今朝のラジオで大阪の淀川の土手には土筆が沢山出ているって言ってました。
ご近所団地の土手をこのところお観察していて、今朝は無かったけれど・・・、昼過ぎにようやく見つけました。
ようやく春到来でしょうか。
2017年03月26日
我が家の水仙
奈良はまだ寒い日が多く、ようやく水仙も満開となりました。
六甲フィルハーモニー管弦楽団 第43回定期演奏会
日時:2017年3月20日(月・祝) 14:00開演(13:30開場)
場所:神戸文化ホール・大ホール
曲目:プロコフィエフ/交響曲第7番
ショスタコーヴィチ/交響曲第10番
(アンコール)ショスタコーヴィチ/「ジャズ組曲」よりワルツ
指揮:ヴィヤチェスラフ・プラソロフ
IMGP0004 posted by (C)fronte360
1950年代の「ソヴィエト音楽」特集、ともに重厚な弦の響きを基調としながらもスッキリと纏めた見通しの良い演奏。 統制をしっかりととったパワフルな盛り上がりが印象的でした。 逆にアンコールでは指揮者のプラソロフさんがアコーディオンを掲げて出てきて、リズムを大きく揺らせたりする楽しい演奏で心も温まりました。
オーケストラの編成は 12-12-8-9-8 の通常配置。 弦楽アンサンブルの各パートがしっかりと纏まって分厚い響きを形成していましたが、特筆しておきたいのはヴィオラの健闘。 相対的に人数が少ないものの、要所でしっかりとした響きでの主張があってこそ、ともすると表層的流れやすい場面でも奥行きの深さを演出していたのが印象に残りました。
プロコフィエフの「青春」とも呼ばれる交響曲第7番、第1楽章冒頭より奥行きのある充実した弦アンサンブルを堪能できたのもヴィオラの健闘があってこそでしょう。 青春らしく明るく張りのある響き、第2楽章では重厚ながらチャーミングなワルツも楽しむことができました。 木管楽器の健闘が光ったのは第3楽章、そして弦と管と受け渡しもよくよどみなく音楽が流れてカッコよかった終楽章。 重厚な響きながら軽やかなステップを踏んで進む音楽はとても伸びやかでしたね。 大きく呼吸していたフィナーレ、いったん弱音になったあと元気よく終わるタイプ。 しかしながらちょっとあっさりと付け足した感じでの終結でした。 個人的にはオリジナルな終わり方がよかったかな。
休憩をはさんで大曲ショスタコーヴィチの交響曲第10番、しっかりと地に足をつけてハードな盛り上がりでも各パートがよく纏まって落ち着いたクールな演奏でした。 ブラソロフさんの指揮は明快、見晴らしの良い演奏として、オケもまたそれに良く応えてました。 第1楽章のソリッドな盛り上がりもさることながら、憂色を含んだ響きで彩られていて聴き応えありました。 第2楽章での統制とれたソリッドで重層的な響きはカッコ良く、ティムパニ奏者の思い切り良さも光ってました。 しかし当方ちょっと体調悪くこのところの疲れもあって、後半となって暗い響きで哀愁漂う場面になると集中力が切れて意識が時おり飛ぶというテイタラク、パワフルな場面になって覚醒する有様でしたが、オケは集中力を切らすことなく、低弦の凝縮した響きでのしっかりとした終結は大熱演となっていました。
終演後オケの皆さんを見ていると肩で息をされていた方もちらほら見かけるほどの熱演でしたが、アンコールとなって指揮者のプラソロフさんがアコーディオンを掲げて出てきたのに会場が沸きました。 これまでとは違ってリズムを大きく揺らせたり、金管を立たせて演奏させる楽しい雰囲気の演奏。 本来陽気な性格であったショスタコーヴィチも1950年代にあってはまだ社会体制のなかで複雑な心境であったことを示すアンコールだったのでしょうね。 ともかく楽しい演奏に心は温まって帰路につくことができました。 ご招待いただきありがとうございました。 そして皆さんお疲れさまでした。
場所:神戸文化ホール・大ホール
曲目:プロコフィエフ/交響曲第7番
ショスタコーヴィチ/交響曲第10番
(アンコール)ショスタコーヴィチ/「ジャズ組曲」よりワルツ
指揮:ヴィヤチェスラフ・プラソロフ
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1950年代の「ソヴィエト音楽」特集、ともに重厚な弦の響きを基調としながらもスッキリと纏めた見通しの良い演奏。 統制をしっかりととったパワフルな盛り上がりが印象的でした。 逆にアンコールでは指揮者のプラソロフさんがアコーディオンを掲げて出てきて、リズムを大きく揺らせたりする楽しい演奏で心も温まりました。
オーケストラの編成は 12-12-8-9-8 の通常配置。 弦楽アンサンブルの各パートがしっかりと纏まって分厚い響きを形成していましたが、特筆しておきたいのはヴィオラの健闘。 相対的に人数が少ないものの、要所でしっかりとした響きでの主張があってこそ、ともすると表層的流れやすい場面でも奥行きの深さを演出していたのが印象に残りました。
プロコフィエフの「青春」とも呼ばれる交響曲第7番、第1楽章冒頭より奥行きのある充実した弦アンサンブルを堪能できたのもヴィオラの健闘があってこそでしょう。 青春らしく明るく張りのある響き、第2楽章では重厚ながらチャーミングなワルツも楽しむことができました。 木管楽器の健闘が光ったのは第3楽章、そして弦と管と受け渡しもよくよどみなく音楽が流れてカッコよかった終楽章。 重厚な響きながら軽やかなステップを踏んで進む音楽はとても伸びやかでしたね。 大きく呼吸していたフィナーレ、いったん弱音になったあと元気よく終わるタイプ。 しかしながらちょっとあっさりと付け足した感じでの終結でした。 個人的にはオリジナルな終わり方がよかったかな。
休憩をはさんで大曲ショスタコーヴィチの交響曲第10番、しっかりと地に足をつけてハードな盛り上がりでも各パートがよく纏まって落ち着いたクールな演奏でした。 ブラソロフさんの指揮は明快、見晴らしの良い演奏として、オケもまたそれに良く応えてました。 第1楽章のソリッドな盛り上がりもさることながら、憂色を含んだ響きで彩られていて聴き応えありました。 第2楽章での統制とれたソリッドで重層的な響きはカッコ良く、ティムパニ奏者の思い切り良さも光ってました。 しかし当方ちょっと体調悪くこのところの疲れもあって、後半となって暗い響きで哀愁漂う場面になると集中力が切れて意識が時おり飛ぶというテイタラク、パワフルな場面になって覚醒する有様でしたが、オケは集中力を切らすことなく、低弦の凝縮した響きでのしっかりとした終結は大熱演となっていました。
終演後オケの皆さんを見ていると肩で息をされていた方もちらほら見かけるほどの熱演でしたが、アンコールとなって指揮者のプラソロフさんがアコーディオンを掲げて出てきたのに会場が沸きました。 これまでとは違ってリズムを大きく揺らせたり、金管を立たせて演奏させる楽しい雰囲気の演奏。 本来陽気な性格であったショスタコーヴィチも1950年代にあってはまだ社会体制のなかで複雑な心境であったことを示すアンコールだったのでしょうね。 ともかく楽しい演奏に心は温まって帰路につくことができました。 ご招待いただきありがとうございました。 そして皆さんお疲れさまでした。