2015年10月31日

オルランド・ディ・ラッソー/「シビラの予言」「モレスカ集」

奈良は連日最低気温が一桁となっています。 先日は5℃まで下がりました。
今朝は曇っているので9℃ですが、いずれにしても寒くなりました。

9月中旬より咳込んでいたのもようやく癒えてきたようです。
先々週末など激しい咳き込みで嘔吐して、更に喉の粘膜も切れて吐血するなど
散々でしたが、これをピークに快方に向かっていて、あと一息みたい。

仕事や私事も色々と忙しく、というか慌しく、落ち着かない日々でしたが、
ようやく休日の朝にレコードが聴けるようになりました。

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オルランド・ディ・ラッソー/「シビラの予言」「モレスカ集」
 ハンス・ルートヴィヒ・ヒルシュ指揮
 ミュンヘン・ヴォーカル・ゾリステン、ミュンヘン・フルートコンソート

「シビラの予言」はミュンヘン・ヴォーカル・ゾリステンによるアカペラ、
「モレスカ集」に同ゾリステンのヴォーカルに器楽演奏が加わっています。

オルランド・ディ・ラッソーは、ラッススとも表記されることもある
後期ルネサンスのフランドル楽派の作曲家。
1532年に現在のベルギーに生まれ、ミュンヘンで活躍して没年は1594年。

この2曲は解説によると彼の最初期、10代終り頃に作曲された曲とのこと。
シビラとはユダヤ教の女性預言者の名前、この予言の一部がギリシア神話と混合、
ルネサンス時代の詩人たちの創作によるパラフレーズがテキスト。

このテキストもあっていずれの曲も活き活きとしたヴォーカルが際立って絡み、
独特の雰囲気がありますね。 どれ・どこをとっても同じに聴こえる・・・
曲や詩を理解していないので、そんな風でもあるのですが、決して眠くない。
清澄な朝にはうってつけのレコードでした。

ちなみにこのレコード、2012年夏、高知で捕獲したものです。
この頃のハードオフにはグレゴリオ聖歌を初めとして100枚位置いてあって
高知にいらした好事家・収集家の方の渾身のコレクションだったのでしょう。
毎回えりすぐって救出したものでした(大人買いするほどの財力も体力無し)。



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2015年10月30日

高知散歩20151010_到着1日目・早朝の高知市内

今年の10月のシルバーウィーク、高知に行ってきました。

9月に高知に行く前より咳き込んでいたのが、10月もまだ咳き込んでいて、
体調良くありませんが深夜バスを利用して早朝の高知に到着。
9月は太陽が上がってましたが10月はまだ日の出前。

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帯屋町の通りも、大橋通りの商店街もご覧のとおり。

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今回は電車道を上町1丁目まで歩いてから電車に乗りました。

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日本銀行高知支店

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県庁そして高知城、街路樹も色づき始めてますね。

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枡形(ますがた)にある出雲大社土佐分祠

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枡形とはお城の構造の一つなのですね。
ここらあたりまでが高知城下で武士が住んでいた区画のようです。

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次の上町1丁目、坂本龍馬の生誕の地の碑があって庶民が住む町となります。



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2015年10月29日

高知散歩20151010_到着1日目・トラットリア ノンナ

今年の10月のシルバーウィーク、高知に行ってきました。
グラーツ市電に乗る前、堀詰のトラットリア ノンナでランチをしていました。

イタリアンです。 週替わりのランチ、1,000円のパスタセットが強力お薦め。

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まずはサラダとパン。
パンは暖かく、またサラダにはオリーブの実が付いているのが嬉しい。

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彩りも綺麗でしょ。 お味も素材の良さを引き出してます。

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メインのパスタ、この日はキャベツとイワシのパスタ。
オイルサーディンとキャベツを使ったパスタはこのお店のヒット作らしいです。

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何よりパスタの茹で具合が良く、コシ・風味があって旨いんです。
9月に来たときはごくシンプルなトマトのパスタだったのでよく分かりました。

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そしてこのデザートも付いて、なんと1,000円なのですよ。
3種、こんなに綺麗に盛られてます。

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東京ならこのデザートだけでも 500円じゃ無いでしょうね。

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完食!! 
食後のコーヒーを付けても〆て 1,200円
普通コーヒーは 400円ですが、セットにつけると 200円となり、
他の飲料も 200円引きでセットに付けることができるのも嬉しいですね。

高知は人口に対するカフェの軒数が日本一多いらしくてレベルも高く、
中でもイタリアンのレベルがとっても高いのだと、高知に移住している
プロ・ブロガーのイケダハヤトさんもいわれておりました。


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2015年10月28日

高知散歩20151010_到着1日目・グラーツ市電(その2)

今年の10月のシルバーウィーク、高知に行ってきましたので、
ちょっと順不同ですが、その時のことでも・・・グラーツ市電のつづき。。

オーストリアのグラーツ市電に乗り、はりまや橋の交差点のカーブを曲がって
気持ち良くあっと言う間に枡形到着。

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下車すると、そのまま暫く走って、行先を「さんばし」に変更。
進行方向を変更。

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隣の車線へと移ります。

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そして颯爽と走り去ってゆきました。

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後ろを追う文殊通行きの609号は、オーソドックスな塗装ですね。

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外国市電が走る街、いいですねぇ。




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2015年10月27日

高知散歩20151010_到着1日目・グラーツ市電

今年の10月のシルバーウィーク、高知に行ってきましたので、
ちょっと順不同ですが、その時のことでも・・・まずはグラーツ市電。

市内堀詰にあるトラットリア ノンナでランチしたあと、
腹ごなしに駅前まで歩いてゆくとオーストリアのグラーツ市電が停まってました。

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1日乗車券を持っているので、さっそく乗車しました。
この車両に乗るのは2回目かな?

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10月1日〜6月14日の土・日・祝日の「高知駅前⇔枡形」直通便は外国電車です。

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天井にはオーストリアの地図や、国旗なども描かれてます。
これは前回も紹介しました。

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運賃箱、向こう側にICカードリーダも付いてますけど両替機は無し。

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おまけに降車ボタンも無いので、車掌さんが同乗しているのですね。

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グラーツ市電、窓が大きくて見晴らし良くて、乗り心地も良いなぁ。

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年中走らせないのは、冷房装置が付いてないからでしょうか?


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2015年10月26日

第67回 正倉院展に行ってきました

昨日(10/25)は、正倉院展に行ってきました。
今年も閉館1時間半前に入館すると割引になるオータムレイトチケットを利用。

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ちょっと早く着いたので地下回で時間つぶしをしましたが、
大和の仏たち −奈良博写真技師の眼−」という写真パネル展示が見事。
すばらしい写真技術で仏像の魅力を引き出していました。 感動。

さて本題の第67回となる正倉院展、チケットやパンフレットの表紙を飾る
紫檀木画槽琵琶(裏面)の緻密な装飾に目を見張ったり、蛇紋岩で作った
彫石横笛(ちょうせきのおうてき)・彫石尺八(ちょうせきのしゃくはち)に
驚いたりしましたが、例年に比してちょっと小ぶりな感じだったかな。

今年は63件の宝物が出陳。そのうち初出陳は12件とのこと。
例年通り正倉院宝物の来歴と概要がわかるような構成となっています。
次の日曜、Eテレの日曜美術館は正倉院展がテーマですね。

興味ある方は急に寒くなった奈良に注意してお越しくださいませ。

posted by fronte360 at 05:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-奈良散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月25日

11月の関西アマオケコンサート情報(追加2)

11月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※10/25(追加)
 11/15:芦屋交響楽団 第84回定期演奏会

演奏会案内が自宅に届いて気付きました。 関西アマオケ・トップの実力を誇る芦響の定期演奏会。 興味ある方は是非いらしてください。


posted by fronte360 at 07:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-関西アマオケ演奏会情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月24日

オーケストラ・アンサンブル・フォルツァ オータムコンサート2015

日時:2015年10月18日(日) 14:00開演(13:00開場)
場所:門真市民文化会館・ルミエールホール

曲目:J.S.バッハ(エルガー編)/幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537
   エルガー/チェロ協奏曲 ホ短調op.85
(アンコール)グノー/アヴェ・マリア
   ヴォーン・ウィリアムズ/交響曲第5番
(アンコール)エルガー/エニグマ変奏曲より第9変奏「ニムロッド」

独奏:吉田円香(vc)

指揮:松永健司郎

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「気高くも美しきイギリス音楽の魅力」と題され、フォルツァらしく知られざる名曲に果敢に挑んだ爽やかな演奏会でした。 惜しむらくは当方の最悪の体調、時折り咳き込みまた微熱もあったのか生彩なし。 ああ、体調万全で楽しみたかった。

ルミエールホール2階は立入禁止、1階のみで約8割のお客さんが入っていたでしょうか、けっこう入っていましたがステージ上も満員御礼状態でした。 冒頭の「幻想曲とフーガ」が一番大きな編成となるらしく弦楽器は 14-14-12-9-8 でヴァイオリン両翼配置。 低弦は右側で、通常第2ヴァイオリンの位置にヴィオラが配置されていました。 これが功を奏したようで、分厚い低弦の響きに、ヴィオラのウェットな響きもよく聴こえてエルガーらしい重厚感が良く出ていましたね。 松永さんの軽いハナ息でフーガに入って力強い響きに熱気も加わってスピードアップ。 タイトな打楽器の響き、切れ味良く進めたあと、ぐっと引きつけて一撃かましてお終い。 力の入った演奏でした。

オケの編成を 12-12-10-8-5 に絞り込み、グリーンのシックなドレスに身を包んだ吉田円香さんが登場。 エルガーのチェロ協奏曲もそんなドレスにも似た憂いを含んだようなシックな響きで始まりました。 力強さにはやや欠けるようだけれども、響きに艶と深みがあって聴かせるチェロですね。 オケの響きともよくマッチし、息もよく合っていました。
 それがよく出ていたのが第3楽章、柔らかなチェロのソロが伸びやかに歌い、オケの弦楽アンサンブルも優しい音色でしっとりと響き合っていました。 終楽章のテクニカルな面もさっそうと駆け抜け、終盤のエルガーらしい深く重厚な響きも若いソリストとオケなのでドロドロな感じならずタイトで響きで幕としました。 深い響きの薫りを楽しむかのような演奏だったかな。

15分間の休憩あとオケの編成を元に戻してRVWの交響曲第5番。 生涯にわたってシベリウスを尊敬しこの曲もシベリウスに献呈されているごとく抒情的な響きとし、先プログラムのエルガーとはまた違ったオケの響きを楽しみました。 しかしいかんせんここまで来ると体力も限界に近く、流れ出てくる響きに身を委ねていた感じ。 時折襲ってくる睡魔にも身を委ねてしまいました(すみません)。
第1楽章、松永さんはじっくりと丁寧に曲を進めていたようで、コントラバスの響きがしっかりと土台となっていましたね。 第2楽章では力強くリズミカルに進めて、各楽器間の連携も良かったと感じました。 そして落ちついた響きとした第3楽章ではヴィオラの響きが良かったのは配置の妙でしょうか。 そして終楽章はスクエアに振る松永さん、木管のしっとりと落着いた響き、トロボーンなど金管では粘り気を持たせた雄大な響き、これらを集めて練り上げて最後はそっと締めくくりました。
この曲はCDも持っていて、何度か聴いているはずですが、さっぱり思い出せないどころか、時に意識も遠のきながら、なとか最後まで立ち会えた・・・という感じ。

アンコールは先日のオケ千と同じくニムロッド。 エルガーらしいウェットで重厚な響きとして力強い演奏、こちらはじっくりと楽しませてもらいました。



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10月の関西アマオケコンサート情報(追加4)

10月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※10/24(追加)
 10/25:大阪工業大学管弦楽団 第1回定期演奏会

今年度より活動を開始されたそうです。 第1回定期演奏会には近畿フィルで団内指揮者をされている津川さんを指揮に迎えておられます。 興味ある方は是非いらしてください。


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2015年10月23日

高知散歩20150922_到着4日目・高知城からの帰り

10月もまた高知に行ってきましたが、まだ9月の記事の続きです。

 ●

シルバーウィーク4日目、相変わらず体調は芳しくないものの手元不如意、
街中の銀行まで行ったので、久しぶりに高知城にも寄ってみました。
追手門より三の丸でしばし休憩して天守閣前に行き、その帰りです。

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春先には香り立つ梅林、でも今は緑一色です。

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追手筋では、2017年開館に向けて高知城歴史博物館が建設工事中。
土佐山内家宝物資料館の山内家伝来の資料もここで公開されることになります。

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南側には県庁の建物があり、電車道を見渡せます。
アンパンマンの電車ですね、枡形と高知駅前を往復しているやつでしょう。
10月になったら外国の市電が代わって走ってますけどね。

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ぼちぼちと降りてゆきましょう。

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追手門の板垣退助銅像前まで降りてきました。
追手門を通らず、県立図書館の脇を抜けることにしました。

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向こうに県立文学館、ここも久しく入ってませんが、また今度とします。

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山内一豊の銅像前にやってきました。
ここから右を臨むと、最初にやってきた追手門。

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ここから左を望むと・・・

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P9221774 posted by (C)fronte360

木立の中にいる人たち・・・

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P9221775 posted by (C)fronte360

これも高知名物のひとつ、青空将棋ですっ。 
なんと長閑で平和な街なのでしょう。



posted by fronte360 at 05:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする