2017年08月31日

オーケストラ・ソノリテ 第33回定期演奏会

日時:2017年8月27日(日) 14:00開演(13:00開場)
場所:あましんアルカイックホール

曲目:ウェーバー/「魔弾の射手」序曲
   シューマン/序曲、スケルツォとフィナーレ
   ラフ/交響曲第5番 ホ長調 作品177「レノーレ」
(アンコール)ノクターン(ジョージア出身の作曲家の作品?詳細不詳)

指揮:ギオルギ・バブアゼ

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P8288157 posted by (C)fronte360

1822年にスイスに生まれたロマン派の作曲家ラフ、そんなラフの交響曲第5番という大胆なプログラミングへの挑戦もアマオケの大きな魅力のひとつですね。 もちろん初めて聴く曲でしたが、判りやすく親しみやすい音楽として届けてくださったのもソノリテの腕の良さがあったからこそでしょう。

とくに弦楽アンサンブルが良かった。 10-10-9-7-5の通常配置より華やかさや艶っぽさ悲壮感などもよく伝わってきました。 そしてよく歌った木管も光っていましたね。 オーボエを筆頭にフルート、クラリネット、ファゴットもに同じように身体を揺らせての表情付けなど、こちらも気持ちのよく伝わる熱演だったと思います。 もちろん輝かしいけれど刺激的な響きを巧く抑え込んだ金管や、短く的確なストロークで場面に緊張感を持たせる打楽器などなど、オケの全員が同じ方向しっかりと見て「伝えよう」という意気込みのよく感じられる演奏を楽しましていただきました。

またそこまできちんと統率されたゲオルグ・バブアゼさんの指揮、余計な小細工など無しにストレートな演出に徹しておられたようにお見受けしました。
ただ、といっては何ですが、おおもとの曲が皮相的なストーリーを音楽にしていることもあって、どこか映画音楽チックに流れてしまったのは致し方ないところでしょうか。 プログラムを読んでから聴いたので、余計にそんな印象になったのかも。 しかしそんなところも含めて、貴重な機会を頂きました。

なおこれに先立って演奏された「魔弾の射手」序曲、ちょっと硬めの太い線で一気に描いたような感じだったでしょうか。 バブアゼさんも先に先にと進めて終わった、という印象。

シューマンの「序曲、スケルツォとフィナーレ」はCDも持っていて、実演でも何度か聴いています。 ここでは先の序曲よりオケの精度も上がり、またシューマンらしいくぐもったような響きとか、混沌としたメロディラインなどもしっかりと描かれていてよかったですね。 バブアゼさん、ここでも曲を前に前にと進めているようでした。 フィナーレではさらにギアを1段上げてのフィニッシュとして前半終了。

曲が進むにつれてオケの精度があがって、響きにも奥行きとか余韻とかもよく感じられるようになっていったのは練習量の差でしょうね。 そして曲への想いの差もあったでしょう。 想いはよく伝わってきました。 今後も挑戦されることを期待しています。 皆さん面白い演奏会をありがとうございました。

 

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高知散歩20170812_よさこい全国大会・とらっくよさこいbyちふれ

今日で8月もおしまいですね。
お題も「絵金まつり」から「よこさい祭り」へと変わります。

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8月12日(土)、高知の夏といえば「よさこい祭り」、その最終日です。
受賞したチームと全国よりエントリーされたチームとの競演があるので
高知城の会場に見に行ってきました。

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P8127453 posted by (C)fronte360

ちょっと出遅れた(今年は始まるのが早かった?)みたいです。
すごい人波の中より、大好きなとらっくよさこいを鑑賞。
今年は金賞にまであがってきました。

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P8127449 posted by (C)fronte360

後日地元テレビのインタビューでは大賞を狙っておられたようですが、
テレビで見る限りそれも過言ではないパワフルかつ乱れない踊りが
このチームの醍醐味です。

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P8127455 posted by (C)fronte360

もともと高知県トラック協会がスポンサーで「とらっく」でしたが、
スポンサーの撤退でクラブチームとして2015年に復活参加するもまさかの無冠。
2016年にちふれ化粧品の後援を得ての銀賞受賞。

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P8127460 posted by (C)fronte360

地方車が左右に揺れるほど気合いの入った「よいさっ、ほいさっ」の掛け声!
これで会場と踊り子が一体になって楽しめます
御喜楽シリーズ、2017年第3章のテーマは「御喜楽両々」だそうです。
ここから楽曲も楽しめます → http://www.form.st/uraura/miti.html


