今朝の奈良の最低気温は20.8℃だったようで、朝起きて肌寒さも感じましたね。
8月の10日間の夏休みの大半を高知で過したので、未聴レコードやCDが多く、
今朝は7月末に 梅田のディスクユニオン大阪クラシック館での捕獲物より
コロムビア・エオリアン100シリーズのデュファイのミサ曲を鑑賞中です。

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デュファイ/ミサ「アヴェ・レジナ・チェロールム」
デュファイ/ミサ「エッチェ・アンチルラ・ドミニ」
ミロスラフ・ヴェンホーダ指揮 プラハ・マドリガル・シンガース
ギヨーム・デュファイは、1400年に現在のベルギーに生まれた作曲家。
音楽史としてはフランドル楽派に繋がるブルゴーニュ楽派を確立した作曲家で、
ルネッサンス音楽への転換期に立つ偉大な人物です。
この2曲も各章の前に共通した定旋律を用い、全体を統一する循環ミサの形式。
この完成者がデュファイで、完成形に達した後期の4つのミサのうちの2つが、
今回収録されているミサ曲とのこと。
そんな解説を読んで聴くからこそ、B面トップの曲が解説と合わない・・・
とよく盤面を見てみたらA面の「アヴェ・レジナ・チェロールム」の最後の章
「アニュス・デイ」が収録されておりました。
とにかく魂の安息日である休日の早朝より宗教曲を聴くのはやはりいいですね。
そんな風に思えるのも涼しくなったこともあるでしょう。
レコードを終えたあとの静寂の余韻も味わって、もの思う季節の始まり、
今日も1日、有意義に過ごせたらと思います。