お正月休みも本日でおしまい・・・あっという間でしたね。
短い休みでしたが、いつもの休日らしく早朝よりステレオの前に陣取って、
心安らかに宗教曲のレコードを鑑賞中。
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モーツァルト/ミサ・ブレヴィス ハ長調 K.258
モーツァルト/ミサ・ロンガ ハ長調 K.262
ヘルベルト・ケーゲル指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 ライプツィヒ放送合唱団
白井光子(S)
マルガ・シムル(A)
アルミン・ウーデ(T)
ヘルマン=クリスティアン・ポルスター(Bs)
モーツァルト19歳の頃の作品、ザルツブルグ時代のロココ調で華麗な作品、
ミサ・ロンガ(Missa longa)と父レオポルドが自筆譜に記しているように
longa 長い K.262 のミサ曲のほうが当然ながらより華麗で聴きごたえあります。
クレドなど12分もの大曲になっていますね。
この曲はモーツァルトが当時仕えていたザルツブルグ司教座聖堂のオケには無い
ホルンが使われていることより、大修道院付属の聖ペトロ教会のために作曲された
とされているようです。
いずれの曲もヘルベルト・ケーゲルの手によって美しく仕上げられています。
上質な響きのオケに何よりライプツィヒ放送合唱団が巧いですね。
独唱者は小粒ですがそれが曲全体にはマッチしているようにも感じます。
当時ケーゲルはモーツアルトのミサ曲をこれらのメンバーと連続録音しており
これは1983年11月録音。 1990年にピストル自殺という非業の死を遂げたケーゲル、
そんな人の指揮とは思えない美しい力を感じさせる演奏です。