2015年04月12日

日本の演奏家シリーズ・5、杉谷昭子

このところ天気が不順、久しぶりに朝日を拝んだような気がします。
朝日を入れながら、これまた久しぶりに早朝よりピアノ曲を聴いています。

ピアノ曲に薀蓄を語れるほどの知識はありませんが
休日の朝、宗教音楽とともに心を落着かせて聴くのには良いレコードです。

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ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 op.31-2「テンペスト」
ブラームス/ピアノ曲集 op.119
シューマン/ベートーヴェン第7交響曲第2楽章の主題による自由な変奏曲練習曲

  杉谷昭子(p)
    1979/12/18,19 入間市民会館、ベーゼンドルファー・インペリアル

最近では「クラシック界のしょこたん」と呼ばれているみたいですね。
杉谷昭子(すぎたにしょうこ)さん。

CDではシューマンのピアノ協奏曲やベートーヴェンのピアノ協奏曲集を
持っていますが、LPではこのレコードとデビュー盤を捕獲しています。
なかなか珍しいのではないかな。

珍しいといえばシューマンの練習曲集、ベートーヴェンの第7交響曲第2楽章、
葬送行進曲の主題による変奏曲で、他の交響曲のモティーフの現れたりして、
心が静かに躍る変奏曲ですね(1976年初版)。

ブラームスのピアノ曲集も晩年のブラームス、気難しい爺ぃの印象でしたが、
メランコリックな小品が4曲。

ドイツのピアニズムをしっかりと受け継いでいる杉谷さんらしく、
どの曲も何も飾らない落ち着きの中に静かな煌きをもって堅苦しさなどなく、
落ち着いた休日の朝に聴くのにうってつけのレコードでした。

posted by fronte360 at 08:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする