2019年05月07日

奈良散歩20190420_奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院:聖林寺(2)

今年16回目の近鉄ハイキングへの参加記録。
近鉄万歩ハイキング「奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院」
大和朝倉駅より忍坂街道を歩いた後、倉橋溜池より目的地に聖林寺に来ました。

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本堂内は撮影禁止ですが、本堂から外の景色は大丈夫。
三輪山と三輪明神も見えます。 いい眺めですね。

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本堂内のご本尊「子安延命地蔵菩薩」は石造りの丈六仏で
最初こそ頭デッカイ…と不遜な印象を持ちましたが、何ともふくよかなお顔!
有難い気持ちに浄化されてゆきました。
またご本尊の脇侍の「掌悪童子」「掌善童子」これがまたイイですね。
あと脇のガラスケースの中に入ってましたが「如来荒神」も良かったな。
如来でありながら荒ぶる神、神仏習合ですね。
これらは ⇒ 「聖林寺ホームページ」よりお姿を見ることができます

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そしてフェノロサが激賞した十一面観音菩薩は、本堂裏手の更に崖の上、
観音堂(収蔵庫)に収められていました。

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十一面観音は、よく知られているように、かつては三輪山・大御輪寺の本尊であった。大御輪寺は奈良時代の中頃、大神々社の最も古い神宮寺として設けられ、十一面観音はその本尊として祀られてきた。
神仏分離令を受けて、慶応四年五月十六日に三輪の地を離れられる。当時の住職は高僧大心(聖林寺再興七世)であった。三輪流神道の正嫡であり、東大寺戒壇院の長老であった大心以外にこの仏像を正式に拝める僧はなかったのだろう。巷間伝えられる、廃仏棄釈で放追せられたというのは事実ではない。なお、大御輪寺縁起によると、観音は、かつて四天王に守られ前立観音があり、左右に多くの仏像が並び立ち(現法隆寺の地蔵菩薩=国宝は左脇侍)背面には薬師如来一万体が描かれた板絵がある荘厳の中に祀られてきたという。ご自身も化仏三体を失っておられるが、かつては、美しい 瓔珞で飾られ、きらびやかな天蓋の下におられた。現在、奈良国立博物館に寄託している光背は大破しているが宝相華文をちりばめた見事なものであろう。
長い年月を経て多くのものを失ったとはいえ、これだけ保存良く伝わったことはそれだけでも稀有なことである。
(「聖林寺ホームページ」より)

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収蔵庫内のガラスケースに収められていますが、
当方が入ったときにいらした方はすぐに出ていかれ、たった一人、
十一面さんとたっぷりと対面させていただけたものまた良かったですね。

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続々と登っているハイカーとすれ違って先を急ぎます。
このハイカーの中でどれだけ十一面さんとご対面する方がいらっしゃるかなぁ

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2019年05月06日

奈良散歩20190420_奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院:聖林寺

今年16回目の近鉄ハイキングへの参加記録。
近鉄万歩ハイキング「奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院」
大和朝倉駅より忍坂街道を歩いた後、倉橋溜池より次なる目的地に向かいます。

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道中こんなのを見つけました。
物干しの棒の上に空き缶が被さってますよ。 昔こんなことやってましたね。

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左側の道を下りてきて、川を渡った先の小高い丘の上に向かいます。

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この坂を登りますが、今回のハイキングのゴールは安倍文殊院、

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高齢のハイカーは「登るのしんどい」と断念、先を急ぐ方が続出ですけれど、
当方の目的こそこの聖林寺だったのでした。

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本堂

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決して広くない境内に植栽があって余計に狭く感じますね。

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拝観料を払って中に入ります。

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聖林寺
多武峰(とうのみね)街道の入り口にあたる小高い丘陵上にあるのが国宝十一面観音で知られる聖林寺(しょうりんじ)です。藤原鎌足の長子定慧(じょうえ)の創建と伝えられています。その後再三兵火に合いましたが、鎌倉時代に三輪山の慶円(きょうえん)上人、玄心和上によって再興され、江戸時代には文春和尚によって本尊の子安地蔵菩薩が本堂として祀られ現在に至っています。この子安地蔵は丈六の石仏としては大和第一の大きさで安産と子授けの地蔵として信仰を集めていますが、このお寺の最大の見所は国宝の十一面観音菩薩です。元は大神(おおみわ)神社の神宮寺の大御輪寺の本尊だったのですが明治初年の神仏分離令により廃仏毀釈運動が起こり起こり放出されこの寺が受け入れたものです。その後1891年11月にこの寺を訪れた宮内庁嘱託として来朝中の米人フエノロサに激賞されて以来その芸術的価値が見直されるようになったもので、その美しい姿は多くの人々を魅了してきました。高さ約2m、奈良時代の乾漆像中でも最も形態の整った優品で昭和26年に国宝に指定されています。境内から見る大和平野の眺望も見どころのひとつです。
(石位寺ホームページ「忍坂の風」より


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2019年05月05日

奈良散歩20190420_奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院:倉橋溜池

今年16回目の近鉄ハイキングへの参加記録。
近鉄万歩ハイキング「奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院」
大和朝倉駅より忍坂街道で神籠石、石位寺に立ち寄って倉橋溜池に向かいます。

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P4201404 posted by (C)fronte360

国道166号に出て果物・野菜を売っている店の角を曲がって登り坂

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石位寺より1.5Kmほど歩いたかな、やっと池が見えてきました。

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倉橋溜池
倉橋溜池は忍阪の石位寺から南の方角に歩いて約1キロ(約20分)の所にあります。(石位寺からも倉橋溜池の堤がよく見えます)。県内では高山溜池、白川溜池、斑鳩溜池とともに四大溜池の一つで池としての灌漑面積は県下最大です。
昭和10年頃(1935年)関係町村の有志により干ばつ対策として発案された農業用ため池ですが戦争等の影響もあり18年の歳月を要して昭和32年(1957年)に完成しています。
平成12年(2000年)には洪水調整機能を併せた防災ダムとして整備されました。また平成17年(2005年)には溜池の周辺が倉橋ふれあい公園として整備されました。溜池の周囲には約4kmの遊歩道がありウォーキングされる方にとっても絶好のコースです。池の周辺には桜などが植樹され数か所ある公園には、きれいな芝生が敷き詰められ市民の憩いの場となっています。
四季それぞれの良さはありますが倉橋といえばやはり桜です!4月には多くの人たちで大いに賑わいます。また溜池から北を望めば万葉集にも読まれた忍坂山(外鎌山)の秀麗な山容を望めますし南には多武峰や音羽山(倉橋山)の山々がも見える絶好のビューポイントなのです。萬葉集 巻3−290の
 倉橋の山を高みかよごもりに 出で来る月の光り乏(とも)しき
という歌碑もたてられています。
(石位寺ホームページ「忍坂の風」より

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これは「ウコン桜」ではないかな。

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綺麗に整備された公園にはまだ遅咲きの桜も残ってました。

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ため池のぐるっと回ってゆきます。

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向こうに見えるのは「柴垣の宮広場」だそうです。 そこまで歩きます。

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休憩するには最適のところですが、柴垣の宮広場を登って先を急ぎます。

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2019年05月04日

奈良散歩20190420_奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院:石位寺

今年16回目の近鉄ハイキングへの参加記録。
近鉄万歩ハイキング「奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院」
大和朝倉駅より忍坂坐生根神社を経て忍坂街道。 神籠石を見て街道に戻り…

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P4201395 posted by (C)fronte360

こちらの脇道に入ると、石位寺があります。

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小高い丘の上にあるようです。

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高円山と書いて「こうえんざん」と読むようです。

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小さな会所寺だが、本堂の裏に小さな収蔵庫があり、日本最古といわれる石仏(石造浮彫伝薬師三尊像)が安置されている。
(桜井市観光情報サイト「石位寺」より)

でも、ここを訪れる直前に搬出されたそうです。

この度、石位寺の伝薬師三尊石佛(学術名 浮彫伝薬師三尊像)が東京国立博物館での展示及び美術院国宝修理所での保存処理事業のため2019年4月13日からご出座されます。ご迷惑をお掛け致しますが、ご出座に伴い石位寺の拝観が出来なくなります。ご不在期間及び展示等,今後の予定は下記の通りです。
拝観不可期間 2019年4月13日〜2020年3月末頃
 今後の予定
  撥遣法要    2019年4月13日
  搬出作業    2019年4月15日〜19日
  保存処理事業  2019年4月〜11月末
  展示事業    2019年12月〜2020年3月末
 東京国立博物館 平成館 展示
  日本書紀成立1300年 特別展 「出雲と大和」
  展示期間    2020年1月15日〜3月8日
(石位寺ホームページ「忍坂の風」より

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これより進む方向を望みます。 よく見ると「くらはし」って書いてますね。

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次の目的地は「倉橋ため池」の公園となります。

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急斜面を下りて向かいます。


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2019年05月03日

あおによし・奈良公園バスターミナル

4月13日にオープンしたてのバスタにやって来た。
屋上は、興福寺も東大寺大仏殿も若草山も少しずつ見えて(本物にも来てねって感じの)いい眺めやね八分音符
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あおによし・転害門

大仏殿など何度も来てますが、転害門も初めて八分音符
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あおによし・不退寺

在原業平ゆかりの不退寺に初めてやって来た!
業平作と伝わる聖観音菩薩、豊満でした。
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あおによし・平城京天平祭

いったい何のお祭りなんでしょうかね、
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あおによし?天平文化の香りとともに

昨日戻って来ましたが、さっそくハイキング八分音符
今日は西大寺駅より平城京跡経由で奈良駅まで歩きます八分音符
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奈良散歩20190420_奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院:神籠石

今年16回目の近鉄ハイキングへの参加記録。
近鉄万歩ハイキング「奈良大和四寺巡礼シリーズ(1)安倍文殊院」
近鉄大阪線・大和朝倉駅より忍坂坐生根神社を経て忍坂街道を進みますと・・・

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P4201389 posted by (C)fronte360

舒明天皇陵の石碑があったので、街道を外れて登ってみます。

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P4201390 posted by (C)fronte360

舒明天皇陵ではなく、神籠石(じんごいし)だそうです。

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半鐘が吊るされていますが、主役は下の石

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神籠石(通称:ちご石)
ここは字「屋垣内(やがいと)」。この阿国「タツノ奥」があります。古書には『忍坂村の中央に「楯の奥」(現・タツノ奥。明治22年の法務局・地籍図には辰ノ奥、タチノ奥と表記あり)というところあり、その北の「矢垣内」(現・屋垣内)に「神籠石」という大きな建石がある』と記されています。
神武東征のとき、天皇がこの地にいた八十建(ヤソタケル)を討つとき、この石に匿れ石垣をめぐらし矢を持ち楯とした大石という伝説あり・・・とも。楯とした石がある奥の方・・・だから「楯の奥」。それが現在の字名「タツノ奥」(タチノ奥)の由来となっています。また一説では、この石は舒明天皇陵の北域の基準となる施設との考えもあり興味がひかれます。規模は高さ約2.5m、幅約1.57m、厚さ約1mで表面整形が行われています。
地元では「ちご石」と呼び、この石を割ると血が出ると言い伝えられてきました。
神聖な石として伝承され、ジンゴイシ、ジンゴイシ……と繰り返し言われ、いつしか「チゴイシ」……そして「ちご石」になってしまったのです。
                                 忍坂区

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P4201393 posted by (C)fronte360

神武天皇ゆかりの石だっだのですね。
またひとつ賢くなってハイキングコースにもどりました。

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P4201394 posted by (C)fronte360


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