昨夜はうたた寝をして、布団敷いて二度寝したので逆にいつもより遅く起床。
意外な高曇りの空を見て、さあて今日はどうしたものか・・・と思いつつ、
洗濯物を干し、ステレオで聴くのはモーツァルトのピアノ曲。

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Side A
モーツァルト/ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 K.279
モーツァルト/ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K.280
Side B
モーツァルト/ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調 K.281
モーツァルト/ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 K.282
クリストフ・エッシェンバッハ(p) 1967,1970年 ベルリン録音
1774年から翌年にかけて作曲されたとされる6曲のピアノ・ソナタより
最初の4曲が収録されたレコード。
モーツァルト18歳頃の作品、装飾音が多いのはハイドンの影響でしょうが、
稚拙な感じな作品集ではなく、いずれも愛らしく自由闊達さを持っていながらも、
内省的な面も感じさせる第2番第2楽章などもあります。
聴きやすく、聴き流してしまいながらも、時折りハッとさせられるのは、
エッシェンバッハの腕による所も大きいと思います。
エッシェンバッハは、ソナタ・アルバムやソナチネ・アルバムなど
ピアノ教則本のお手本になる録音をし、いずれも曲の良さを引き出して、
堅苦しいイメージを見事に壊したじつに素晴しいレコードですけれど、
ここでも同じことが言えると思います。 素適な演奏ですね。
最近は指揮者として活躍されているエッシェンバッハですけれど、
ヒューストン交響楽団とのブラームスの交響曲全集での印象が良くなくて、
またシューマンの子供の情景や、先にも書いたソナタ・アルバムなど
エッシェンバッハ青年のピアノについつい耳が向いてしまいます。
なおこのレコードは昨年5月24日に高知で捕獲したもの。
ほとんど聴いていないのではないか、と思われる美麗盤ながら100円の掘出物。
また高知でレコード漁りしたくなりました。