2016年09月30日

大阪歴史博物館に行ってきた_近代現代のフロア(おしまい)

16日(金)、久しぶりに有給休暇を取得した臨時休業日。
本当なら高知に居たはずだが、台風接近で順延としていきなり空いた1日、
大阪歴史博物館の常設展に行ってきました。

常設展示、エスカレータで7階に降りるとそこが終点、近代現代のフロア。
いわゆる「大大阪」と呼ばれた頃を等身大にて再現されていました。

「劇場のまち 道頓堀・千日前」

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上から見えたのはここですね。
ここを抜けると資料展示になります。

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模型もあって判りやすいし、時代も近いので親近感湧きますよ。

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モダンなデザイン、心斎橋プランタンの椅子・テーブル・衝立です。

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足踏みミシンも懐かしいですね。

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実家にもあって、高校生の時には自分もコレ使っていましたよ。

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ということで最後までたっぷりと見て満足しました。
おしまい。

 
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2016年09月29日

大阪歴史博物館に行ってきた_近代現代のフロア

16日(金)、久しぶりに有給休暇を取得した臨時休業日。
本当なら高知に居たはずだが、台風接近で順延としていきなり空いた1日、
大阪歴史博物館の常設展に行ってきました。

常設展示、エスカレータで7階に降りるとそこが終点、近代現代のフロア。
いわゆる「大大阪」と呼ばれた頃を等身大にて再現されていました。

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さっそく中に入ってみることにしましょう。

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「地下鉄と御堂筋」

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「庶民の台所 公設市場」

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「流行の最先端 心ブラ」

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そんなテーマに沿って時代が描かれています。
懐かしさを感じさせる光景ですね。


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2016年09月28日

大阪歴史博物館に行ってきた_歴史を掘る(蔵出し名品展、その2)

16日(金)、久しぶりに有給休暇を取得した臨時休業日。
本当なら高知に居たはずだが、台風接近で順延としていきなり空いた1日、
大阪歴史博物館の常設展に行ってきました。

常設展示、エスカレータで8階に降りるとそこは歴史を掘ると題されたフロア。
ゼブラ配色の工事現場フェンスに囲まれたフロアの中は発掘調査の体験ゾーン、
そこを素通りして、やってきたのが今回のお目当て「蔵出し名品展」です。

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美術分野より「大阪城四季図屏風」(直原玉青)筆)の夏図、秋図

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考古学より「銅製鍍銀経筒」その他、土器も色々とあって見応え十分。

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しかし、ここはとても静かで、ゆっくりと時間を過ごせました。

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そして、ここを出たら吹き抜けで下の7階を垣間見ることができました。

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芝居小屋や、地下鉄のモニュメントもありますね。

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面白そうなので、さっそく下に降りてみることに・・・

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2016年09月27日

大阪歴史博物館に行ってきた_歴史を掘る(蔵出し名品展)

16日(金)、久しぶりに有給休暇を取得した臨時休業日。
本当なら高知に居たはずだが、台風接近で順延としていきなり空いた1日、
大阪歴史博物館の常設展に行ってきました。

常設展示、エスカレータで8階に降りるとそこは歴史を掘ると題されたフロア。
ゼブラ配色の工事現場フェンスに囲まれたフロアの中は発掘調査の体験ゾーン。

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そこを素通りして、やってきたのが今回のお目当て「蔵出し名品展」です。

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大阪歴史博物館は幅広いコレクションより普段あまり見ることのできない物を
選りすぐって展示されています(10/3迄)。

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歴史分野より「豊臣秀吉朱印状」「徳川家康朱印状」「伊達政宗起請文」

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これが「豊臣秀吉朱印状」。
上のほうにこちょこちょっと書かれていますね。

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「徳川家康朱印状」
これも上の方に書かれていて、折りたたむからこんな感じになるのですかね。

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「伊達政宗起請文」

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2016年09月26日

大阪歴史博物館に行ってきた_中世近世のフロア(御座船)

16日(金)、久しぶりに有給休暇を取得した臨時休業日。
本当なら高知に居たはずだが、台風接近で順延としていきなり空いた1日、
大阪歴史博物館の常設展に行ってきました。

常設展示、エスカレータで9階に降りるとそこは中世近世のフロア。
水都大坂の案内のあとは江戸時代の資料展示となります。

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向こうに大きな船みたいなのがありますね。

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これはお祭りで使う山車でしょうね、御座船と書かれています。

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大坂にもこんな立派なものがあったのですね。
大坂商人のパワーを感じます。

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精巧な彫り物が満載、いやぁ立派ですわ。

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2016年09月25日

朝バナナ・ダイエット

ここ1ヵ月ほど、朝バナナ・ダイエットをまたやっています。

単身赴任中の2008年秋、TV番組で紹介されて一時大ブームになりましたが、
当方もそれに倣い、当時75キロあった体重が2ヵ月で8キロ減となりました。
その後、朝バナナを止め若干リバウンドしたものの、単身赴任より戻り、
ここ2年ほど歩くようになって70キロを若干切る数値で安定しています。

さて、今回また朝バナナ・ダイエットを復活させたのは、体重増からではなく、
翌朝にアルコールが残るようになったり、倦怠感が抜けないなど
内臓とくに胃腸の不調を覚えるようになったからですね。
胃腸を休めるのに効果がある朝バナナ・ダイエットを復活させました。

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P9244796 posted by (C)fronte360

今月8日の人間ドック、不健康なところが暴かれるので不健康診断なのですが、
この不健康診断の10日程前より始めて、その詳細結果はまだ出ていませんが、
昨年の不健康診断前、坐骨神経痛になるほど歩いて体重を無理やり64キロ台、
かつてないほどに減らしましたが、今年の体重は2キロ増の66キロ台でした。

もとより体重減を狙っていたのではないのですが、うれしかったのは腹囲。
腹囲が昨年より1センチ減、誤差の範囲でしょうが、減少しましたね。
昨年は体重4キロ減で腹囲4センチ減が、今年は2キロ増なのに更に1センチ減。
これはちょっと意外でしたね。 それだけ胃腸は少し休んでいるのかな。

あと、朝の忙しい時間帯にちょっと余裕も出来ました。
これまで小さなどんぶり鉢で卵かけごはん、納豆、味噌汁を慌ててかき込んで、
とにかく満腹にしてから出勤していましたけど、それでも出勤後・・・
血糖値が急に下がるのか空腹感がつのったりもしました。

