最近の記事

2015年08月25日

ケンペ、ブルックナー/交響曲第4番「ロマンティック」

朝TVを見て、台風がもう九州にまで来ていたのか・・・と驚きました。

それだけ浮世離れした独身生活なのでしょうね。
今宵は日本酒ではなく、安売りされていたホワイト・ホースを買ってきたので、
原液(ストレート)をチビチビと舐めながらのレコード鑑賞です。

P8251403
P8251403 posted by (C)fronte360

ブルックナー/交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
  ルドルフ・ケンペ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

PILZ のCDも持っていますが、ACCANTA とはいえレコードの方が音が良くて、
演奏にのめり込むことが出来て、堅牢なブルックナーを楽しんでいます。
金管の咆哮など飾らない素朴さ無骨さなどドイツらしい感じですし、
淡々として流れてゆく第2楽章もいいですね。

そして終楽章、冒頭のティムパニの音などキレの欲しかったところですが、
全般的に押しの強いサウンドで迫力充分。
分析的でなく、音楽の自然な流れ、それが全体を支配しています。
現代のブルックナー演奏とは違ってひと昔前、オペラ的な演奏かもしれません。

ステレオのヴォリュームを上げて聴きたいので、窓を締め切りましたけど、
冷房を入れなくても良くなった・・・これはもう、芸術の秋、到来ですね。



posted by fronte360 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高知散歩20150806_山内容堂邸跡

8月5〜9日、早めの夏季休暇いただいて、また高知に行ってきました。
6日木曜日、木曜市の立つ県庁前より歩いた突き当りは鷹匠公園。

P8061318
P8061318 posted by (C)fronte360

山内容堂公が6歳から22歳で藩主になるまで住んでいた邸宅跡です。
その横に建つ三翠園ホテル

P8061319
P8061319 posted by (C)fronte360

1867年2月、薩摩藩主島津久光の使者として訪れた西郷隆盛、吉井友実らと
山内容堂が会見をした散田邸。 これからの国の形について話し合ったと言われ、
その場所に今は三翠園ホテルが建っているのですね。

P8061320
P8061320 posted by (C)fronte360

三翠園ホテルの門の脇に、旧山内家下屋敷長屋展示館。
門をくぐると、こんな感じ

P8061322
P8061322 posted by (C)fronte360

無料で中を見ることができます。

P8061321
P8061321 posted by (C)fronte360

内部は写真撮影禁止なのですが、
幕末・維新における高知の偉人などの展示などがありました。

P8061323
P8061323 posted by (C)fronte360

建物は復元されたそうですが、どの部屋が何に使われていたとかなど
不明であるようなことも書いてありましたね。



posted by fronte360 at 04:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月24日

バルビローリ、ブラームス/交響曲第4番

8月もあと少し、秋の虫の声も耳にするようになりました。

土曜夕刻まで独身生活となったので、平日夜ながらステレオ部屋に陣取って、
先日換装した ORTOFON MC100 で何を聴こうかな・・・と、以下を取出しました。
秋を先取りして、ブラームスの交響曲第4番。

P8241403
P8241403 posted by (C)fronte360

ブラームス/交響曲第4番 ホ短調 作品98
  ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団

バルビローリの指揮ではEMIにウィーンフィルと録音したものが有名ですが、
あえて主兵ハレ管を振った、テイチク1,000円盤のパイ録音。

録音の古さもあってオケの非力さなどでウィーンフィルが有利ですけれど、
サー・ジョンの棒に付いてゆく真摯さを持ったロマンティックな演奏で、
第2楽章などしみじみと聴かせて貰いました。

第1楽章と終楽章など、ちょっと非力さが出てしまってますけど、
これはこれで捨てがたい魅力も感じました。


posted by fronte360 at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高知散歩20150806_木曜市

8月5〜9日、早めの夏季休暇いただいて、また高知に行ってきました。
6日木曜日、木曜市の立つ県庁前へと行ってみました。

高知の「日曜市」は有名ですが、
月曜・水曜日を除いて毎日、高知市内のどこかに街路市が開かれています。

P8061307
P8061307 posted by (C)fronte360

県庁前の電停を降りると、向こうの街路樹のところに市が立ってますね。

P8061308
P8061308 posted by (C)fronte360

この日も35℃に届かんかという暑い日だったので、街路樹は助かりますね。

P8061312
P8061312 posted by (C)fronte360

P8061333
P8061333 posted by (C)fronte360

高知城も望める絶好のロケーション。

P8061314
P8061314 posted by (C)fronte360

P8061315
P8061315 posted by (C)fronte360

しっかしとにかく暑い。 さっさと歩いていると、終わっちゃいました。
右側の堂々とした建物は、県民文化ホールですね。

P8061316
P8061316 posted by (C)fronte360

まだ13時半になってませんが、店終いを始めているお店も・・・
この時期、勝負は午前中みたいでした。



posted by fronte360 at 04:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月23日

ウィーン・フィルハーモニー四重奏団、シューベルト/死と乙女

休日というのに早朝覚醒はいつもどおり・・・
しかし今朝は久しぶりにすっきりと晴れてちょっと清々しい気分。

今朝も左足が痺れて痛かったりしますが、早朝より家事労働(洗濯)などをし、
身体を動かしたので、ちょっとはましでしょうか(騙しているだけですが)。
早朝のレコード鑑賞は、室内楽としました。
2014年の正月休みに高知で捕獲した「ウィーンの室内楽・名盤1300」より

P8231403
P8231403 posted by (C)fronte360

シューベルト/弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
シューベルト/弦楽四重奏曲第10番

  ウィーン・フィルハーモニー四重奏団
    ウィリー・ボスコフスキー(vn)、 オットー・シュトレッサー(vn)
    ルドルフ・シュトレンク(va)、 ロベルト・シャイヴァイン(vc)

「死と乙女」はアルバン・ベルクSQによる劇的な表現が耳に残っているので、
ボスコフスキー率いるウィーンフィルSQのは叙情的でノスタルジックな表現に
最初は物足りなさも正直感じましたけれど、カートリッジを交換し、
聴き進むうちに、暖かいトーンで流麗なアンサンブルに魅せられました。

Audio-technica AT150Ea/G は分解能は良いのですけれど、
ヴァイオリンの響きがちょっと平板にも聴こえ、ボスコフスキーを聴くならと、
ORTOFON MC100 に換装したのが正解でした。

P8231404
P8231404 posted by (C)fronte360

アームが鈍重なので、大根足にハイヒールの様相ですが、中音域の質感がUP。
モーツァルトの影響が丸出しの感がある第10番の弦楽四重奏曲も優美さの中に
少年シューベルトのロマンティックさが垣間見えるようで面白いですね。

また新しいカートリッジが欲しくなってきた・・・



posted by fronte360 at 07:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月22日

ハイ・ファイ・セット / 閃光(FLASH)

気ままな昼下がりのレコード鑑賞タイムも日が暮れてきました。

ここまでクラシックのレコードをとっかえひっかえ聴いてきましたが、
夕暮れとなり、高性能カートリッジに換装しているので、音楽もハイソに・・・

1979年7月5日発売、ハイ・ファイ・セットの7枚目のアルバム。

P8221403
P8221403 posted by (C)fronte360

Side A
 よりそって二人
  (作詞:大川茂、作曲:山本俊彦)
 最後の春休み
  (作詞・作曲:松任谷由実)
 スクールバンドの女の子
  (作詞・作曲:Ken Gibson、日本語訳:菊地まみ)
 22時15分
  (作詞・作曲:Rod Mckuen、日本語訳:大川茂)
 レインワルツ アンド ラビング ユー
  (作詞・作曲:尾崎亜美)

side B
 スローダンス
  (作詞:大川茂、作曲:新川博)
 きまぐれトランプ
  (作詞:菊地まみ、作曲:佐藤健)
 夜の長距離バス
  (作詞・作曲:Ralph MacDonald & William Salter、日本語訳:武田全弘)
 春が始まる日
  (作詞:大川茂、作曲:山本俊彦)
 歌を捧げて
  (作詞・作曲:小田和正)

