3月22日(日)、最近の休日の過ごし方は、大阪市立図書館巡りです。
阿倍野図書館にも遠征するため、近鉄上本町駅より阿倍野目指して歩きました。
学園坂、口縄坂を経て谷町筋を南下、四天王寺さんを出て超願寺に立ち寄り、
更に南下して日本最古の庚申堂。 その境内を散策します。
本堂前に戻ってきました。
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ここに庚申塔が集められていました。 懐かしいなぁ・・・庚申塔。
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東京に単身赴任していたときには、あちこちで見かけたものですが、
関西ではとんとお目にかかりませんでしたが・・・ここにあったのですね。
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お江戸の庚申塔は青面金剛(しょうめんこんごう)のものが多くあって
勇壮な感じのが多かったのですけど、ここのは三猿がほとんどみたい。
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江戸と浪速の差でしょうか・・・
浪速の三猿ってなんかユーモラスなんですよね。
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そもそも「四天王寺庚申縁起」では道教の天帝を仏教の帝釈天と同一視し、
その使者である青面金剛を司命神としたとのことらしいですけれど、
おサルさんが主役みたいですね。
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そもそも中国の道教で、人の身体の中に「三尸の虫」がいて、
庚申の夜、人が眠りにつくと天に昇って天帝に罪を告げ、その罪の軽重に応じ、
その人の寿命を決めてゆくため、庚申の夜は眠らずにいる・・・ことに由来し、
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三猿は「三尸の虫」になぞらえ「見ざる・言わざる・聞かざる」
天帝に罪を報告させない、という意味へこじつけているのだそうです。
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ニワトリが居るのは、申の次ぎの酉の日になるになるまで籠ることと、
夜を徹して朝に鶏の声を聞くまで念仏を唱えるから、とのことらしいですね。
通常は雌雄2羽ですが、この石碑では1羽がコケコッコーと叫んでいるみたい。
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これらは大阪市指定有形民俗文化財となっているようです。
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堪能しました、南門より出て目的地をめざします。