早朝より春の陽気、明日は雨らしいので外に出て歩き回りたいのですが、
長男が戻っていったので、久しぶりにステレオの前に陣取って休日気分です。
適当に選んだレコードは3年前のお盆休みに高知で捕獲したレコード。
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クレランボー/カンタータ「オルフェ」「メデ」
ラシェル・ヤカール(ソプラノ)
ラインハルト・ゲーベル(バロック・ヴァイオリン)
ヴィルバート・ハーツェルツェット(フラウト・トラヴェルソ)
チャールズ・メドラム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アラン・カーティス(指揮、チェンバロ)
ソプラノのヤカールは、1938年フランスのリヨン生まれ
当初デザイナーを志していたそうですが、後に声楽を志してパリ音楽院に学び、
ライン・ドイツ・オペラやバイロイト音楽祭でも活躍していたそうです。
アーノンクールによるモツレクのソプラノにクレジットされてましたね。
器楽メンバーは、ムジカ・アンティクヮ・ケルンのメンバーだそうです。
解説を読むとフランスのカンタータは劇的なものではなく、
宮廷アリアの伝統を引き継いだ歌劇のアリアのようなものとのことでしたが、
「メデ」は、けっこうドラマティックで盛上がります。
というのも「メデ」とは、メデ(メーディア)という女性がジャソンと結婚後、
コリントス王によってジャソンが他の娘と結婚することになったため、
メデは毒を塗った結婚衣装を新花嫁に贈る。
その衣装を花嫁が着たとたんに火を噴き出し、宮廷もろとも燃え落ちた。
そんな歌なのでした。
なおメデは太陽神ヘリオスの孫であるそうです。
ソプラノと古楽器が絡んで、面白く聴かせてくれます。
最近とみに大掛かりな曲を自宅ステレオで聴く気が失せてしまいました。
ブルックナーのテデウムやディーリアスのレクイエムもかけてみたものの、挫折。
この「オルフェ」「メデ」、とくに「メデ」にハマって2回も聴いしまいました。
さて、そろそろ外出しましょう。 良い天気で勿体ないですもの・・・
長男が戻っていったら、今度は長女が戻ってきたので、居場所も少ないですし。