2016年10月01日

ヘルビッヒ、ハイドン/後期交響曲集

このところステレオ部屋で音楽をゆっくりと聴ける環境でなくなったけれど
変わらず愛用のメモリプレーヤで音楽を楽しんでいます。

以前に手持ちCDを録音したものを聴き返していて、ザンデルリンクを終え、
ギュンター・ヘルビッヒによるハインドンの後期交響曲集を集中的に聴きました。

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ハイドン/交響曲第93番、第94番「驚愕」、第95番
ハイドン/交響曲第96番、第97番、第100番「軍隊」
ハイドン/交響曲第98番、第99番
ハイドン/交響曲第101番「時計」、第102番
ハイドン/交響曲第103番「太鼓連打」、第104番「ロンドン」
 ギュンター・ヘルビッヒ指揮 ドレスデン・フィル

1994年4月25日、徳間ジャパン・コミュニケーションズより発売された
ドイツ・シャルプラッテン20周年記念Vシリーズで捕獲したCD。
当時1枚1,000円で安価、しかも内容が良く、発売日に買ったと記憶します。

先日、セント・マーティン・オーケストラの先鋭的な「軍隊」を聴きましたが、
オーケストラの規模はほぼ同じと推察しますが、こちらは実にオーソドックス、
正攻法ながらどの曲もしなやかで、作品そのものに語らせる巧さが光っています。

番号のついていない90番台の曲でも、同じ枠組み、序奏より快活な第1楽章、
変奏を聴かせる落ち着いた第2楽章、メヌエットの第3楽章を楽しませ
終楽章を軽快に駆け抜ける、そんな形式の中で様々な面白さを見事に表現し、
最後まで飽きさせません。

1974年、ドレスデン・ルカ教会での録音の良さもあって細部まで磨かれた響き、
艶やかでしなやかな弦の響き、端正で質素ながらチャーミングな木管楽器、
柔らかく響く金管と打楽器など、とても上品な演奏を楽しみました。



posted by fronte360 at 07:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 16-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする