順調に進み、もう少し早く終わっていたはずですが、運用面からの見直しがあり、
説明書の追加などやっていたら上述の時間、当初の終了時間になりました。
明日の始業より従業員が電話番号変更や電話機の機能変更でクレームを出すか、
もうちょっと気が緩められませんが、大きなヤマは越えた感じでしょうか。
さて先週、愛用のメモリプレーヤの内容を大きく変更していて、
かつて廉価盤CDの帝王として多数の録音が出ていたアントン・ナヌートさん、
彼の一連の録音を入れて鑑賞していますが、先日のマーラーに続いて、
昨日久しぶりに聴いて感動したのがこちらです。

PB275163 posted by (C)fronte360
ショスタコーヴィチ/交響曲第7番「レニングラード」
アントン・ナヌート指揮 リュブリャナ交響楽団
VOX ALLEGRETTO という彼にしてはまともなレーベルのCDですが、
演奏も集中力の高いとても見事な演奏を聴かせてくれます。
長大な第1楽章はメリハリをつけて行進曲調の主題、絶叫調の金管の咆哮、
じっくりと歌わせてからの盛り上がりなど最後まで飽きさせることありません。
第2楽章は美しくていいですね。 しっとりとした透明感の高い弦楽器、
クラリネットやピッコロが浮かび上がるようです。
緊張感の高い第3楽章もしっかりとした演奏で聴かせて、
終楽章もまた緩急つけた演奏で劇的な演出もツボにはまっていますね。
大いに感動させれてしまいました。
アントン・ナヌートさんの手腕、オーケストラを統率して全体をきちんと鳴らし、
まったくエキセントリックではないけれど、よく考え抜かれた演奏を聴かせます。
ロマン派の曲ではちょっとヌルく感じる面もありますけれど、
マーラーやこの曲のような長大なシンフォニー、ベートーヴェンの交響曲など、
構成感が問われるような作品にその手腕が発揮されているようですね。
いい演奏を聴くと気分も高揚しますね。