でも今はバナナ1〜2本を食べて常温の水を飲むだけ。 やたら水を飲むので、
おしっこが近くなりましたけど、出勤後も意外と空腹感がありませんね。
あれだけ朝食っていたのは何だったか・・・と思うほど。

しばらく続けてみましょう。

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2016年09月24日

クルト・ザンデルリンク、ブルックナー/交響曲第3番

このところステレオ部屋で音楽をゆっくりと聴ける環境でなくなったけれど
変わらず愛用のメモリプレーヤで音楽を楽しんでいます。

昨年は図書館で借りたCDをメモリプレーヤに移して聴いていましたが、
最近はずいぶんと以前に手持ちのCDを録音したものを聴き返していて、
とくにこの頃はクルト・ザンデルリンクを集中的に聴いています。

ベートーヴェンの交響曲全集、ブラームスの交響曲全集(旧録音)の流れより
昨日は以下を聴いて、大きな感銘を受けました。

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ブルックナー/交響曲第3番(1889年版)
 クルト・ザンデルリンク指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

これまでも書いてきたとおり当方はブルックナーの良い聴き手ではなくて、
版の違いやここがこうでなくては…そんなこだわった聴き方にはまったくの無知。
ですが、この演奏はパワーもあるけれど、細部をしっかりと描き込んでいて、
パワフルな響きだけれど響きが綺麗に整理されて、美しいですね。

若い時期のザンデルリンクさん、ブラームスの交響曲でも感じましたが、
終楽章で猛烈なアッチェランドかけて盛り上げても、きちっと整理された音楽を、
綺麗に響かせる統率力が素晴らしい。

メモリプレーヤで聴いていることもあり、スピーカーで聴くのと違って、
細部まで聴き込めるから余計にそう思うのでしょうが、
このブルックナーではフレーズを繰り返しながら綿々と歌い込んでゆくさまや、
大きな起伏でしっかりと盛り上ってゆく音楽にのめり込んでしまいました。

聞いた話では、ブルックナーが第二次大戦後にドイツで流行したのは、
敗戦に打ちひしがれたドイツ国民が繰り返しの多いブルックナーの曲を聴き、
痛手を癒していたから・・・そんなことも理解できる気がしました。
いつまでも聴いていたい、音楽の中に身を置き続けていたい・・・

やはり力強くも美しい音楽が素敵ですね。


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2016年09月23日

大阪歴史博物館に行ってきた_中世近世のフロア

16日(金)、久しぶりに有給休暇を取得した臨時休業日。
本当なら高知に居たはずだが、台風接近で順延としていきなり空いた1日、
大阪歴史博物館の常設展に行ってきました。

常設展示、エスカレータで9階に降りるとそこは中世近世のフロア。
まずは石山本願寺、大坂城ができる前この地に蓮如上人が石山本覚寺を造り、
信長と対峙していたのでした。

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P9164743 posted by (C)fronte360

この次は、江戸時代となって水都めぐりです。 これが楽しい。

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P9164745 posted by (C)fronte360

それぞれの橋のたもとに展示があって、映像では文楽人形による解説。
浪速屋寅之助、というらしいですが、水都大坂の名所を案内してくれます。

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映像が映っていないときの写真で残念ですが、新清水寺。
ここでは玉造稲荷神社の名前も出てきて、ここも名所だったのですね。
通っていた小学校の隣がこの玉造稲荷神社でしたから。

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2016年09月22日

大阪歴史博物館に行ってきた_古代のフロア

16日(金)、久しぶりに有給休暇を取得した臨時休業日。
本当なら高知に居たはずだが、台風接近で順延としていきなり空いた1日、
大阪歴史博物館の常設展に行ってきました。

常設展示、10階「難波宮の時代」の反対側は「古代」の展示スペース、
いわゆる土器や、難波宮の復元模型(前期・後期)や細工谷遺跡ほか
大阪市内で発掘されている遺跡などが系列的に展示されてます。

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どれをとっても同じようなので、写真はこれだけ・・・
階下に降りようとエスカレーターの所に行くと、大阪城がよく見えました。

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P9164742 posted by (C)fronte360

個人的には、こっちかな。

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P9164741 posted by (C)fronte360

中央がNTTのビル、昔の電電公社のビルですけれど、この辺りから、
左隅に映っている教育塔、中学校への通学路として3年間歩いて通ってました。
ときには大阪城の中に入って内堀沿いに歩くこともありましたね。

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P9164740 posted by (C)fronte360

大阪城、ここ昔は杉本町と呼ばれていて、誰も住んでませんが
当方が通っていた玉造小学校の校区内でした。
当時は石垣も一部崩れ、緑も少なかったんですけど、よく整備されましたね。


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2016年09月21日

セント・マーティン・オーケストラ 第12回定期演奏会

日時:2016年9月19日(月・祝) 14:00開演
場所:伊丹アイフォニックホール

曲目:ハイドン/「月の世界」より序曲
   ハイドン/交響曲第100番「軍隊」
   ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」

指揮:河ア 聡

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これが自分達のベートーヴェンの英雄だ、そんな強い意志を感じた素晴らしい演奏に感服しました。 速いテンポ設定、ノンビブラート奏法なのでパッセージを早めに切り上げて走り、要所ではグィグィッと・・・これでもかというほど切り込むアクセント。 とてもエキサイティングな演奏でした。

しかも指揮者がオケを煽って演っているのではなく、指揮者とオケが一体となって進めていらしゃる。 指揮者の河崎さん、いつものようにこやかな笑顔を見せつつ満足そうに曲を進めていましたが、ステージの奏者の方もまた自信を持って演奏されているのが客席からも良く見えたのも印象的な演奏会でした。

このセント・マーチン・オーケストラを始めて聴いたのが第3回定期演奏会、くしくも今回再演となった英雄交響曲を東灘区民ホール(うはらホール)で聴きました。 当時と今を単純に比べることはもう難しいのですが、今回、響きの良いアイフォニック・ホールでの演奏は、前回同様に大きな音でしたが、より響きの多彩さを感じるところが多くあったように思いました。

なおこれに先立つ軍隊交響曲も同傾向の演奏で現代的なハイドン。 曖昧なところが無くスッキリとしていますが、小編成のオケながら音量が大きくて、コンパクトな力強い線で描いて、パパ・ハイドンと呼ばれるような恰幅が良くて伸びやかな音楽とは一線を画した音楽。 それぞれの箇所を面白くスポットライトを当てるがごとく(軍楽隊の打楽器は逆に控えめとして)面白く聴かせた軍隊交響曲でした。

そして冒頭に演奏された同じくハイドンの「月の世界」序曲。 この曲もまた太い響きが特徴的。 鋭角的に切り込む場面もありましたが、全般的に快活で伸びやかな演奏となっていて、いわゆるハイドンらしさがよく出ていたのではないでしょうか。

とにかく今回アンコールはなし。 エキサイティングな英雄交響曲で塗りつぶされた、そんな感じを強く思った演奏会でした。 確かに、こんな英雄交響曲のあとにアンコールは不要ですね。 今も耳の奥でメロディが鳴っています。 素晴らしい演奏会をありがとうございました。

簡単に演奏会を振り返ってみたいと思います。

台風の影響もあって雨がパラつく空模様のなか、ホールには30分前に到着。 いつもどおり2階席を目指そうとしましたが、ロープが張られていて、関係者以外立ち入り禁止の文字・・・仕方なく1階席後方 M-10 に陣取りました。 あとで1階席の一番後ろのドアからロビーに出ると、2階席にも回り込めるのが解ったのですが、かつてこのような裏ルートで入り込んで係員に丁重に追い出された経験もあるので、今回は大人しくしていました。 もっとも1階席がほぼ満員となってきたころ、2階も開放されたようですけれど・・・

定刻、オケの奏者が左右より各パートが揃って整列入場。 客席から拍手があがります。 オケの編成は 9-10-6-5-3 の対向配置。  メンバーが全員揃うまで奏者の方は起立したままで待ち、全員が揃ってからコンミスと伴に一礼して着席。 これは気持ちいいですね。 客席からも暖かい拍手がまた湧きました。 チューニングを終えて準備完了、燕尾服の河崎さんが登場されていよいよ始まります。

ハイドンの「月の世界」序曲。 弦楽アンサンブル、各パートの響きがブレンドされて太い線を感じさせた開始。 小編成オケによる纏まりの良さも勿論ありますが、ホールの響きで各パートの音が混然一体となって届けられてきます。 豊穣な響き、ってやつですね。 瑞々しいオーボエやファゴットが素敵に吹いてから全奏、ティムパニもまた太い打音なのは統一感があっていいですね。 中低弦が芯になって曲を支え、高音弦が鋭く切り込んでゆく感じ。 全般的に快活で伸びやかな演奏なのは、いわゆるハイドンらしさ、でしょうね。 木管との対話を経てまた全奏となりますが、全奏でも各楽器の音が綺麗に聴こえる見晴らしの良さ、最後は駆け抜けるようにして終わりました。

打楽器と木管奏者が加わって、ホルンとトランペットがフルートとクラリネットを挟んで左右に振り分けられました。 チューニングを行って準備完了。

続いてのハイドンの軍隊交響曲は、現代的なハイドンを表現していたようです。 曖昧なところが無くスッキリとしていました。 先ほども思いましたが、小編成のオケながら音量が更に大きくなって、コンパクトに力強い線で描いたような感じ。 ノンビブラート奏法の弦、推進力良く進むのですけれど、響きのコクが少なくなってしまい、ちょっと聴き疲れしやすい感じ・・・なのですが、そこは響きの多いアイフォニックに救われていたかもしれません。

第1楽章、艶やかなヴァイオリンの響きにチェロとコントラバスの響きが絡む素敵な開始。 ティムパニのロール、コンパクトに打って張りがありました。 美しいフルートの音色より、生き生きと走り始めました。 中低弦が芯になり、高音弦がその上で快活に響いて走ってゆきます。 木管楽器もやや堅めの音色だったでしょうか。 音楽が前に前にと推進しますが、息せききって走っている感じなどなく、余裕すら感じます。 河崎さんもノッてきたようで、にこやかな表情を見せつつオケをドライブ、走らせていました。

第2楽章、明るい響きで始まりました。 裏で吹いているフルートがまた綺麗でしたね。 旋律が各楽器を巡ってゆきますが、明るく伸びやかで屈託のない前向きな音楽。 そんな裏で吹くファゴットもまた素敵で、皆さん持ち場をしっかりと固めて曲を進めている感じ。 重心を低くした弦が入って、軍楽隊の打楽器の響きもまた落着いた響きでした。 そして堂々とした音楽となりました。 トランペットのソロ、渋い響きでしたね。 ティムパニのロール、コンパクトに打ちながらも劇的。 ぐっと盛り上げてキレ良く止めた着地でした。

第3楽章、河崎さんが思わず発した声より音楽が飛び出します。 鋭く切り込むような前向きな響き。 楽しそうな表情の河崎さんも見えて、メヌエットながらスケルツォみたいな感じ。 ノンビブラート奏法の弦、響きのコクが少なくなっているので少々聴き疲れする感じでしたが、ここはホールの音響に救われていた感じかな。

第4楽章、明るい響きの弦楽アンサンブル、少々音量を絞ってチャーミングな序奏。 管楽器が加わって音量が大きくなって音楽が前に前にと進みます。 統制のよくとれたオケの響きがホールに充満。 ティムパニがより先の細くなったマレットでコンパクトに打ってアクセントになってました。 そして軍楽隊の打楽器はここでも上品で落ち着いた響きで彩って、弦楽器は馬力を感じさせます。 オケが一体となり、曖昧さを感じさせない現代的なハイドンを演奏し、全曲を力強く纏めて幕としました。

パパ・ハイドンと呼ばれるような恰幅が良くて伸びやかな音楽とは一線を画して、それぞれの箇所を面白くスポットライトを当てるがごとく(軍楽隊の打楽器は逆に控えめとして)面白く聴かせた軍隊交響曲でした。

20分間の休憩。 1階席はほぼ満員盛況となっていますので、2階席が開放されているようですね。 定刻なってオケの奏者が左右より各パートが揃って整列入場。 客席から拍手があがります。 一部のメンバーは着席しましたが、コンミスが起立したままなので、アレっていう表情を見せながら立ち、全員が揃うのを待ってから客席に一礼して着席。

着席後、オーボエ奏者の方がチューニングの準備をして指示を待ちますが、コンミスは座ったまま微動だにせず・・・何度かコンミスに目配せをしてようやく気づいたみたいで、慌てて立ってチューニングを開始。 しかしその立ち方があまりに唐突だったこともあって、客席も気づいたみたいで笑い声。 しかしこれで会場がずいぶんと和みましたね。 そんなの分かっているわよ、これから立つことろなの…ってな感じで堂々と立たれたならば違っていたかも。 とにもかくにも準備完了です。

