休日の朝は、ステレオ部屋に陣取って宗教曲を聴いていたのだが、
諸般の事情があってステレオ部屋を占拠、レコードを聴くことも不自由な毎日。
愛用のメモリプレーヤでは日々音楽を聴いていますけれど、
先日のアンサンブル・フリーの影響で、日本の現代音楽もぼちぼち聴いてます。
といっても手持ち録音は少なく、JT(日本たばこ)のアフィニス文化財団による
「アフィニス・サウンド・レポート No.34 特集 〜 日本戦後音楽史 〜」
このところこれがちょっとお気に入り。
鈴木博義/モノクロームとポリクローム(1954年)
篠原 眞/ソリチュード(1961年)
黛 敏郎/音楽の誕生(1964年)
福島和夫/月魄(つきしろ)
〜ピアノ、ハープ、52の弦楽器と打楽器のための(1965年)
夏田鐘甲/管弦楽のための音楽《伽藍》(1965年)
いずれも知らない曲ながらどことなく懐かしいゲンダイオンガク・・・
特殊楽器や特殊奏法などいわゆる難解な感じなのですが、
この難解さこそが最先端だった時代なのだったかな、と思ってみたり。
最初の鈴木博義さんの「モノクロームとポリクローム」では
クラヴィオリンという電子楽器が用いられ、腰がなく粘りつくような電子音、
ウルトラQなんかの怪奇番組などで子供のころに耳にしていたような懐かしさ。
ちなみにクラヴィオリンを調べてみると、こんな楽器だったのですね。
http://matome.naver.jp/odai/2136039438021338201
探していたら YouTube に鈴木博義さんの「モノクロームとポリクローム」
ありましたので以下に貼っておきます。 お楽しみください。
作曲:鈴木博義
指揮:高関健
演奏:東京都交響楽団
クラヴィオリン:小島策朗