日時:2016年4月17日(日) 15:00開演(14:30開場)
場所:川西市文化会館・大ホール
曲目:<第1部>
保科洋/ファンタジア・四季 〜管弦楽と合唱と筝のための〜
ヘンデル/「メサイヤ」より「ハレルヤ」
杉本竜一/Believe
ロペス/アナと雪の女王より「Let it Go」
オッフェンバック/喜歌劇「天国と地獄」より「カンカン」
<第2部>
ワーグナー/楽劇「ローエングリン」より第3幕への序章
チャイコフスキー/バレエ「白鳥の湖」より「ワルツ」
ボロディン/歌劇「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」
菅野よう子/復興イメージソング「花は咲く」
ゲストコンサートマスター:西村恵一(vn)
筝:福田久恵、柳原達子、谷垣千鶴
合唱:フローラ・アンサンブル、マンマミーア、スィートアンサンブル、
第九を歌う会、牧の台ジュニアコーラス、ミュージカル「川西の金太郎」
合唱指揮:尾市雅子
独唱(Let it Go):倉ヶ市愛、藤林七海
独唱(花は咲く):大石明日香、道咲とも子
指揮:田村ゆう子
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筝と合唱とオケーストラに歌まで加わった盛り沢山な内容を楽しみました。 川西市内や近隣で活躍する団体などとのコラボ、総勢140名でのファミリーコンサート。 結成5年目の川西市民オーケストラによる初の試みだったそうです。
初めてのオケで初めてのホール、能勢電の電車賃をケチって散歩がてら川西池田駅より歩きましたが、右に行かないといけないY字路を左に進んでずいぶんと坂道を登ってから道を間違えたことに気付き、慌てて引き返してホールには開演20分前になんとか到着。 ファミリーコンサートとあって会場内には小さなお子さん連れが多くいらして賑やかでした。
開演、ステージ前の土間いわゆるオケピットが入る位置が空けられてここに合唱団が3列で並びます。 舞台向かって左袖には筝が3本。 オケはステージ上に10-10-8-8-4 の通常配置で座りました。 メンバーは白ブラウスに黒いズボン・スカートの夏仕様ですね。 コンマスの西村恵一さんが立ってチューニングを実施して準備完了。 さあ始まるかと思いきや司会のお姉さんが登場。 市長さんの祝電披露を経てから指揮の田村ゆう子さんが合唱団の前に出てきて始まりました。
保科洋作曲の「ファンタジア・四季」、日本の四季を歌う童謡・唱歌を題材にした筝と合唱とオーケストラによるファンタジー。 華やかで伸びやかな合唱団が頑張ってましたね。 筝の演奏もよかったのですがPAを通して響く響きが、ややデッドに響くホールのオケの響きとうまく溶け合わなかった感じ・・・PAがなければとちょっと残念でした。 このあとの「Let it Go」や「花は咲く」の歌手の方もマイクを持って歌われていて、ケーブルテレビの収録用かもしれませんが、せっかくの歌がカラオケ大会のような違和感を持ってしまってこれもちょっと残念。 生の声を聞きたかったなぁ。
合唱団の方は相当練習されていたみたいですね。 女声合唱でしたが(何故か2名ほど男性がいましたが)各パートはよく纏まっていて迫力もありました。 オケも西村さん率いる弦楽器がよく纏まっていて、低弦もしっかりと響く安定感。 「白鳥の湖」の「ワルツ」では凜と響くオーボエなど木管アンサンブルがよかったですね。 最後の「花は咲く」ではラッパがうしろでメロディを吹いてましたが良い響きで曲をうまく支えてました。 オケも頑張ってましたが、先に書いたとおりホールの響きでデッドなこともあって、全奏になると打楽器が強調された平板な盛上がりに聴こえてしまったのもちょっと残念。 指揮者の田村さんも纏めるのに集中されていたのか小細工しない方のようで、ストレートに盛上げてお仕舞いみたいな感じだったかな。 初めての試みで盛り沢山な内容でしたし出演者も多かったですしね。 地域貢献による文化祭的ファミリーコンサートとして楽しませてもらいました。 出演者の皆さんお疲れさまでした。