速いテンポ設定、ノンビブラート奏法なのでパッセージを早めに切り上げて走り、また要所ではグィグィッと・・・これでもかというほど切り込むアクセント。 とてもエキサイティングな演奏でした。 前日、井上道義が指揮した大フィルの英雄交響曲をTVで少し見ましたが、おっかない顔してストイックな演奏を展開。 しかしここでは指揮者がオケを煽っているのではなく、指揮者とオケが一体となって進めていらしゃる。 指揮者の河崎さん、いつものようにこやかな笑顔を見せつつ満足そうに曲を進め、ステージの奏者の方もまた自信を持って演奏されているのが客席からも良く見えていました。 素晴らしい演奏でした。

第1楽章、肩口より鋭く指揮棒を鋭く振り下ろすのは昨夜の井上道義と同じ動き、ストイックな強い響きによる開始。 鋭角的に切り込んで、超快速テンポでグィグィと曲を進めてゆきます。 いやぁ、速い速い。 こんなに速い演奏は初めてかも・・・そんな速度でしたが、しっかりと音楽が描かれていて、前に前にと曲が進みます。 河崎さん、時に小刻み膝を屈伸させて縦ノリのリズムを交えます。 エキサイティングな音楽。 後半となって河崎さんのにこやかなお顔も見えてきました。 とにかく明確な意思を持った演奏ですね。 こんなに超快速ながら、音楽が息づいていますもの。 力強い幕切れまで圧倒されっぱなしでした。

第2楽章、深くハリのあるヴァイオリン、重い響きのコントラバスによる葬送行進曲は一転してゆったりと進みます。 オーボエの物悲しい音色もソリッドで凛とした響き。 キレ良く端正でストレートな音楽造りですね。 弦も管も各楽器が同じ音色となっていて、ゆったりと大きく音楽を繰り返してゆきます。 まるでゴシック建築のようでもあり、細部は緻密に組立てられたモザイクのようでもあります。 ホルンの太い響きが見事。 そして延々と流れた音楽、キレの良い響きを減衰させた幕切れもまた見事でした。

第3楽章、弦の豊かな響きでの開始、徐々にスピードアップしてタイトな音楽になりました。 グイっと切り込んでくる低弦がカッコ良い。 河崎さん、ここでも笑顔で楽しそうですね。 ティムパニが短いストロークで小気味よく盛り上げて、ホルンのトリオ。 荘重で華やかな響きがとても素晴らしく、自信を持った響き。 弦楽器のアンサンブルも曖昧さはないのに、高音から低音までゴージャスに響いて盛り上げてゆきます。 河崎さん、身体を弾ませるように音楽も躍動的。 最後はタイトな音楽としてスピード上げて力強く締めました。

第4楽章、弦楽器の素早いパッセージ、張りのある響きで始まり、ピチカートが深く弾力あります。 金管・打楽器は太い響きで合いの手。 続いてノンビブラート奏法での弦楽アンサンブルの妙を楽しみました。 1プルトのみの合奏、聴き応えありましたね。 これを堪能したあと、木管が華やか、金管は力強く、だんだんと力を増してスピードアップ。 皆さん自信持って演奏されているのでしょうね、見て聴いてとても面白かった。 この曲の違った面白さを教えられました。 縦ノリのリズムとなり、力を増してゆくのもまた面白かった。 客席で一緒に楽しみました。 管楽器が端正に吹いてフィナーレの激しさを予感、そして力強い音楽。 でも拡散することなくコンパクトに纏めた着地へと結びついて全曲を締めました。 もっと苛烈に盛りがると思いきや、なるほどこれが見識というものですね。 大いに感じ入りました。

素晴らしい演奏にブラボーも出て納得です。 客席からの拍手の渦、そこで気付いたのですが、湧きおこった拍手の音が上から降ってくるんですね。 このホールの響きの良さを体感しました。 これが自分達のベートーヴェンの英雄だ、そんな強い意志を感じた素晴らしい演奏に感服しました。 今も耳の奥でメロディが鳴っています。 素晴らしい演奏会をありがとうございました。 そしてお疲れさまでした。 次回、来年4月の合唱団ホール・バルティカとのモツレク、いずみホールでの演奏会も楽しみです。

 
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2016年09月20日

六甲フィルハーモニー管弦楽団 第42回定期演奏会

日時:2016年9月18日(日) 14:00開演(13:30開場)
場所:神戸文化ホール・大ホール

曲目:保科洋/風紋(管弦楽版)
   伊福部昭/シンフォニア・タプカーラ(1979年改訂版)
   ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」
(アンコール)シューベルト/劇音楽「ロザムンデ」間奏曲第3番

指揮:遠藤浩史

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邦人作曲家2人による前半と、永遠の名曲ベートーヴェンの田園交響楽をメインに据えた個性的なプログラム。 個人的には前半プログラムがとても面白く聴かせていただきました。

保科洋の「風紋」は、吹奏楽では有名な曲とのことですが初めて聴く曲。 砂丘で砂が吹いているまさにそんな響きで始まり、吹奏楽らしいフレーズも随所に感じながら、後半には生き生きとしたリズム感もあってとても聴きやすい曲。 まるで映画音楽のようでもあり、どこか懐かしい風景を見ているような気持になりました。

伊福部昭の「シンフォニア・タプカーラ」は伊福部が亡くなった2006年、芦屋交響楽団第65回定期演奏会で聴いて以来2回目の実演。 すっかり忘れていましたが、メリハリを効かせた伊福部サウンドを堪能しました。 ステージ後方中央より左に一列に並んだパーカッションによるソリッドな響き、ブラス(tp×4、tb×4、tuba)が別動隊のようにステージ右後ろに別れて配置されたステレオ効果もあって大いに盛り上がった第1楽章が印象的でした。

指揮者の遠藤さんも初めて聴く指揮者ですが、しっかりと立って下半身はほぼ動かず、指揮棒は持たずに両腕を大きく使って曲の拍を取って進めます。 仁王立ちみたい。 太い線でぐいぐいと進めて、強烈なパーカッションの響きで切り取る、そんな感じのサウンドでしたね。

ただ後半の田園交響曲も遠藤さんは基本的に同じスタイルなので(ちょっと左足を引いて半身の体制も散見されましたが、けっして動き回らない指揮ですね)、ウェットな弦楽器の響き、端正な管楽器の響き、嵐の場面に象徴された鋭い打音のティムパニ、それぞれ頑張っているのは分かるのですが・・・オケ全体もまとまっていて、悪くもないのですが、何度も同じ曲を聴いている当方には、ざらっと曲を進めてどこか捕らえ処がなく終わってしまった・・・という感じでした。 指揮者のこの曲への思い入れの違いかもしれませんね。

簡単に演奏会を振り返ってみたいと思います。

奈良を出たときは土砂降りに近い雨が断続的に降ってましたが、神戸は曇り空。 今回は奥さんと長男を連れての参戦。 ちょっと遅くなって急いで坂道を上っていたら蒸し暑くなってきて汗も出てきました。 開演10分前になんとかホールに到着。 さっそく2階席の8列52番に陣取りました。 このあたりガラガラでしたが、こんな天候なのに1階席はけっこうお客さん入っているみたい。

トイレに行って戻ってきたらオケの皆さんもう席についてスタンバってました。 オケの編成は、13-11-7-8-6 の対抗配置。 燕尾服の遠藤さんが出てきて始まります。

保科洋の「風紋」、砂丘で砂が吹いているまさにそんな響きで始まり、吹奏楽らしいフレーズも随所に感じながら、後半には生き生きとしたリズム感もあってとても聴きやすい曲。 まるで映画音楽のようでもあり、どこか懐かしい風景を見ているような気持になりました。

ヴィオラとチェロのゆらめくような響きによる開始。 流れるようなヴァイオリンの響きが加わってきて、懐かしい風景画を見ているような気持になりした。 まさに風で砂丘の砂が風紋を作っているようでいて、ゆったりと流れる音楽は映画音楽のよう。 生き生きとしたリズムとなって、舞台右後方のブラス隊(tp×4、tb×3、tuba)とステージ最後列に陣取ったパーカションとの対比効果。 まさに響宴ですね。 それが収まってフルートの暖かな調べ、ミュートトランペットも懐かしい感じを持たせたあとまた盛り上がってゆきます。 ステージ前方の高音弦、後方のパーカッション、右奥のブラス隊、またこれらの響宴でのピークを形成。 女性奏者の方、大太鼓打った手を返して銅鑼を叩いたあとタンバリン持ってと大忙しでしたね。 スッキリと盛り上がったのを、遠藤さんの左手が挙げて止めました。 初めて聴く曲でしたが、とても面白く聴かせてもらいました。

伊福部昭の「シンフォニア・タプカーラ」は以来2回目の実演ですが、すっかり忘れていました。 この曲は、メリハリを効かせた伊福部サウンドを堪能。 ステージ後方中央より左に一列に並んだパーカッションによるソリッドな響き、ブラス別動隊はtbを1本追加(tp×4、tb×4、tuba)、ステレオ効果もあって大いに盛り上がった第1楽章がとても印象的でした。 そして第2楽章はしっとりとした音楽、ハープの響きやティムパニの打音が心臓の鼓動にも聴こえたり、管楽器が和楽器のような渋い響きであったのも日本的な感じがして面白かったですね。 そして第3楽章はタプカーラのリズム、ミュートトランペットのソロや裏で吹くファゴットなども加わって伊福部サウンドを楽しみました。

第1楽章、ヴィオラとコントラバスの深みを感じさせる響き、ここにヴァイオリンのしっとりした響きが絡んでコクが出てきます。 ここがあるのが1979年改訂版。 木管楽器を伴った土俗的なリズムに、切れ味鋭いスネアが割って入ります。 クラリネットも負けじと頑張って、打楽器の強烈響きで応酬。 ちょっとやりすぎかな、と思うほど思いっきりよく打って、オケはリズム感よく走ってゆきます。
指揮者の遠藤さん、しっかりと立って下半身はほぼ動かず、指揮棒は持たずに両腕を大きく使って曲の拍を取って進めています。 まるで仁王立ちみたい。 太い線でぐいぐいと進めて、強烈なパーカッションの響きで切り取る、そんな感じ。
弦楽アンサンブルも高音・中音・低音の響きがよく混ざり合っていてパワーありますね。 特に中音がしっかり響くのがいいですね。 コクがあえります。 ホルンは別動隊と反対側、オケの左端に陣取っていてこちらもハリのある響きで参戦。 のびやかでもあってよかったですね。
ホルンのソロ、チェロのソロ、それぞれに深くハリのある響きが良く、それが断片的になってからクライマックスへ。 リズム感があってメリハリを十二分に効かせた音楽となりまですが、指揮者の姿と同じく腰の据わったサウンドがホールを埋め尽くし、最後は指揮者の遠藤さんの右ストレートで止めました。 客席からは大きな拍手は湧きあがりました。 客席もちょっと興奮状態ですね。

第2楽章、ハープを弾く音、後ろでコントラバスも添えているのですね。 フルートのしっとりとした響き。 ゆったりとおだやかな音楽。 ヴィオラもいい響きでしたね。 ティムパの打音が心臓の鼓動のようにも聴こえました。 この響きに乗せて、ミュートトランペット、フルート、オーボエ、ホルン、それぞれに和楽器のような渋い響きで彩ってゆきます。 ファゴットが裏で吹いているのもいい感じだったな。 ティムパニはマレットを持たず、手で叩いていて、最後はこと切れるように終わりました。

第3楽章、アイヌの踊りのリズム・タプカーラによる開始。 ここでもタイトな打楽器がさく裂。 リズムに乗せて進みます。 オケもノリノリかな。 遠藤さん、右手でリズム取りながら左手で抑えるような場面もありました。 これが収まると、オーボエの美しいメロディがコンマスのソロに移ります。 艶やかないい音でしたね。 ファゴットがいい感じでした。 ミュートミュートトランペット、ティムパニが調べをつないでゆくと音楽がまた盛り上がります。 リズムの響宴の開始。 伊福部サウンド全開ですが、ただ突っ走るのではなく音楽が伸び縮みしているので聴きごたえあります。 オケはそのまま整然と走ってエンディグに突入、遠藤さんが両腕を万歳、グリコのマークように挙げて止めました。 堪能しました。

20分間の休憩。

前半の邦人作曲家2人とはうって代わって名曲中の名曲であるベートーヴェンの田園交響曲。 オケの編成は、13-12-9-8-6 と中音を増強しましたが、舞台上の打楽器はティパニのみ(当たり前ですが)スッキリしましたね。 しかし舞台右奥には、離れ小島のようにブラス隊(tp×2、tb×2)が残っているのが印象的。 ベートーヴェンの交響曲の金管楽器って打楽器と同じような動きなので別にここに居る必要は特に無いように思うのですけどね。

田園交響曲、先日はソノリテによる美しい響きに彩られた演奏を楽しみましたが、六甲フィルではウェットな弦楽器の響き、端正な管楽器の響き、嵐の場面に象徴された鋭い打音のティムパニ、それぞれ頑張っているのはよく分かりますし、オケ全体も良くまとまっていて悪くもないのですが・・・なんか捕らえどころが薄く、ざらっと曲を進めて終わってしまった・・・という感じでしたね。 前半2曲と違って、指揮者のこの曲への思い入れの違いかもしれませんね。 そんな風に感じたしだいです(生意気ですみません)。

第1楽章、弦楽器の豊かな響きによる開始は上々。 徐々にテンポを早めに進めてコンパクトにたたみかけて進めたあと、今度はゆったりと、緩急つけて進めてゆきます。 遠藤さん、両足をしっかりと動かさず、指揮棒を持たない両腕での指揮は変わりませんが、前半と違って腕を水平に動かして太い線で歌わせているみたいですね。 木管奏者の方は全員女性なのですね、皆さん白のブラウスで気づきました。 ただし響きはいずれも端正な感じで淡々と曲を進めている感じ。 終盤もフレーズをやや短めにしコンパクトに盛り上げてたあとふわっと着地。

第2楽章、中音弦のちょっと分厚い響きで始まりました。 第1ヴァイオリンの響きは抑え目ですね。 ゆったりとオーソドックスに進んでゆきます。 朴訥としたファゴットが素敵でした。 遠藤さん、腕をぐるぐると回して歌わせますが、なんかこじんまりとまとまった音楽より抜けださない感じかな、端正な木管楽器の響きは素敵なのですけどね。 フルートが吹き、クラリネットのカッコウが鳴く美しい音楽。 いいですね。 でも部分はいいけど、全体としてイマイチ印象薄くなるのは何故でしょうね。 なんて思っているうちに終わりました。

第3楽章、柔らかな響きでの開始より徐々に力を増してゆき、コントラバスの響きがまとまって届きます。 ホルンは2本ですがタイトに吹いてオケ全体の響きによくマッチしていましたね。 オーボエのソロもまたオケ全体の響きに綺麗に合っていて、いいですね。 でもやはり全体としての印象薄くてちょっと眠くなってきましたよ。 皆さん巧いんですけどね。 第2ヴァイオリンの深い響きで嵐の場面へと進みます

第4楽章にはアタッカで入って、ティムパニのさく裂する響き、ソリッドな打音には重さと粘りも感じられて見事。 端正なオケの響きにもここでは鋭いキレと粘り気が感じられました。 前半プログラムをちょっと思い出したりもして、遠藤さんこういった場面が好きなのかな、と思ってみたり。

第5楽章、ゆったりと進めて、ちょっとソロが危なくギリギリセーフのような場面もありましたが、弦楽器の第1ヴァイオリンはしっとりとした響きで第2ヴァイオリンは暖かな響き、これらがまとまって暖かくまろやかな響きとなって届けられます。 管楽器はどれもまた端正な響きですね。 たっぷりとした音楽、緩急もつけて場面転換はビシッと決めて進みます。 悪い感じはしないのですが、なんか捕らえどころがなくなんだろうな・・・という思いがぬぐえず最後までやってきたという感じ。 ゆったりと腕を回してオケを止めました。

これが名曲を演奏するむずかしさなのでしょうね。 下手なオケならもっと別な部分を聴くのでしょうけれど・・・結局は指揮者のこの曲への思い入れみたいなのが、当方と合わなかったということかもしれませんね。 偉そうですみませんが・・・

でも上述したように個々はオケはよく頑張っていましたよ。 アンコールのロザムンデでは木管奏者の方は生き生きと吹いていらしたのも印象に残りました。 とにかくお疲れさまでした。 次回はプロコフィエフの交響曲第7番とこれまた先日聴いたショスタコーヴィチの交響曲第10番だそうです。 指揮は第37回定期演奏会でも指揮されたプロソロフさん、緻密さにパワーを兼ね備えたロシア・ロマンを期待します。 皆さんお疲れさまでした。


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2016年09月19日

10月の関西アマオケコンサート情報(追加2)

10月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※(9/19追加)
 10/15:兵庫県立西宮高等学校音楽科 第32回定期演奏会

六甲フィルの演奏会でもらったチラシにありました。
検索で昨年の記録では独奏の久保さんは今年3年生みたいですね。 昨年の指揮者上田真紀郎さんのお名前ありました。 天理で活動されている方ですが、今年の指揮者は不明です。 フレッシュな演奏会期待できます。 興味ある方は是非いらしてください。

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2016年09月18日

大阪歴史博物館に行ってきた_「難波宮の時代」大極殿

16日(金)、久しぶりに有給休暇を取得した臨時休業日。
本当なら高知に居たはずだが、台風接近で順延としていきなり空いた1日、
大阪歴史博物館の常設展に行ってきました。

常設展示、まずは10階へとエレベーターで駆け上がって7階まであります。
10階「難波宮の時代」

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P9164735 posted by (C)fronte360

大極殿を復元した空間がありました。

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P9164734 posted by (C)fronte360

ここから難波宮跡や大阪城が一望にできますが、時間がくると・・・
この窓に大スクリーンが降りてきて、宮廷の儀式の様子が映し出されます。

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P9164736 posted by (C)fronte360

スクリーンが降りてくるときのわくわく感、これからワープする宇宙船・・・
そんな感覚になりますね。

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P9164737 posted by (C)fronte360


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2016年09月17日

大阪歴史博物館に行ってきた

16日(金)、久しぶりに有給休暇を取得した臨時休業日。
前夜、夜行バスを予約していて、本当なら高知に居たはずだが、台風接近・・・
前日まで悩んだ末、バスの予約を10月に変更してしまいました。

いきなり空いた1日、どこに行くかな・・・と、やってきたのが谷町四丁目。
大阪歴史博物館、意外と初見参になります。

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P9164729 posted by (C)fronte360

お隣はNHK大阪放送局
こちらのNHK大阪ホールには何度か来たことはあるのですけれど。

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P9164730 posted by (C)fronte360

今回、手元に常設展の招待券があったので行ってみることにしました。
17日より「真田丸」の特別展示が始まるそうですけれど・・・

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P9164731 posted by (C)fronte360

屋外展示の高床式倉庫、この辺りは難波宮跡ですね。
当方がまだ中学生の頃、この辺りは通学路で、友達の家もあったので
うろうろしていましたけど、ここにはまだ大阪市立体育館があって、
NHKも斜め向かいの馬場町、ここでの発掘調査はずいぶんあとになりますね。

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P9164733 posted by (C)fronte360

大阪歴史博物館10階より難波宮跡を望みました。
当方が中学生だった1972年頃まで発掘調査がされていたのを覚えています。
阪神高速東大阪線が高架より地上に降りているのは地下の遺跡を守るためですね。

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P9164732 posted by (C)fronte360

10階には幻だった難波宮を発見・苦労して発掘調査された山根徳太郎博士、
その偉業についての展示がありました。


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2016年09月16日

10月の関西アマオケコンサート情報(追加)

10月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※(9/16追加)
 10/1:学生オーケストラの響宴 〜親子で楽しむ世界の名曲〜
 10/8:コレギウム・ヨハネス 第11回演奏会
 10/10:京都府立医科大学交響楽団 第92回定期演奏会
 10/23:大阪モーツァルトアンサンブル びわ湖畔で聴くピアノと管弦楽アンサンブルの午後

いずれも我太呂さんより情報いただいていましたが、掲載が遅くなりました。
興味ある方は是非ともいらしてください。

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2016年09月15日

高知散歩20160813(番外編)

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P8134666 posted by (C)fronte360

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さて、今宵の深夜バス(16日朝到着)でまた高知に行く予定でしたが・・・
台風やってきてますしね、今回は断念することにしました。

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P8134636 posted by (C)fronte360

キャンセルするのは惜しいので、10月に変更です・・・ほぼ高知中毒ですね。

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2016年09月14日

土佐おもてなし海援隊20160813(その2)

よさこいの記事ばかりだったので、ちょっと変えて・・土佐おもてなし海援隊

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P8134660 posted by (C)fronte360

今回、紅一点なんですが男役として武智半平太さん。
背が小さくなった・・・なんてイジられてましたけどね。

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P8134657 posted by (C)fronte360

紫の衣装の彼が岩崎弥太郎・・・スリムですね。
そして帽子をかぶっているのが、ジョン万次郎。 なかなかのイケメンです。

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P8134652 posted by (C)fronte360

今回、ちょっと解り難いのが・・・吉村虎太郎クン。

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P8134655 posted by (C)fronte360

土佐の庄屋出身で土佐勤王党員として投獄・釈放後に天誅組を組織、
大和で挙兵(いわゆる天誅組の変)するも幕府の攻撃で戦死した人ですね。

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P8134653 posted by (C)fronte360

弥太郎クンの右側のが中岡慎太郎クン(こんな写真しかなくすみません)

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P8134654 posted by (C)fronte360

そして弥太郎の左側のが、お馴染みの龍馬さんになります。
とにかく土日は駅前広場で頑張っていますので、
もし高知に行かれましたら是非ともご贔屓に・・・

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P8134669 posted by (C)fronte360

偶然にも8月13日のステージの動画がありました。
上の写真は15時のですが、ステージは13時のだそうです。 注目!!





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2016年09月13日

大阪市民管弦楽団 第84回定期演奏会

日時:2016年9月11日(日) 14:00開演(13:00開場)
場所:ザ・シンフォニーホール

曲目:ボロディン/歌劇「イーゴリ公」より
       「だったん人の娘の踊り/だったん人の踊り」
   マスネ/組曲第6番「おとぎの国の風景」
   ショスタコーヴィチ/交響曲第10番
(アンコール)ショスタコーヴィチ/劇場音楽「ハムレット」より「フォーティンブラスの行進曲」

指揮:中井章徳

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P9114728 posted by (C)fronte360

指揮者の中井章徳さん、初めて聴く方ですけれど、しっかりとした棒で纏められた演奏は、どの曲も美しい響きに彩られて、美観を大切にされる指揮者だなと思いました。 もちろん演奏には迫力もありましたけれど、いわゆる勢いに任せた爆演ではなくて、きちっと計算されたタメを使ってしっかりと歌って盛り上げる感じだったかな。 オーケストラもそんな中井さんによく応えて、聴き応えのある演奏を展開していて安心して演奏を楽しめました。 いずれの曲も好演でした。

今回、いつもの2階席ではなく1階席K列での鑑賞。 オーケストラの中がよく見えないのでちょっと残念だったのと、中央通路の後ろあたりだったけれど多少音が上を飛んでゆく感じだったかな。 オーケストラの編成は、ちょっと見えにくかったけれど 13-13-12-10-7 の通常配置。 自由入場ながら管打楽器、コトンラバス、チェロ、ヴィオラ最後にヴァイオリンとパート毎に揃って準備完了。 コンマスが拍手で迎えられてチューニングを終えました。 燕尾服の中井さんが出てこられて始まります。

1曲目、ボロディンの「だったん人の娘の踊り/だったん人の踊り」も迫力よりも美感に焦点を置いた感じの演奏でした。 淡々とフレーズを繰り出して進めてゆきます。 韃靼=粗野という方程式は当てはまらず、みずみずしい響きで清廉な印象を覚えた「娘の踊り」。 ヴォリュームアップしてグイグイと進めた「だったん人の踊り」でも綺麗に響かせることに注力されていたみたい。 オケの纏まりも感も良く、スネアも切れ味は良いけど刺激的でない響き、ヴィオラのちょっと甘い響きが食い込んできたりもして、面白く聴かせてもらいました。 エンディング、スピードアップして力が入りましたが、ここも美しい響きで彩って駆け抜けました。

マスネの組曲第6番「おとぎの国の風景」、たぶん初めて聴く曲だと思います。 この曲も前曲同様で美感を大切にした演奏でしたが、アンリ・ルソーの絵を見るような陽気さと素朴さを感じた演奏でした。
第1曲「行列」、軽やかなトランペットと弾力ある響きのオケと掛け合ったファンファーレより行進曲が明るく賑々しく進みました。
第2曲「バレエ」、機動力を感じさせるオケの響き、中井さんフレーズをちょっと伸び縮みさせ、ここでも弦楽器と管楽器の呼応が良かったですね。
第3曲「幻」、思索的な音楽として深いヴァイオリンの響き、遥かなホルンも素敵でした。 オケ全体がまろやかなな響きながら押し出し強くして安定感ありました。
第4曲「バッカナール」、軽やかながら内声部をしっかりと歌わせて走ってくので、ここも安定感抜群。 機動力を持ったオケがしっかりと地に足つけて走って見事でした。

20分間の休憩を挟んで、いよいよメインのショスタコーヴィチの交響曲第10番。 かつて宝塚市交響楽団の第41回定期演奏会でも聴いたことがあるので実演では2回目となりますが、難曲ですね。 自分にとって・・・。 イマイチ捉えどころの分からない長大な第1楽章、第2楽章以降はお馴染みのフレーズが出てきて盛り上がりますが、第3楽章の終わりから第4楽章の初めがイマイチ馴染めない感じがぬぐえない・・・そんな印象ですが、意外と第1楽章冒頭より各楽器が織り成す響きを面白く聴かせてもらいました。

第1楽章、低弦の奥深い響きより開始、ヴァイオリンも深い響きでしたが、ヴィオラが甘く美しい響きにハッとしました。 コントラバスが芯になった弦楽アンサンブルは豊かで安定感抜群。 透明感高いヴァイオリンも冴えますね。 緻密に組み立てられた音楽、中井さんが分かりやすい指揮でリードしていて、客席から見ていても納得度の高い振りです。 徐々に緊張感を高めてクライマックス。 ピッコロが絶叫調の吹きますが、きちっとオケ全体の響きにマッチして纏まり感充分。 タイトなホルン、銅鑼も打たれて、パワフルながら堂々とした落ち着きすら感じられ、集中力抜群。 これを越えて深みのあるサウンドに。 ヴィオラの美しい響き、低弦の上に乗ったヴァイオリンも透明感ありました。 静かな緊張感を保ってこの楽章を終了。 繰り返しになりますが、緻密に組み立てられた音楽だったんだなと感じ入りました。

第2楽章、深く張りを持った弦の響き、木管楽器のパッセージでスピードアップ。 スネアがカッコ良く打ち、ホルンもまたカッコ良い。 場面転換をしっかりとキメて、また走ります。 木管奏者の方がノッて吹いてらっしゃいますね(演奏していて楽しいんでしょうね)。 聴いているこちらも楽しい。 中井さん、ここでは大きく上下動させてリードしていて、要所をしっかり決めて曲を進め、ここでも安定感あります。 大きく腕を振ってこの楽章を締めました。

第3楽章、緻密な弦楽アンサンブル、コントラバスの深く重い響き、ヴァイオリンはしっとりとした響きでしたね。 フレーズがフルートから弦楽器に移って次第にヴォリュームアップ。 これが収まるとファゴットがハリのある美しい音色でフレーズを吹き素敵。 コントラバスにフレーズを渡して力を持たせ、ホルンがカッコ良く吹いてパワフル。 中井さん各パートを見事にコントロールして、各パートもしっかりとそれに応えて聴き応え十分。 タイトな音楽となっても、安定感あるのはコントラバスが芯になっているからでしょう。 山を越えて、コンマスの断片的なソロ、こんな風に象徴的に扱われているのですね、CDではよくわかってませんでした。

第4楽章、コントラバスの重い響きより始まって、木管楽器も加わって徐々に走り始めました。 落ち着いたアンサンブルが余裕で走っている感じ。 金管も加わってパワフルなんですが、ここもきちっと制御されています。 大太鼓が打たれたクライマックス、絶叫したり、勢いに任せることのないきちっと抑制かけた音楽が流れます。 要所でのコントラバス、底力があってカッコ良くで安定感も抜群。 ホルンの斉奏、スネアなどもカッコ良く切り込んできましたね。 音楽がいったん落ち着き、木管と弦楽器の会話を経てから、またコントラバスが芯になってのエンディング、ティムパニ奏者の女性がこれまた鋭く打ち分けて見ていても爽快、そして盛り上がった音楽を中井さんが右腕を大きく回しての着地。 残響がホールに残り、客席からは大きな拍手が湧きあがりました。 最後の最後まできちんと美しく響くことを計算されたような演奏でしたね。 大きな拍手を贈りました。

アンコールもショスタコーヴィッチ、これを告げる指揮者の中井さんの明晰な声がホールに響きました。 聞き取れない指揮者の方も多いのですけれど、きっとこんな声のように曲も明晰に分析してオケに指示していたのではないかな、と想像しました。 オーケストラもそんな中井さんによく応えて、聴き応えのある演奏をして下さり安心して楽しめました。 ありがとうございました。 そして皆さんお疲れさまでした。


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土佐おもてなし海援隊20160813

よさこいの記事ばかりだったので、ちょっと変えて・・「土佐おもてなし海援隊

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P8134672 posted by (C)fronte360

2017年3月〜2018年12月、「志国高知 幕末維新博」のPR隊として
過去から未来への時空を超え、現代に再び甦った土佐の偉人6人組です。

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P8134659 posted by (C)fronte360

これまで(2011年4月〜2016年3月まで)活動していた「土佐おもてなし勤王党
通称「もて勤」として愛されていたグループの後継。

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P8134662 posted by (C)fronte360

「もて勤」時代は固定ファンが沢山いて、座席前列などCD買った人の指定席??
特定の人しか座られない感じでしたけどね。

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P8134665 posted by (C)fronte360

なんせ今年7月が初ステージ、まだファンもまだまばらな感じですけどね。
応援するには今、こらからが期待です。




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2016年09月12日

高知よさこい20160812_高知城(ぞっこん町田’98)

今年のお盆休み、よさこい祭り最終日12日の全国大会に間に合いました。
レベルの高さを求めて14時半前より高知城に行って受賞チームを鑑賞。

審査員特別賞の受賞の「ぞっこん町田’98」
このチームはその名のとおり県外、東京都町田市のよさこいチームです。

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P8124553 posted by (C)fronte360

県外チームながらなかなかの強豪チームです。

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P8124552 posted by (C)fronte360

本賞を受賞したチームは、翌年の前夜祭より参加できるので、
それを目指して頑張っておれていて、来年は前夜祭より参加ですね。

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P8124550 posted by (C)fronte360

でも数年前、同じく前夜祭より参加だったのですが、
台風での大雨に見舞われて、あえなく中止・・・ そんな経験もあったそう。

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P8124555 posted by (C)fronte360

以来、また頑張ってこれられての受賞。 おめでとうございます。

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P8124558 posted by (C)fronte360


 
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