「最後の春休み」や「レインワルツ アンド ラビング ユー」も良いですが、
大川茂さんや山本俊彦さんによる楽曲も素適ですね。

もちろん山本潤子さんのソプラノ、山本俊彦さんのテナーに、
大川茂さんのバス・ヴィオスが絡むセンスのよいコーラス・ワーク
夕暮れによく似合います。

とっぷりと暮れて、シングルカットされた1曲目「よりそって二人」
これを最後にもう一度聴いて、お仕舞いとしましょうか・・・




posted by fronte360 at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-JPOP音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バックハウス、ブラームス/ピアノ協奏曲第2番(旧録音)

気ままな昼下がりの鑑賞タイム。
適当にジャケットを見て間違ったのですが、選びたかったのはこちら・・・
同じデザイン、タイトルのみ違うので、間違っても当然かも。

P8221403
P8221403 posted by (C)fronte360

ブラームス/ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調

  ウィルヘルム・バックハウス(p)
  カール・シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

先のベームとの第1番が1953年6月録音、こちらは先立つ1952年5月録音ながら
こちらの方がやや音色が華やかであるような気もしますが、曲調のせいかしら。
第3楽章のチェロの独奏もしみじみとしながらも滋味を感じます。

情熱的な第1楽章から終楽章まで、明晰なシューリヒトのよる演奏が素晴しい。
バックハウスも切れ味よく掛け合って、情熱的ながら爽快感も感じる名演ですね。
第1番の作曲から20年を経て、ヴァイオリン協奏曲や交響曲も2曲書き上げ、
円熟期にあったブラームスの筆致にもよるところ大でしょう。

一気に両面を聴いてしまいました。
カートリッジ Pickering V-15 micro IV にもまたよく合っている感じでしたが、
ちょっと好奇心が湧いてきたので、カートリッジを国産のに換装しました。

Audio-technica AT150Ea/G 、さすがに見晴らしが良くなりました。
高音弦の伸びが断然違いますね。 でも録音の古さも感じさせるようでもあり、
ちょっとフラつく感じなのはプレーヤーの性能もあるでしょうか。

ピアノの強い打鍵がくっきりと描き出て、かつバックハウスの気迫も十二分で、
さすがに国産、分解能は見事ですわ。


posted by fronte360 at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バックハウス、ブラームス/ピアノ協奏曲第1番

はっきりしない天気で鬱陶しい空模様。

当方の左足も変わらず鬱陶しいので、今日もいつもの図書館通いと買物、
8,000歩程歩いて、昼過ぎに戻ってきました。 歩いたほうが楽になるんです。
座りっぱなしが最悪で、朝起きた直後も足が固まった感じ・・・

そんなこともあって早朝のレコード鑑賞はなくなり、昼下がりの鑑賞タイム。
適当にジャケットを見て、かけたのがコレでした。

P8221403
P8221403 posted by (C)fronte360

ブラームス/ピアノ協奏曲第1番 ニ短調

  ウィルヘルム・バックハウス(p)
  カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

第2番の方をチョイスしたつもりが、同じジャケットデザインの第1番でした。
ブラームスのピアノ協奏曲は第2番の方が好きで、第1番を聴くのは久しぶり。

交響曲を作曲していたのを途中で変更してピアノ協奏曲になった経緯どおり、
ピアノ付きの交響曲とも言われているような、骨太の演奏が特徴的ですね。
鍵盤上の獅子王といわれたバックハウスの強烈なピアニスティック。
ベームも無骨に燃えた演奏を形成してがっぷりと組んだ演奏によって、
ブラームス26歳の作曲らしく内向的で鬱屈としたエネルギーに満ちています。

ロンドン不滅の名盤シリーズ、レコード番号がMZで始まるシリーズですね。
1953年6月録音、ロンドンのffrr(full frequency range recording)らしく
ちょっとデフォルメされたようなグラマラスで腰の太い録音ながらも
細部がくっきり。 音色の古さはちょっと否めませんが、よい味付けでしょう。

カートリッジ Pickering V-15 micro IV にもよく合っている感じ。
聴きやすくまとまっています。


posted by fronte360 at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月21日

ブルーノ・ワルター、シューベルト/交響曲第5番(旧録音)

高知より戻ってからも左足の痺れ(坐骨神経痛?)が続いていることもあり
自宅でPCに向かって座るのも苦痛だったりしますが、ようやっとの休日前夜。

このところやっているレコード棚の発掘、こんなのを掘り起こしてきました。

P8211404
P8211404 posted by (C)fronte360

シューベルト/交響曲第5番変ロ長調     (1955/10/5,6,8 録音)
シューベルト/劇音楽「ロザムンデ」より   (1955/10/6,7,8 録音)
          序曲、舞踏音楽第2番、第3幕の間奏曲
J.シュトラウス/皇帝円舞曲 -*       (1942/4/18 録音)

  ブルーノ・ワルター指揮 コロムビア交響楽団、ニューヨーク・フィル(-*)

シューベルトの交響曲第5番は、1960年のステレオ録音がありますが、
こちらは1955年のモノラル録音。 とても遅い出だしに驚きますね。
耽美的なシューベルト、綿々と歌わせつつ、気品を持って進めるワルター流。

ワルターって、個人的にあまり思い入れの無かった指揮者なのですけれど、
こうやってちょっと弱った身体になってみると、沁みるものを感じるようです。

ところでカートリッジは、Pickering V-15 micro IV に換装しています。

高知で捕獲したフリッチャイのレコードを Audio-technica TT30E で聴くと
スカスカの音で、録音が古いから仕方ない、って思ってましたけど、
こちらに交換すると、ちょっと大づかみながら、中低音が前に出て聴きやすい。

アナログの醍醐味に触れ、古い録音もまた楽しんでいるわけです。


posted by fronte360 at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

18きっぷの旅20150805_豊永(その2)

8月5〜9日、早めの夏季休暇いただいて、また高知に行ってきました。
この時期の高知行きは、青春18きっぷの旅です。

豊永駅、高知県長岡郡大豊町東土居、ここで列車行違いのため30分ほど停車。
退屈なので、駅舎の外に出てみました。

P8051295
P8051295 posted by (C)fronte360

ログハウス風の駅舎ながら、完全無人駅。
かつては急行列車や急行廃止後は一部の特急の停車駅でもあったそうですが、
今は普通列車のみ。

P8051292
P8051292 posted by (C)fronte360

職員詰所を見ながらちょっと坂を登って駅を見下ろします。

P8051293
P8051293 posted by (C)fronte360

するとここに、こんな標識ありました。

P8051294
P8051294 posted by (C)fronte360

長岡郡大豊町東土居字ヲモイデ 一七五ノ一番地・・・ヲモイデですか。
郷愁を誘いますね・・・ヲモイデなんて。

P8051296
P8051296 posted by (C)fronte360

列車に戻りましょう。 この線路の先に向かいます。
もう陽射しも弱くなって、写真もお終いみたい。

P8051302
P8051302 posted by (C)fronte360

粟生聖天・常福寺 調べてみると行基によって開山された古刹であるようです。
一度は訪れてみたくなりました。

P8051305
P8051305 posted by (C)fronte360

とにかく列車に戻って高知を目指します。


posted by fronte360 at 05:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする