日本の現代音楽マイブームは続いていて、お馴染みの大阪出身の作曲家で
浪速のバルトークとか浪速のハチャトゥリアンと呼ばれる大栗裕。
代表作の「大阪俗謡による幻想曲」、コン・チキチン・コンコン・チキチン…
天神祭りの地車囃子の鉦が聴こえるゴキゲンな曲なんですが、
ヴァイオリン協奏曲を聴いて、あっ、と驚きました。
NHK大河ドラマ「真田丸」冒頭で流れるテーマ曲に雰囲気似ていますね。
こちらは、服部隆之さんの作曲、お馴染みでしょう。
三浦文彰(vn)、下野竜也 指揮 NHK交響楽団
大栗のは短い序奏のあとバルトーク風の力強いソロヴァイオリンが出てきます。
1963年の作曲、現代音楽とはいえとても解りやすい曲ですね。
高木和弘(vn)、下野竜也 指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
バーバリスティックでエネルギーに溢れ、大阪らしい土俗性でしょうか。
けっしてメトロポリタン・東京では生まれないようにも思います。
ちなみに服部隆之さん、ご存知のとおり祖父は服部良一、父は服部克久。
根っこは大阪、どこか関係するのかな。
ところで、調べていると名門・大阪府立淀川工科高等学校による
「大阪俗謡による幻想曲」の動画があったのでこれも貼っておきましょう。
お楽しみください。