本日、GWが休めなかったので臨時休業日としました。
離任しているとはいえ立場上代休のシステムが無いので有給休暇ですがね。
さて早朝より、ステレオ・サブシステムにて聴いているのは・・・
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(C)fronte360ハインリッヒ・シュッツ/マタイ受難曲 SWV479
福音史家 :ペーター・シュライヤー(T)
イエス :ヘルマン・クリスティアン・ポルスター(B)
総督ピラト :ジークフリート・ローレンツ(Br)
使徒ペトロ :ハンス=ヨアヒム・ロッチュ(T)
使徒ユダ :ハンス=ユルゲン・ヴァッハスムート(T)
大祭司カヤバー:ペーター=フォルカー・シュプリングボルン(B)
偽証者T :アルミン・ウーデ(T)
偽証者U :ゴータルト・シュティーア(Br)
下女T :ユルゲン・プッシュベック(S)
下女U :ロインハルト・ヴィーマイヤー(S)
ピラトの妻 :ティルマン・ラウ(A)
マルティン・フレーミヒ指揮 ドレスデン十字架合唱団他
J.S.バッハのマタイ受難曲を想像して買ったので、最初は戸惑いました。
器楽が無い、人間の声だけによるマタイ受難曲です。
マタイ福音書のキリスト受難を、福音史家、イエス、ユダ、ピラト、ペテロなど
歌手が朗々と歌い(というより語りに近い)、弟子達や群衆の部分を合唱が歌う、
音楽劇となっています。
器楽が無いので、最初は正直物足りなく感じていましたけれど、
逆に器楽が無いぶん、意味は解っていなくても、純粋な声の力に驚かされます。
何より福音史家のペーター・シュライヤーの朗々とした美声による抑えた表現、
イエス役のポルスターも堂々としたバスで美声ですね。
シュッツゆかりのドレスデン聖十字架合唱団がまた素晴しい。
下女役はボーイ・ソプラノでしょう、雰囲気がよく出ています。
カントルのマルティン・フレーミヒによって真摯な合唱が展開されています。
はまってしまうと、ずぅ〜と聴いていたくなる素晴しい演奏です。