それだけ浮世離れした独身生活なのでしょうね。
今宵は日本酒ではなく、安売りされていたホワイト・ホースを買ってきたので、
原液(ストレート)をチビチビと舐めながらのレコード鑑賞です。

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ブルックナー/交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
ルドルフ・ケンペ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
PILZ のCDも持っていますが、ACCANTA とはいえレコードの方が音が良くて、
演奏にのめり込むことが出来て、堅牢なブルックナーを楽しんでいます。
金管の咆哮など飾らない素朴さ無骨さなどドイツらしい感じですし、
淡々として流れてゆく第2楽章もいいですね。
そして終楽章、冒頭のティムパニの音などキレの欲しかったところですが、
全般的に押しの強いサウンドで迫力充分。
分析的でなく、音楽の自然な流れ、それが全体を支配しています。
現代のブルックナー演奏とは違ってひと昔前、オペラ的な演奏かもしれません。
ステレオのヴォリュームを上げて聴きたいので、窓を締め切りましたけど、
冷房を入れなくても良くなった・・・これはもう、芸術の秋、到来ですね。