予報どおり夜半より雨、今日はこのまま夕方まで一日雨でしょうね。
連日10kmほど歩いているので、ちょっとした骨休めにもなるでしょうか。
昼前には出かける予定ではあるのですけれど・・・
昨夜はちゃんと布団で寝たのでいつもどおり早朝に起床、
コーヒー片手にステレオの前に陣取って聴く宗教音楽もネタ切れ気味・・・
レコード棚を漁り、ずっと昔に買って久しく聴いていないレコードを発見。
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ハイドン/ミサ曲 第7番「よき四季斎日のミサ」(戦時のミサ)
ネタニア・ダヴラツ(S)、ヒルデガルト・レッスル=マイダン(A)
アントン・デルモータ(T)、ヴァルター・ベリー(Br)
アントン・ハイラー(Org)
ウィーン室内合唱団
モーゲンス・ウェルディケ指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1796年作曲、ナポレオン率いるフランス革命政府軍がイタリア遠征を行い、
オーストリア軍を撃破してウイーンに迫ってきた時に書かれたというミサ曲。
ネット検索すると、手塚治がニクソン大統領就任記念演奏会の同時刻に、
バーンスタインがワシントン大聖堂でベトナム反戦コンサートを描いた漫画と
実際のバーンスタインがバイエルン放送交響楽団を振ったライブ映像のDVD、
これがたくさん引っかかってきますね。
バーンスタインがバイエルン放送交響楽団を振ったCDも持っていますが、
この検索で、持っていたな、と思い出したほどで・・・特に思い入れもなく、
ハイドン演奏の大家でもあったウェルディケのレコードをかけました。
戦時の・・・というちょっとエキセントリックな表題が付いていますが、
キリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス、ベネディクトゥス、アニュス・デイ
と続く普通のミサ曲です。
演奏は、冒頭の合唱の下手さと、ちょっと上ずって聞こえるソプラノ独唱に、
止めようか・・・と正直何度も思いつつも、我慢して聴き進めていていると、
さすがワルター・ベリー、彼のソロのあるグローリアより良くなってきました。
ウェルディッケらしい実直な感じのする指揮も壷にはまってきた感じ。
古い録音なのでちょっと時代かかった感じがしなくもありませんけれど、
その几帳面さみたいなものがハイドンには合っているみたい。
若い頃にはハイドンってとっても退屈なイメージでしたが、
その滋味さが似合う年齢となったということでしょうね。
とにかく今日も一日平穏でありますように。