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2017年08月30日

高知散歩20170715_絵金まつり・播州皿屋敷 鉄山下屋敷

7月15日(土)、半年ぶりの高知旅行での「絵金まつり」の続きです。
絵屏風公開の19時より、本町1区→2区→4区はすべて見て横町2区です。
競伊勢物語の隣ので最後になります。

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P7157249 posted by (C)fronte360

播州皿屋敷 鉄山下屋敷(ばんしゅうさらやしき てつざんしもやしき)

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P7157252 posted by (C)fronte360

お馴染みの物語ですが、手持ち撮影の限界でした。

左奥、井戸のなかから皿を「一枚、二枚・・・」と数えるお菊さんではなく、
逃げ回って切腹して果てた鉄山の首を手にとってニヤリと笑うお菊さん。
鉄山の首を差し出すのは夫の船瀬三平。
手前の場面は、皿を無くしたと責められるお菊と刀を手に詰め寄る青山鉄山。
手前は兄といっしょに責める弟の忠太で、写真がボケてますが背中の家紋、
男女の頭が上下にある交合の場面となっていて、忠太の本心と言われています。

詳細は → ココ をごらんください。

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P7157254 posted by (C)fronte360

これにて退散しました。 絵金の絵屏風おしまい。



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2017年08月29日

高知散歩20170715_絵金まつり・競伊勢物語 春日野の里小芳住家

7月15日(土)、半年ぶりの高知旅行での「絵金まつり」の続きです。
絵屏風公開の19時より、本町1区→2区→4区はすべて見て横町2区です。
日も暮れてきて手持ち撮影の限界となってきました。

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P7157249 posted by (C)fronte360

競伊勢物語 春日野の里小芳住家
     (はでくらべいせものがたり かすがのさとこよしすみか)

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P7157253 posted by (C)fronte360

伊勢物語の在原業平の伝説をもとにしたものだそうで、この物語は平安時代。
文徳天皇の跡目争いを中心に展開され、奈良春日野での場面だそうです。


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2017年08月28日

高知散歩20170715_絵金まつり・忠臣二度目清書 寺岡切腹

7月15日(土)、半年ぶりの高知旅行での「絵金まつり」の続きです。
絵屏風公開の19時より、本町1区→2区→4区はすべて見て横町2区です。

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P7157245 posted by (C)fronte360

忠臣二度目清書 寺岡切腹(ちゅうしんにどめのきよがき てらおかせっぷく)

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P7157246 posted by (C)fronte360

忠臣蔵物のひとつで鎌倉時代に場面を移しながら討ち入りの後日譚だそうです。
中央は寺岡平右衛門、手に持つ位牌を受け取る大星由良之助の妻。

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P7157247 posted by (C)fronte360



相変わらずサーバー不調で写真が見えませんね。
既存の10TBほどが見えない障害で新規投稿のは大丈夫と書かれているけど、
いままさに新規投稿しようとしてますが、タイムアウトでエラーで投稿も不可!
しかも連絡もなし・・・ 

posted by fronte360 at 04:14| Comment(0) | 17-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月27日

コロムビア・エオリアン100シリーズ、デュファイ/ミサ

ようやく朝が涼しくなって、虫の声に秋も感じるようになりました。
今朝の奈良の最低気温は20.8℃だったようで、朝起きて肌寒さも感じましたね。

8月の10日間の夏休みの大半を高知で過したので、未聴レコードやCDが多く、
今朝は7月末に 梅田のディスクユニオン大阪クラシック館での捕獲物より
コロムビア・エオリアン100シリーズのデュファイのミサ曲を鑑賞中です。

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P8278156 posted by (C)fronte360

デュファイ/ミサ「アヴェ・レジナ・チェロールム」
デュファイ/ミサ「エッチェ・アンチルラ・ドミニ」
  ミロスラフ・ヴェンホーダ指揮 プラハ・マドリガル・シンガース

ギヨーム・デュファイは、1400年に現在のベルギーに生まれた作曲家。
音楽史としてはフランドル楽派に繋がるブルゴーニュ楽派を確立した作曲家で、
ルネッサンス音楽への転換期に立つ偉大な人物です。

この2曲も各章の前に共通した定旋律を用い、全体を統一する循環ミサの形式。
この完成者がデュファイで、完成形に達した後期の4つのミサのうちの2つが、
今回収録されているミサ曲とのこと。

そんな解説を読んで聴くからこそ、B面トップの曲が解説と合わない・・・
とよく盤面を見てみたらA面の「アヴェ・レジナ・チェロールム」の最後の章
「アニュス・デイ」が収録されておりました。

とにかく魂の安息日である休日の早朝より宗教曲を聴くのはやはりいいですね。
そんな風に思えるのも涼しくなったこともあるでしょう。
レコードを終えたあとの静寂の余韻も味わって、もの思う季節の始まり、
今日も1日、有意義に過ごせたらと思います。



posted by fronte360 at 06:37| Comment(0) | 17-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月の関西アマオケコンサート情報(追加3)

9月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※追加(8/27)
 9/24:明石フィルハーモニー管弦楽団 第22回定期演奏会

我太呂さんより情報いただきました。
明石のタコにちなみ「たこフィル」と称し明石を中心とした地域の音楽文化の発展に寄与されているアマオケです。 明石・魚の棚商店街の散策も併せて遠足気分での演奏会もいいかもしれません。 興味ある方は是非いらしてください。


posted by fronte360 at 06:03| Comment(0) | 17-関西アマオケ演奏会情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月26日

9月の関西アマオケコンサート情報(追加2)

9月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※追加(8/26)
 9/18:同志社OB祝日管弦楽団 第1回定期演奏会

団員さんよりチラシ情報いただきました。 ホームページはまだ無いようです。
同志社交響楽団のOBオケとしては、カンマーフィル京都や紫苑交響楽団など、いろいろとあるようです。 歴史ある同響なので世代間でいろいろとできるようですね。 ちなみにここに参加されている団員さんを知る限り当方と同世代のベテランの方々です。 興味ある方は是非いらしてください。

 
posted by fronte360 at 07:26| Comment(1) | 17-関西アマオケ演奏会情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アマデウスSQ、モーツァルト/弦楽四重奏曲 第10番 ハ長調 K.170

10日間もの夏休みが明けて休み癖が抜けず、待ちどおしかった休日の朝。
早朝より一仕事してシャワー浴びてさっぱりしました。
久しぶりのステレオの前で聴くのは、先だって捕獲した弦楽四重奏曲。

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P8057257 posted by (C)fronte360

モーツァルト/初期弦楽四重奏曲 第10番 ハ長調 K.170
  アマデウス弦楽四重奏団
    ノーバート・ブレイニン(1st.vn)
    ジークムント・ニッセル(2nd.vn)
    ピーター・シドロフ(va)
    マーティン・ロヴェット(vc)

モーツァルトが14才から17才までの間に書いた初期の弦楽四重奏曲集より、
適当に抜き出して第10番、2つあるハ長調のうちの一つと書かれていても、
いずれも一部を除いてまだ未開分野です。 とても新鮮です。

解説を読んで音楽を聴く、こんな初期動作を繰り返すのも懐かしい感じ。
第1楽章がソナタ形式ではなくアンダンテの変奏曲になっているのですね。
第3楽章のアダージョとともに緩徐楽章でのモーツァルトの歌が心地よく、
オペラのセンスなのですね。

さて今日の昼、M高校時代の同級生3名と会うことになっています。
還暦オヤジ4人のカルテットです。 どんな響きになりますことやら。

 
posted by fronte360 at 06:50| Comment(0) | 17-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月25日

高知散歩20170715_絵金まつり・菅原伝授手習鑑 寺子屋

7月15日(土)、半年ぶりの高知旅行での「絵金まつり」の続きです。
絵屏風公開の19時より、本町1区→2区→4区はすべて見て横町2区です。

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P7157240 posted by (C)fronte360

菅原伝授手習鑑 寺子屋(すがわらでんじゅてならいかがみ てらこや)

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P7157242 posted by (C)fronte360

本町2区でも同じ題材のがありましたが、ここではいかめしい検使と、
それから逃れようとする寺子屋の子供たちがマンガチックに描かれてます。

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P7157244 posted by (C)fronte360

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P7157243 posted by (C)fronte360

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写真を預けているフォト蔵のサーバー異常で一部写真が見えていませんが
復旧されれば表示されるはずです・・・って、よく壊れるサーバーに
いささかうんざりです。


posted by fronte360 at 04:49| Comment(0) | 17-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする