2016年12月31日

ベーム/ウィーン響、ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付き」

テレビは面白くないし、家人のいない一人我が家・・・
ステレオ部屋にやってきて、やはり年末なので第九を聴きましょう。

中学生だった頃に初めて買った第九のレコード、定価900円。 疑似ステレオ盤。
フォンタナのグロリア・シリーズで、レコード番号も FG-9 ですね。
後年、パイロットなんとかでダブル・ジャケットにもなりました。
こちらは統一ジャケット、しかもペラ・ジャケのものです。

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ベートーヴェン/交響曲第9盤「合唱」
  テレサ・シュティッヒ=ランダル(S)
  ヒルデ・レッセル=マイダン(A)
  アントン・デルモータ(T)
  パウル・シェフラー(Br)
    カール・ベーム指揮 ウィーン交響楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団

小遣いが月1,000円だった中学生の頃、吟味に吟味を重ねて捕獲した1枚。
重心の低い演奏ながら若きベーム、溌剌として時に気負いも感じるようでもあり、
疑似ステレオという悪条件ですが、質実剛健としたドイツらしい堂々たる演奏。
久々に聴いた懐かしくもありますが、想像していたよりも悪い演奏ではないですね。

音楽に没入してしまうからかもしれませんけれど、録音の可否を述べる前に、
また演奏の善し悪しを評価する前に、自分の感性とヒットするかでしょうね。
とにかく来年も自分らしく生きたいものです。

皆さんいろいろとお世話になりました。 皆さん良いお年を!!!
そして世の中が平和で、よりよい世界になりますように!!!


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正月用のお酒2種

どっちから先に飲むか、、、

右側は、お馴染みの土佐鶴新酒。この前の高知行きで捕獲したもの。

左側は、奈良豊澤酒造の朱雀門金箔入。ご近所マーケットで捕獲しました。

大晦日の楽しみ、やね。
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posted by fronte360 at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニコレ、J.S.バッハ/フルート・ソナタ全集

大晦日の朝、いつもなら高知で正月を迎えているところだけれど、
今年は休みが短いことよりも昨年末のドタバタもあって高知行きを断念。
5年連続だったのですけれど・・・

落ち着いて自宅ステレオの前に陣取ってレコード鑑賞中。

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J.S.バッハ/フルート・ソナタ全集
 フルートとオブリガート・ハープシコードのためのソナタ イ長調 BWV1032
 フルートとオブリガート・ハープシコードのためのソナタ ロ短調 BWV1030
 無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013
 フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV1035
 フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1034
   オーレル・ニコレ(fl)
   クリスティアーヌ・ジャコテ(hpsi)
   藤原真理(vc)

1984年5月10/12日、ローテンフルー教会(スイス)での録音
日本コロムビアのスタッフがヨーロッパにPCM録音機材を持ち込んで
一連の録音をしたシリーズ。

ニコレにはカール・リヒターと組み、リヒターに煽られたかのような
ドライブ感に溢れた疾風怒濤の全集もありますけれど、
再録音となるこちらの全集は、ジャコテと藤原真理を従えた円熟の演奏。
心が温まるようです。

高知に行く家人を見送り、正月を迎える準備をしましょう。



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2016年12月30日

奈良女子大学管弦楽団 第46回定期演奏会

日時:2016年12月24日(土) 13:30開演(12:30開場)
場所:奈良県文化会館・国際ホール

曲目:フンパーディンク/歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲
   ベートーヴェン/交響曲第1番
   ブラームス/交響曲第1番
(アンコール)クリスマス音楽メドレー

指揮:木下麻由加(客演)

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木下麻由加姉さんに導かれたオケが一丸となったフレッシュな演奏を楽しみました。 麻由加姉さんは淡々と振って見栄をきったりすることはなく、どの曲も端正なつくりながらもオケの持つ力を十二分に引き出していましたね。 またオケもそれに見事に応えて、各パートの纏まりもよく腰の据わったサウンドながらドライブ感も自然と出てきた感じ。 いい演奏会でした。

個人的にはベートーヴェンの交響曲第1番、オケの明るい響きを基調とした真摯な演奏を1番に取りたいですね。 落ち着いた腰の据わったサウンドですが、各パートの分離が良くて軽快でしなやかな演奏。 華美にならない管打楽器は響きは良く、弦との会話も見事。 自分たちのサイズで演奏された自分たちの音楽と、29歳の青年ベートーヴェンの若々しい息吹が見事にマッチした素晴らしい演奏に感じ入りました。

メインのブラームスも同様な演奏で、なかでも終楽章での自然な盛り上がりが素晴らしかった。 麻由加姉さんが一時指揮棒を左手に持って右腕を軽く動かす程度に振り、オケに全幅の信頼を寄せて熟成させた音楽をまた指揮棒を持ってパワフルでキレのある演奏としてフィナーレへといざなったのにも唸りました。 端正に吹いたホルンなど素晴らしかったけれど、オケの響きとの相性ではベートーヴェンですよね。 こちらも素晴らしい演奏でしたけれど。

これに先立つフンパーディンクは、メルヘンティックな雰囲気に満ちた佳演でした。 艶やかで快活な響きの金管、常に柔らかな打音としたティムパニ、時に大きくうねるようにパワフルになった弦楽アンサンブルなど終始明るい響きが印象的。 行進曲となってリズミカルに動いた麻由加姉さんにもよく付いてよかったですよ。

いずれの曲もどこかを強調するのではなく真摯に曲に向き合った演奏も好印象ですが、オケの良いところをうまく引き出した木下麻由加さんの手腕を評価したいですね。 昨年の定期演奏会でもこの両者の相性の良さを感じましたけど、今回はさらに進化したみたい。
蛇足ながら昨年末には京都フィロムジカでブラームスの交響曲第4番を指揮されたのを聴き、こちらの相性にはちょっと疑問符が付きましたけど、奈良女オケとはとてもいいコンビですね。 姉さんのカッコ良さに皆さん憧れを持たれているのでしょうか。 このまま暫く同じコンビとなって姉さんお得意のニールセンの交響曲なども聴きたいものです。

この演奏会が今年の聴き納め、いい演奏に巡り合えて幸せでした。 皆さんよいお年を!

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2016年12月29日

八王子

仰木産棚田米使用の純米生
滋賀大津の浪乃音酒造のお酒を頂きました。
お正月まで持つかな?
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posted by fronte360 at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オーマンディのCD頂きました

仕事納めの昨日、年内に片付けたい仕事をせっせとやっていたら
Nさんも年内に片づけたい昨日の見積の件で質問されに来られたあと、
はいどうぞ、とCD頂きました。

タワーレコードでオーマンディのCDが大挙して出たようですね。
そのなかの重複分が回ってきました。 この購買意欲には脱帽です。

さっそくレスピーギの「鳥」を鑑賞中。
艶やかなフィラデルフィア・サウンドが部屋中に広がって気持ちいいな。
学生時代はとがっていたのでまるでムード音楽のように思っていましたけれど、
この年齢になると逆に心地よく感じられるようになりました。

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■ソニー ベルリオーズ/幻想交響曲、デュカス/魔法使いの弟子、ムソルグスキー/禿山の一夜 オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団(SBK 46329)

■ソニー レスピーギ/ローマの松、ローマの噴水、ローマの祭り オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団(SBK 48267)

■ソニー ベルリオーズ/イタリアのハロルド、ファウストの劫罰[抜粋](*)、トロイヤの人々[抜粋] オーマンディ指揮、ミュンシュ指揮(*) フィラデルフィア管弦楽団(SBK 53255)

■ソニー レスピーギ/鳥、教会のステンドグラス、D.スカルラッティ(トマッシーニ編)/上機嫌な婦人たち(*) オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団、ルイス・レーン指揮クリーヴランド管弦楽団(SBK 60311)

■ソニー イベール/ディヴェルティメント、寄港地、フォーレ/ペレアスとメリザンド(*)、パヴァーヌ、ルーセル/バッカスとアリアーヌ第2組曲 オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団、アンドリュー・デイヴィス指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(SBK 62644)


今年もいろいろとありがとうございました。


posted by fronte360 at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 16-CD/LP/DVD音源捕獲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月28日

高知散歩20161202_歴民館・新発見考古速報展(おしまい)

11月は、会社行事目白押しで身動き取れず、とっても疲弊したので
12月になると金曜・月曜とお休みをいただいて、高知に行ってきました。

12月2日早朝、高知到着、昼前にまた高知市街に出て高知駅バスターミナルより
高知県立歴史民俗資料館(歴民館)に行き「発掘された日本列島」を鑑賞。
いよいよ出口の手前には、こんなものが置いてました。

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縄文時代、矢尻やナイフなどとして用いられた黒曜石。
和田峠・霧ヶ峰とは長野県の有名な黒曜石の産地とのことです。

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PC025229 posted by (C)fronte360

ここの黒曜石を自然科学的な産地推定分析によると、縄文時代前期より、
東北から東海・北陸地方まで広範囲に供給されていたとのことでした。
とても勉強になりました。

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さて、ちょっと休憩してから外に出て歴民館を見上げ
バスの時間を確認して

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PC025231 posted by (C)fronte360

ちょっと急ぎで後ろにひろがる岡豊(おこう)山に登りました。
長宗我部元親公の居城・岡豊城があったところですね。

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PC025232 posted by (C)fronte360

この続きはまたいずれ・・・


posted by fronte360 at 04:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 16-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月27日

高知散歩20161202_歴民館・高知県内の津波碑を3D画像化

11月は、会社行事目白押しで身動き取れず、とっても疲弊したので
12月になると金曜・月曜とお休みをいただいて、高知に行ってきました。

12月2日早朝、高知到着、昼前にまた高知市街に出て高知駅バスターミナルより
高知県立歴史民俗資料館(歴民館)に行き「発掘された日本列島」を鑑賞。
ここに来たかった、もう一つの理由がコレです。

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PC025222 posted by (C)fronte360

高知県内の津波碑を3D画像化 県立歴史民俗資料館で公開中
そんな高知新聞の記事をネットで見たからですね。

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PC025224 posted by (C)fronte360

いちおうこのような業界にいますし、地震・津波も他人事ではないですものね。

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ロシア製のソフトらしいですが、スムーズに動きますね。
なかなか使い勝手も良かったですよ。

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PC025225 posted by (C)fronte360

説明も出ますしね。
◆左面
大正十二年九月一日関東大地震横死者十五萬人霊魂供養塔
・訳と意味・
これは関東大震災の死者十五万人の霊魂の供養塔である。


これは良い体験でした。


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2016年12月26日

眞田丸は終わったけれど

眞田丸一色の商店街を通って帰宅中
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posted by fronte360 at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高知散歩20161202_歴民館・復興のための文化力

11月は、会社行事目白押しで身動き取れず、とっても疲弊したので
12月になると金曜・月曜とお休みをいただいて、高知に行ってきました。

12月2日早朝、高知到着、昼前にまた高知市街に出て高知駅バスターミナルより
高知県立歴史民俗資料館(歴民館)に行き「発掘された日本列島」を鑑賞。
つづいて「復興のための文化力」という特集がありました。

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PC025218 posted by (C)fronte360

東日本大震災からの一日も早い復興と、埋蔵文化財保護の両立を図るため、
現在、岩手・宮城・福島の三県では、全国からの支援を受けながら、
発掘調査が急ピッチで進められているそうです。

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PC025220 posted by (C)fronte360

ここより、3県から7遺跡を紹介がありました。
石峠II遺跡、津軽石大森遺跡、中沢遺跡、内山遺跡、谷原遺跡、
高橋遺跡、上渋佐原田遺跡

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PC025226 posted by (C)fronte360

こんな愛らしい土偶に心惹かれました。

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PC025221 posted by (C)fronte360


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2016年12月25日

リヒテル&ムラヴィンスキー、チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番

京都より戻ってきました。
今日は早朝より年賀状作成にいそしんでおりました。

昨年頂いた年賀状や欠礼はがきと宛名一覧を突き合わせて今年の一覧を作成、
この時、昨年の年賀状をまた読んで、そうやったな、と記憶を掘り越すのもまた
楽しい時間でした。

今年の画像を選び、ほんの少し画像処理していつものWORD文書にはめ込んで印刷、
あて名も印刷してからが本番です。 すべてにコメントを入れて完成ですけれど、
この間ずっとステレオで音楽をかけてますが・・・

このレコードに思わず手が止まりました。
そして京都より帰ってきた、今もまた再聴しております。

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PC255481 posted by (C)fronte360

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番 (*)
 スヴャトスラフ・リヒテル(p)
   エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮、 クルト・ザンデルリンク指揮(*)
    レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

フォンタナのレコードの懐かしいジャケット、同年代には見覚えあるでしょう。
モノラル録音だったのでこれが出た時には買いませんでしたけれど、
2005年9月29日の出張時、お茶の水のディスクユニオンで3枚300円で捕獲。

懐かしくて買ってみたけれど、これまでほとんど聴いておりませんでした。
カラヤン/ウィーン響のDG盤も持ってますし、わざわざモノラル録音なんて…
そんな理由でしたけど、これのレコードが耳からウロコでありました。

とくにチャイコフスキーが凄い。
生命感溢れる演奏はカラヤン盤の比では無く、終楽章フィナーレ部分など豪胆!!
見事なテクニックで火花が出るような打音でバリバリと弾き切ってますし、
また暖徐楽章でポツポツと弾くニュアンスの見事さ、違う曲を聴くようです。

録音状態が悪い、という思い込みもありましたけど、普通に聴けますね。
もちろん最新の録音状態との比ではないですが、ガサガサではないですよ、
かえって野太い音がいい味になっているようにも思いました。
ムラヴィンスキーの鋭いほどの精神性の高さも緩和(?)されているかも・・・

ラフマニノフはその点録音の古さでザンデルリンク師が田舎臭くも感じて、
ちょっと損をしているような感じかも。

それにしてもこんな凄い演奏が忘れられていたんて、不覚でした。
本当に奥が深い世界ですね。


posted by fronte360 at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 16-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

黄金のファラオと大ピラミッド展

本日最終日、京都まで来ています。
面白いけど、けっこうな人出で少々疲れますね。
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2016年12月24日

第23回「天理の第九」演奏会

日時:2016年12月18日(日) 14:00開演(13:15開場)
場所:天理市民会館やまのべホール

曲目:◆第1部◆
    J.ラター/マニフィカートより
     3. Quia fecit mihi magna
     6. Esurientes
     7. Gloria Patri
      指揮:河崎 聡(天理第九合唱団常任指揮者)
      独唱:内藤里美(S)
      演奏:天理シティーオーケストラ、天理第九合唱団
   ◆第2部◆
    ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱つき」
      指揮:安野英之
      独唱:内藤里美(S)、大賀真理子(A)、松本薫平(T)、鳥山浩詩(Br)
      演奏:天理第九管弦楽団、天理第九合唱団、
         奈良県立二階堂高等学校コーラス部
   (アンコール)蛍の光

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力強く深い響きによる第九での合唱、昨年より加わった奈良県立二階堂高校コーラス部の方々の威力でしょうね、今年もパワー一辺倒ではない素晴しい合唱を堪能しました。

オーケストラもまた、気心知れた安野英之さんの指揮のもと、コンパクトながら強靭な響きには艶も感じさせて素晴らしかった。 とくにピッコロ、第4楽章で行進曲となって吹いていたときから艶やかで良いなぁ、と思っていましたけれど、フィナーレが見事。 力いっぱい吹いて甲高くつんざくような響きになることが多いのですけれど、ここもまた艶やかな響きで彩られた響きに酔いました。 金管楽器の響きもまた同様で、上質な音楽であったことの証左、感動的なフィナーレでした。

そして今年も独唱者の方々の皆さん、粒がそろって声が良く出て良かったですね。 力強いバリトンによって歌い出し、美声でしたね。 そしてここにオーボエが見事なオブリガートで絡んできたから気分はもうここから絶好調。 松本薫平さんに交代したテノールも声量があって堂々とオケと渡り合っていました。

合唱、オケ、独唱が立体的に響きあって素晴らしい第九の演奏を堪能しました。

またこれに先立って演奏された、J.ラターのマニフィカート。 勢いつけて飛び出した冒頭こそ勢いつきすぎてこなれていなかったものの、2曲目より美しい内藤里美さんのソプラノ独唱、3曲目でのアーメン・コーラスでの明るい合唱の響きを楽しみました。
ただし第九の前プロに合唱曲は聴き手としてもちょっと体力が必要な感じ。 ベートーヴェンの序曲などでも良かったんじゃないないか、というのは同行した方のご意見でした。 確かに・・・

とにかく、終わり良ければ総て良し。 今年も緑色のルミカライトを振りながら蛍の光を歌ってのお開き。 今年も大いに満足、大いに楽しませていただき、会場を後にすることができました。
今年も素晴らしい演奏会にお招きいただき、有難うございました。

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ウィーン・フィルハーモニーSQ、モーツァルト/ホフマイスター

クリスマス三連休の中日、忙しかった12月の骨休め・・・
といきたいところですけれど、年賀状やら演奏会感想文など年貢が溜まっていて
気ぜわしい年の瀬でもあります。

この年末年始に高知に行きたいけれど・・・
行けないので高知で捕獲したレコードを聴くシリーズ第2弾
2014年の正月休みに高知で捕獲した「ウィーンの室内楽・名盤1300」より

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モーツァルト/弦楽四重奏曲第20番「ホフマイスター」
モーツァルト/弦楽四重奏曲第22番「プロシア王第2番」

  ウィーン・フィルハーモニー四重奏団
    ウィリー・ボスコフスキー(vn)、 オットー・シュトレッサー(vn)
    ルドルフ・シュトレンク(va)、 エマヌエル・ブラベック(vc)

ボスコフスキー率いるウィーンフィルSQ、叙情的で暖かな表現ですね。
よく歌うウィーンフィルSQ、ウィーン情緒を醸し出して肌触りの良い音楽。
心地よい時間が過ぎてゆきます。

モーツァルトの弦楽四重奏曲は6曲単位で書かれることが多く、でもこの曲は
「ハイドン・セット」6曲と、「プロシア王・セット」の6曲との間にあり、
ぽつんと1曲のみ。

友人であり出版業者であるホフマイスターへの借金返済のために書かれた・・・
そんな説もあるいわくつきの曲ですが、動機はどうであれ、
晴れやかさにほの暗さも感じられる晩年のモーツァルトの音楽ですね。

暖かなトーンでの流麗なアンサンブル、魅せられました。
今日も一日がんばりましょう。


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2016年12月23日

園田隆弘、J.S.バッハ/2声と3声のインヴェンション

11月は会社行事目白押しで忙しかったけれど、
12月中旬からは私的な事情でドタバタとやってきましたが、ようやく一区切り。
次は来年1月16日、19日とそれから一週間の間に一度お休みをいただき、
それから6週間たって一段落でしょうか。

この年末年始の休暇は短い6連休、ここ5年ほど過ごした高知のお正月は止め、
奈良・大阪でゆるりと過ごしましょう。

高知には行きたいけれど、7月に高知で捕獲したレコード聴いて過ごす年末。
半年前に買ったのに、ちゃんと聴くのは今朝が初めて。

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J.S.バッハ/2声と3声のインヴェンション BWV722〜801
  園田隆弘(ベーゼンドルファー)

いわゆる「インヴェンションとシンフォニア」と呼ばれている作品。
1974年6月6〜7日、青山タワーホールのベーゼンドルファー使用した録音。
日本ピアノ界の巨人と言われた園田さん、1988年にも再録音されているようですね。

違いなど知る由もありませんが、端正なタッチでのバッハ演奏ですね。
激情的な場面などなく、でもさらりとした中に深淵さや愉しさが感じられ、
偉大なバッハ像が浮かび上がるようで、これはけっこう好きな演奏ですね。
連続してもう2回も聴いていたりします。

バッハが子供たちの教育用に書いたとされる「インヴェンションとシンフォニア」
いくつかCDも持っているはずですが、こんなに真摯に聴いた記憶がなく、
楽譜も校正している園田隆弘さんの想いが詰まっているからでしょうか。

齢60歳を前にしてようやくこの曲の全貌が見えてきたようです。
クラシック音楽、とくにJ.S.バッハは深いですね。


posted by fronte360 at 07:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 16-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月22日

高知散歩20161202_歴民館・発掘された日本列島(その5)

ようやっと今日で今週も終わり・・・
慌ただしい12月も来週の半分のみですね。 がんばろ・・・

 ●

11月は、会社行事目白押しで身動き取れず、とっても疲弊したので
12月になって金曜・月曜とお休みをいただいて、高知に行ってきました。

12月2日早朝、高知到着、昼前にまた高知市街に出て高知駅バスターミナルより
高知県立歴史民俗資料館に行き「発掘された日本列島」を鑑賞。
ここの展示は写真撮影OKです。

ここより近世・近代の発掘品となります。

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PC025213 posted by (C)fronte360

旗本花房家屋敷跡遺跡【東京都港区】(江戸時代)

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PC025214 posted by (C)fronte360

地下貯蔵庫より黒色火薬の詰まった壺が5個発見されていますが、
花房家は定火消の役職にあって、地下にゴミ同然で捨てていたようですね。
徳川幕府の支配により泰平の世となったことからでしょうか。

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PC025215 posted by (C)fronte360

豊田旧名主家ビール工場跡【東京都日野市】(明治時代)

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日野市豊田地区の山口家の敷地内にあった多摩地区最古のビール工場跡より
大量のビール瓶やコルクなどが発掘されたそうです。

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PC025217 posted by (C)fronte360

明治19年から9年間、個人醸造家がビール生産をしていたものの
大手メーカーにおされて生産を中止。
国産ビール黎明期の生産の実態を考古学的に知る上で極めて重要な発掘であった、
と書かれていました。 面白いですね。


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2016年12月21日

高知散歩20161202_歴民館・発掘された日本列島(その4)

久しぶり・?・一日会社にいるとたまったメールもさることながら、
やらねばならないこと目白押しでしたが、今日もまた昼から退社。
今年もあと片手・・・なんですけどね、これで一区切りか。 一年は早いな。

 ●

11月は、会社行事目白押しで身動き取れず、とっても疲弊したので
12月になって金曜・月曜とお休みをいただいて、高知に行ってきました。

12月2日早朝、高知到着、昼前にまた高知市街に出て高知駅バスターミナルより
高知県立歴史民俗資料館に行き「発掘された日本列島」を鑑賞。
ここの展示は写真撮影OKです。

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PC025210 posted by (C)fronte360

中津居館跡【山口県岩国市】(南北朝時代・14世紀 約700年前)
岩国市の平地に築かれた13世紀末から14世紀頃の居館跡。
ここからは推定4〜5万枚もの輸入銭を納めた備前焼の大甕が出土されています。

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PC025212 posted by (C)fronte360

貯蓄用に埋められた備蓄銭だと考えられ、
わら紐でひとくくりに束ねられ当時流通していた状態をとどめます。

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今でいう「へそくり」なんでしょうね。



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2016年12月20日

高知散歩20161202_歴民館・発掘された日本列島(その3)

昨日は午後より出勤予定でしたが、突発的な事態となって昼すぎまでかかり・・・
また会社を休んでしまいました。 おまけに明日の午後も休まないと。
とりあえずこれで年内終了でしょう。 12月も忙しい。

 ●

11月は、会社行事目白押しで身動き取れず、とっても疲弊したので
12月になって金曜・月曜とお休みをいただいて、高知に行ってきました。

12月2日早朝、高知到着、昼前にまた高知市街に出て高知駅バスターミナルより
高知県立歴史民俗資料館に行き「発掘された日本列島」を鑑賞。
ここの展示は写真撮影OKです。

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史跡・中山瓦窯跡【奈良市】(奈良時代 約1300年前)
右側の大きいのが鬼の全身像を描いた鬼瓦。
平城宮大極殿の建物に使用されるために作られたものらしいです。
これ以外にも平城宮に用いられる瓦を多数生産していたようですね。

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神屋遺跡【茨城県稲敷市】(平安時代・10世紀 約1100年前)
中央手前に写っているフライパンのようなのは火熨斗(ひのし)で、
布のしわを取るために火の中に入れて現在のアイロンのように使われていたもの。
土製・石製・鉄製の紡錘車など糸や布を作った集落があったようです。

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伏見城跡【京都市】(安土桃山〜江戸初頭・16〜17世紀初頭 約450年前)
伏見城跡に伴う堀の中から出土した金箔付きの瓦。
これは新聞などでも報道されていましたね。 まさに最新の発掘成果。

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文様の浮き出た部分に金箔を貼る特徴がある金箔瓦は豊臣秀吉の特徴で、
きらびやかな瓦で飾られた城は、秀吉の豪勢な生活ぶりを象徴するようだ、
と解説に書かれていました。 納得。


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2016年12月19日

高知散歩20161202_歴民館・発掘された日本列島(その2)

今日はまた午前中お休みをいただき、9時には実家に行って午後から出社予定。
とりあえず一連のドタバタの一区切りがつくかな・・・
そして気づくと来週で今年の出勤もお終いですね。 早いなぁ。

 ●

11月は、会社行事目白押しで身動き取れず、とっても疲弊したので
12月になって金曜・月曜とお休みをいただいて、高知に行ってきました。

12月2日早朝、高知到着、昼前にまた高知市街に出て高知駅バスターミナルより
高知県立歴史民俗資料館に行き「発掘された日本列島」を鑑賞。
ここの展示は写真撮影OKです。

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地域展「田村遺跡群の青銅器」もありました。

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田村遺跡群から多数出土の青銅器に焦点をあてた地域展示です。

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高知平野は弥生後期まで、近畿産の銅鐸と九州産の銅矛の両方が混在する
全国でも特殊な文化圏であったそうです。 ⇒ 高知新聞記事

この記事を読んだことより歴民館にやってきたくなったのでした。


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2016年12月18日

12月の関西アマオケコンサート情報(追加3)

12月に、京阪神奈滋で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※12/18(追加)
 12/25:アンサンブル・アルビレオ 第8回定期演奏会

我太呂さんより情報頂きました。
2008年発足の弦楽合奏団、高槻を中心に活動されているようで、過去には小林道夫さんとも共演されているそうですね。 興味ある方は是非いらしてください。


 
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