2014年03月22日

SONY CDプレーヤー CDP-203 再開腹 → ちょっと失敗

SONY CDプレーヤー CDP-203 を久しぶりに開腹しました。
輸入CDの一部で、かからないCDがあり、トレーが吐き出されてしまうので、
レンズの清掃をしてみましょう。 手術台に乗せて、まずは記念写真。

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P3226400 posted by (C)fronte360

このプレーヤ、送料手数料込みでも 2,500円で捕獲した 1986年製。
けっこう気に入っていて、音楽的ないい感じで鳴っていると思ってます。
オーバーサンプリングされてノイズが除去される前の古い機種ですが、
こちらの方を好まれている方もいるようです。

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P3226403 posted by (C)fronte360

とにかく手際よく分解。
メカ部を外したあと、電源を入れてトレーを出し、ひっくり返した図。
中央の青いダイヤル状のものがレーザー光を調整する半固定抵抗でしょう。

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P3226402 posted by (C)fronte360

今回はコレはいじらず、レンズ清掃で様子見とします。
不用意にいじると壊れる可能性があるのと、古い機種なので、
出力を上げることはレーザー光の寿命を縮めることでもあるので・・・

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P3226405 posted by (C)fronte360

CDを抑えるアームの支点
手前側のをよく見ると、ノッチになっていて、こからアームを外しますと
レンズが見えます。 曇っているようには見えないのですけどね・・・

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P3226407 posted by (C)fronte360

安いカメラのクリーニングキットのレンズクリーナーを使ってみました。
ついでに撮影中のカメラのレンズも拭いておきました。

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P3226406 posted by (C)fronte360

このあと開腹したまま試運転をしてみましたが、ちょっと良くなったみたい。
かからなかったCDも一部かかるようになりましたけど、
でも頑固にかからないCDもまだあります。
ローディングしたあと、曲数とトータル時間はちゃんと表示されるので、
TOCは読めているように思うですけど・・・ レーザー光量不足かしら。

とにかく大半のCDは、かかっているのでこれはここまでとして、
次なる問題点、ヘッドフォン用ヴォリュームのガリ取り、
左側のガリが酷くてこれを改善しようとしたのが、なんと失敗しました。

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P3226408 posted by (C)fronte360

前回は、フロントグリルまでしか外せなかったので、
ボリュームの裏側より軽く接点復活剤をかけましたけど、効果なし。
今回は、フロントグリルより基盤を外してみました。

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P3226410 posted by (C)fronte360

ヴォリュームは2箇所、小さなネジで組み付けられているように見えるのですが、
あまりに小さいネジで手持ちの精密ドライバーで分解することは無理・・・
本来は分解掃除するのですが、左右の小さな隙間より接点復活剤を少し流し込み、
ボリュームを左右に何度も動かしておいたのですが・・・これが見事に失敗!!

これまで時計の針で9時頃の位置でうまく合わせると左も聞こえてましたけど、
12時までの位置では完全に左が聴こえなくなりました。 壊したようです。
13時以降ではちゃんと左右が聴こえますけどね、音が大きくで実用範囲外・・・

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P3226411 posted by (C)fronte360

最後に出力部分、左チャンネルの半田割れがきちんと治ってなかったので
再度半田しなおしておきました。
と書くと簡単そうですが、実は苦手なんですよね、半田付け・・・

老眼でパターンがよく見えてなくて、前回の半田付けはちょっと控えめでした。
今回は事前に写真で撮っておいた基盤のパターンを拡大して確認していたので
余裕あったはずなんですけどね、これも途中で左の音が完全に出なくなって・・・
かなり焦りましたけど、イモ半田と言われようとも、なんとか復活させました。


posted by fronte360 at 11:35| Comment(3) | TrackBack(0) | 貧者のオーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする