶は、拝観終了後、向かい側の建物・客殿五台閣にて頂きました。
干菓子は落雁、阿倍の五つ星を象っていて小豆の入った美味しいものでしたよ。

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本堂
本堂 江戸時代 市指定重要文化財
寛文5年(1665)に再建された元安倍寺満願寺の本堂で現在の当山の本堂です。
七間四面の入母屋造りの本瓦葺に加え礼堂(舞台付き入母屋造り妻入り、本瓦葺き)が附設しており、更には本堂奥に附設して昭和四十八年に完成した文殊菩薩を安置する大収蔵庫があります。
(安倍文殊院ホームページ「境内施設紹介」より)

国宝 渡海文殊(とかいもんじゅ)
当山のご本尊文殊菩薩は獅子に乗り4人の脇侍を伴う渡海文殊【5像全てが国宝】のお姿です。鎌倉時代・建仁3年(1203年)に大仏師・快慶によって造立されました。
渡海文殊は当山の本山である東大寺が、平安時代末期に平重衡によって焼打ち炎上させられ、大仏が再造立された際、大仏殿再建の象徴として、総責任者・重源上人の念持仏でもあった文殊様を、平安時代から東大寺の別格本山であった当山に造立し、東大寺総供養に法要する為であったと考えられています。
(安倍文殊院ホームページ「寺宝・文化財」より)

ご本尊は、獅子を含めて約7mもあり、菩薩さまだけでも2m弱の大きさ、
獅子の重さは約1t、日本最大の文殊菩薩さまだそうです。
この日はご住職からのこられの説明のほかに、奈良大和四寺巡礼について、
その趣旨なども伺いました(合掌)。


posted by fronte360 at 01:00| Comment(0) | 19-奈良散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする