2014年09月24日

甲南大学OB交響楽団 第3回演奏会

日時:2014年9月23日(火・祝) 14:00開演(13:30開場)
場所:神戸市立灘区民ホール・マリーホール

曲目:ニールセン/交響曲第1番 ト短調 -*
   ブラームス/交響曲第1番 ハ短調

指揮:松下正彦(-*)、岸本竜太郎

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P9248302 posted by (C)fronte360

交響曲第1番のプログラム、気合いの入った筋肉質なニールセン、明るく若々しい響きで彩られたブラームスといった感じだったでしょうか。 どちらもよく纏まったオケの響きが特徴でした。 惜しむらくはホールが小さく(ブラームスではステージ上がオケ団員で埋め尽くされている過密状態で)直接音が多く聴こえすぎた点でしょうか。 このため迫力十分でしたけれど、やや刺激的に聴こえたきらいもありました。 ですが、いずれも熱気あふれた演奏に圧倒されました。

自由入場でステージ上に集まったメンバー、弦楽器は 10-8-7-5-6 の通常配置。 客席の照明が落ち、コンマスによるチューニングを終えたあと、指揮者なしでの演奏開始。 校歌なのでしょうね。 OB交響楽団、客席も同窓会の雰囲気が漂っていましたが、演奏はいずれもとてもしっかりとしたものでした。

ニールセンの交響曲第1番、カッコ良い曲をそのままカッコ良く指揮されていたのは松下正彦さん。 右手で掴み、左手で掴み、かがみこんで爆発させる・・・1989-1990年のシーズンで学生指揮をされていた方でしたが、この曲の特徴を実によく掴んでおられた開始。 低弦もゴリゴリと響いてきて、ブロムシュテッドによる演奏も彷彿とさせる納得の演奏でした。 ホールが小さいのでやや刺激的に響くものの、一気にこの曲の世界に惹きこまれました。 とてもいい開始でした。

第2楽章では指揮棒を置いて静謐な音楽に想いを乗せた開始。 これも良かったですよ。 そしてしだいに熱くなったアンサンブルですが、ここでは直接音が多いから雄大に響かせる場面でちょっと損をしていたかもしれません。 軽やかさを失わず、よくタメも効かせてコントロールされた第3楽章。 鋭利な響きでソリッドに開始した終楽章もまたカッコ良かったですね。 当方も少々直接音に疲れたのか、もうちょっと低弦が響いて巻き込むような感じが欲しいなどと(生意気にも)思った次第ですが、纏まり感があってクールな演奏には違いありません。 フィニッシュの残響も響いた筋肉質なニールセンでした。

15分間の休憩、やはり自由入場にて集まったオケメンバーは 12-10-8-7-6 に拡大されてステージ上は過密状態となってしまいました。 指揮者は岸本竜太郎さん、とても若い方で2009-2010年のシーズンで学生指揮をされていた方だそうです。 まだ20歳台なのですね。

ブラームスの交響曲第1番、キレの良い上半身の動きよりフレッシュで若々しい響きが推進力を持って進みました。 岸本さんの指揮は下半身をほとんど動かさず、素早い腕の動きで切返されてスパスパっと進むのですが、第1楽章冒頭よりちょっと固めのティムパニのとともに増強されたオケの響きが引き締まって強靭。 各パートともの纏まりよく、響きが折り重なったクライマックスなど聴き応えのある音楽としていました。

第2、3楽章も明るい木管楽器のソロが巧かったですね。 瑞々しくて翳りのない音楽となっていて、人生黄昏時を迎えた当方にはちょっとまぶしい感じもしましたけれど、このような若々しく突き進む屈託のなさもまた良いものでしょう。 しかし、終楽章はこのフレッシュな響きに想いがのった素晴らしい演奏でした。 指揮者の方の思い入れが出ていたのでしょうね。 ホルン・ソロの押出しの強い響き、中低弦の奮闘などの好演もあって、早いテンポ・見通しの良い音楽としつつも感動もより深くなりました。 フィナーレは、凄い勢いで進んで一気呵成。 あまりに早いテンポだったせいか、出を間違った弦もあったように聴こえましたが、フィニッシュを見事に決めた素晴らしい幕切れ。 感動的でした。 会場から大きな拍手、当方も大きな拍手を送りました。

やる気が前面に出た演奏は聴いて気持ちの良いものです。 残念ながらここ数年残現役の甲南大学交響楽団を聴く機会がありませんでしたが、その伝統はOB交響楽団にもきちんと引き継がれているようでした。 皆さんお疲れさまでした。


posted by fronte360 at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 14-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近鉄奈良線20140921_東花園(1)

ついに9月21日より高架駅の運用開始された近鉄奈良線東花園〜若江岩田。
さっそく散歩も兼ねて様子を見に行ってきました。

向かって左側の準急電車にて大阪難波方面ホームに到着。
待合せの尼崎行き普通電車が右側に停まっているのは地上駅と同じ配置ですね。

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P9218197 posted by (C)fronte360

信号系統の変更なしで高架駅へと引き継がれたみたい。
保線の方でしょうね、電車が発車するときトランシーバーで何やら報告。
運用開始間もないので、初期段階の不具合が無いか確認しているのでしょうね。

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P9218198 posted by (C)fronte360

電車が発車すると、奈良方面ホームに東生駒行き普通電車が到着。 記念撮影。

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P9218200 posted by (C)fronte360

使われなくなった地上駅へと向かう線路。
こうして改めて見ると、架線を吊っている電柱など錆が目立ってますね。

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P9218202 posted by (C)fronte360

10両編成も停まることのできるホームを降ります。
壁が取り払われていますが、まだ少し工事が残っているみたい。

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P9218203 posted by (C)fronte360

改札を抜けると北側は閉ざされたまま、これから駅前開発するのでしょう。
南側の改札を抜けると、元の大阪難波方面改札方向へ通路が開かれていました。
大勢の人がこちらにやってきます。

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P9218207 posted by (C)fronte360

工事の進捗を示す写真パネルの展示もありますね。

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P9218205 posted by (C)fronte360

人波にさからってたどり着いた元の大阪難波方面改札。 閉ざされています。
高架駅に切り替わったことを知らず、しばし茫然・・・
慌てて新しい改札へと急ぐお姉さん

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P9218208 posted by (C)fronte360


posted by fronte360 at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 14-大阪散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする