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2014年03月27日

阪急六甲界隈_神戸松蔭女子学院大学チャペル

3月22日、阪急神戸線の六甲駅に降り立ち、
スペイン、ポリフォニー音楽の黄金時代を歌おう」発表会が開催される
神戸松蔭女子学院大学に到着。

ちょっと早いのでチャペル周辺の記念撮影。まずは入口正面

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これより離れて全景はこんな感じ。

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反対側はコンビニと休憩場所、この休憩場所が楽屋になっているようでした。
手前の池には、こんな銅像も立っていましたよ。

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中に入って、ここから演奏会終了後の撮影。

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天井にはステンドグラスがあって、中央付近を拡大すると

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入口の上部にはパイプオルガン・・・
暗くてちょっとピンボケ気味になってしまいましたね。

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そして演奏会がハネたあと。
興味深くて面白い演奏会でしたよ。

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2014年03月26日

サイモン&ガーファンクル、水曜の朝、午前3時

今宵もまた先日頂いたCDを鑑賞しています。
1964年、東京オリンピックの年に発表されたデビューアルバム。

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1. You Can Tell the World(ユー・キャン・テル・ザ・ワールド)
2. Last Night I Had the Strangest Dream(きのう見た夢(平和の誓い))
3. Bleecker Street(霧のブリーカー街)
4. Sparrow(すずめ)
5. Benedictus(ベネディクタス)
6. The Sounds of Silence(サウンド・オブ・サイレンス)
7. He Was My Brother(私の兄弟)
8. Peggy-O(ペギー・オウ)
9. Go Tell It on the Mountain(山の上で告げよ)
10. The Sun Is Burning(太陽は燃えている)
11. The Times They Are a-Changin'(時代は変わる)
12. Wednesday Morning, 3 AM(水曜の朝、午前3時)

アコースティック・デュオのスタイルを懐かしく感じてしまうのと、
高石ともや&ナターシャ・セブンを思い出してしまいました。
ギターの進行とか、詳しくはありませんが、よく似た動きをしていて、
とくに「Peggy-O」など米国民謡を演っているからでしょうね。

それにしても「The Sounds of Silence」は名曲ですね。
1968年の映画「卒業」のサウンド・トラック盤が刷り込まれてますが、
ギター伴奏のみのこの演奏はしみじみと心に沁みる感じがします。


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阪急六甲界隈_神戸大〜神戸松蔭女子学院

3月22日、阪急神戸線の六甲駅に降り立ち、
スペイン、ポリフォニー音楽の黄金時代を歌おう」発表会が開催される
神戸松蔭女子学院大学のチャペルへ向かって坂を登ってゆきます。

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P3226416 posted by (C)fronte360

右側の敷地は神戸大学。 この先の門には「農学部」とありました。
写真では分かり難いですが、大学の塀の所にモクレンの木が植えてあって、
門の近くの気の早いモクレンが咲き初めていました。

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P3226417 posted by (C)fronte360

門を過ぎてさらに登ってゆくと、信号機のある交差点
信号機の下のに案内板に「神戸松陰女子学院大学」の文字を発見。
左に折れて更に坂を登ってゆくと大学の門がありました。

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P3226437 posted by (C)fronte360

チャペルは中に入ってすぐ左側ですね。 すぐに分かりました。

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2014年03月25日

サイモン&ガーファンクル、明日に架ける橋

昨日頂いたCDを鑑賞しています。
日本では、1970年4月21日発売のアルバム「明日に架ける橋」
本作を最後に、サイモン&ガーファンクルは一旦解散してしまいますね。

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P3256498 posted by (C)fronte360

1. Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋)
2. El Condor Pasa [If I Coulde](コンドルは飛んで行く)
3. Cecilia(いとしのセシリア)
4. Keep the Customer Satisfied(ご機嫌いかが)
5. So Long, Frank Lloyd Wright(フランク・ロイド・ライトに捧げる歌)
6. The Boxer(ボクサー)
7. Baby Driver(ベイビー・ドライバー)
8. The Only Living Boy in New York(ニューヨークの少年)
9. Why Don't You Write Me(手紙が欲しい)
10. Bye Bye Love(バイ・バイ・ラブ)
11. Song for the Asking(ソング・フォー・ジ・アスキング)

1970年、大阪で万国博覧会があった年、当方は中学1年になった年ですね。
この数年前よりラジオで洋楽を聞いていたので、懐かしい感じのCDですが、
アルバムを通して聴いたのは今回が初めてだと思います。

10曲目、「Bye Bye Love(バイ・バイ・ラブ)」
ライヴ録音が妙に印象に残っていて、いつ聴いたのか思い出せませんが、
とっても懐かしく思いました。

1・2曲目はいわずもがなですけれど・・・

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阪急六甲界隈_いざ出発

3月22日、三連休中日はいい天気、阪急神戸線の六甲駅に降り立ち、
スペイン、ポリフォニー音楽の黄金時代を歌おう」発表会へと向かいました。
会場は神戸松蔭女子学院大学のチャペル、初めての訪問地となります。

阪急六甲駅で下車、ここ初めて来たようではないなぁ・・・
と思い出してみると、その昔、六甲山で自社の研修をやっていた頃、
ここからバスでYMCAに行ってたんじゃないかと、遠い記憶が蘇りました。

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P3226412 posted by (C)fronte360

事前の調査では、神戸大学を目指して坂をひたすら登る、とあります。
ずずんと登って、六甲登山口、神戸大学は写真中央の道を示す道標を発見。
ここを進みます。

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P3226413 posted by (C)fronte360

この坂の途中で見つけたマンホール。
もともとの鉄の色にクリーム色を埋めて、さすが神戸らしくお洒落ですね。
さらに坂を登った右側にカトリック六甲教会、その敷地隅に立つ彫刻です。

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P3226414 posted by (C)fronte360

重岡建治作 「家族」 主よ我らの家族を護りたまえ。
阪神淡路大震災で亡くなられた人々を悼んで

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2014年03月24日

サイモン&ガーファンクルのCD頂きました

今日もまた慌しい1日でした。
当初は年次休暇と思ってましたけど、休まなくて正解、といった1日。

そんな1日の最後、定時間際まで社外の方と打合せをし、
残業時間までの休憩時間には、社内外向けの伝達事項をメールにして、
さぁ帰ろうと思ったら・・・

事務所の方に呼び止められ、えっソレどこ・・・と現場検証をやっていたら、
いつもCDを下さるNさんが自席で待ってくれていました。
いただいたCDはいつもと違っていて・・・サイモンとガーファンクル!!

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P3246497 posted by (C)fronte360

水曜の朝、午前3時(1964年)
サウンド・オブ・サイレンス(1966年)
パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム (1966年)
ブックエンド(1968年)
明日に架ける橋 (1970年)

写真の上段左から順に並べてみました。
じつは、袋に入っていたのを並べると発表順になっていた、ということです。
こんな所に愛好家の魂を感じます。

そしていま「サウンド・オブ・サイレンス」を聴いています。
SONY CDプレーヤー CDP-203 を捕獲しておいて正解、
輸入CDですが、ちゃんとかかっています。

音が悪いと思うけど・・・と言われてましたけれども、
1986年製CDプレーヤでは遜色ありません。
有難うございました。


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河内小阪界隈・中小阪〜八戸ノ里

15日(土)、買物に出たついでの河内小阪界隈の散策。
彌榮神社(いやさかじんじゃ)、小坂神社を経て、中小阪北向延命地蔵尊へ・・
おっと、先約がおられました。

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IMGP8629 posted by (C)fronte360

ここは年長者にお任せして、前回来たときの記事をば・・・ココ
となりの板塀の趣きのある床屋さん。
「床寅」さん。 元村営の床屋(村床)だったそうですね。
明治17年創業で、この建物は昭和9年のもので床屋業も健在とは素晴しい。

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さて先に進むと、中小阪愛宕社
ここも前回説明しているので、ちょっと手抜きで・・・ココ

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前回と変わらず、綺麗にお花も供えられていて
地元の篤い信仰がよく分かります。

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このあと八戸ノ里駅に向かって帰路としました。
菜の花がいっぱいです。 以下は大阪府立布施高校ですね。

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街に菜の花をさかせよう  2.12 菜の花忌
作家・司馬遼太郎の命日は「菜の花忌」と呼ばれています。
記念館の呼びかけに応えて、街の皆さんがそれぞれに育ててくださった菜の花で、街角や通りを飾るようになりました。
私たちはこの街に住む人たち、この街にこられる人たちが、菜の花から元気を受けとり、街への関心を高めてくださることを願っています。
春一番に菜の花忌の会(事務局:司馬遼太郎記念館)



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2014年03月23日

セント・マーティン・オーケストラ 第10回定期演奏会

日時:2014年3月23日(日) 14:00開演(13:00開場)
場所:箕面メイプルホール

曲目:モーツァルト/交響曲第32番 ト長調 K.318
   芥川也寸志/交響三章
   ブラームス/交響曲第4番 ホ短調 op.98

指揮:河崎 聡

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設立以来取り組んでこられたベートーヴェンの交響曲全曲演奏は前回第9回演奏会で締めくくりましたので、第8回の第1番以来のブラームスの交響曲の連続演奏になったのでしょうか。 その第4番は、プログラムにもあるように晩年のブラームスではなく52歳壮年のブラームスといった感じ。 枯淡の境地とは一線を画したブラームスの演奏でした。

個人的には第3楽章が良かったですね。 深さと重さ、それにキレの良さもあって見事な場面転換。 トライアングルは控えめに鳴っていました。 第4楽章では、音楽を止めながら進めたあと、より熱く主題を戻し、タイトに響かせたエンディングもまた潔い音楽でした。 もっともこの年齢になってしまうと、ちょっと疲れたかな、という感じ。 フレーズの最後にふっとため息をつくような演奏ではなく、しっかりと鳴らしたエキサイティングな演奏でした。

そして今回一番エキサイティングだったのは、芥川也寸志の交響三章でしょう。 1948年8月に完成、23歳の野心作です。 とプログラムにあったとおりの演奏。
第1楽章冒頭のファゴットが奮闘していましたね、クラリネットも素適でした。 そして弦楽アンサンブルもまろやかな響きとなって、覇気もあるけどふくよかな感じ。 ズンチャッチャ・ズンチャッチャのリズムなどさまざまなテーマが出てきますが、いずれもカッコ良い演奏でこなしてゆきました。 ヴィオラが奮闘していたのもよかったですね。 音楽に厚みが出ます。
第2楽章もファゴットが素適でしたね、しかもこのあとも各パートがそれぞれ主張するのですが、全体が良く纏まっていていました。 郷愁をさそうオーボエの長いソロも見事でしたよ。
第3楽章は勢いのある音楽が飛び出しましたが、ルロイ・アンダーソンのような感じもする耳なじみの良い音楽。 柔らかな大太鼓のリズムに乗って走ったあと、ブラスが入って景気付けたりと、そして最後は河崎さんが左拳を突き上げて力強く幕。 面白かったなぁ。

冒頭に演奏されたモーツァルトの交響曲第32番は、音量大きめであって、威勢の良い音楽でした。 弦楽器はノンビブラート、金管楽器も打楽器っぽくパーンパーンを打つような響きだったでしょうか。 快活ではあるけれども、チャーミングじゃないって感じかな。 オーケストラは対向配置で 8-8-5-6-4 の編成。 ホールがいつもと違うせいもあったでしょうか。 フィナーレまでちょっと一本調子で走ったような感じを覚えました。

「エキサイティングで、かつ美しい古典音楽の演奏」を目指されているとのこと。 今回はちょっと前者の趣が強かったのではないかな。 古典ではなかったけど、芥川也寸志の交響三章が素晴しい演奏が聴けたのが大きな収穫となりました。 お疲れさまそして有難うございました。


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箕面

140323_1314~0001.jpg箕面といえば、滝。

残念だけど、さぁ急いで引き返えそう。
posted by fronte360 at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「スペイン、ポリフォニー音楽の黄金時代を歌おう」発表会

日時:2014年3月22日(土) 16:00開演(15:30開場)
場所:神戸松蔭女子学院大学・チャペル

曲目:モラレス/「すべて主のおそれ」(6声)
   ゲレーロ/「もしあなたが」(器楽・3声)
   ゲレーロ/「あなたがたのうち、誰が私に罪が」(4声)
   ルジェール/第1旋法による5声のシンフォニア(器楽曲)
   モラレス/サンクトゥス・ベレディクトゥス(器楽)
   モラレス/「おお、大いなる神秘よ」(女声)
   エンシーナ/「おお、三賢王が訪ねてきた」(器楽曲・3声)
   ビクトリア/ミサ「あなたの足はなんと美しい」(4声)

出演:神戸松蔭女子学院大学公開講座・公募の器楽と声楽アンサンブル

指揮:笠原雅仁
指導・コルネット:上野訓子

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神戸松蔭女子学院大学公開講座、バッロック音楽のスペシャリスト笠原雅仁さん、上野訓子さんの講師にて5回のレッスンを経ての公開発表会。 珍しいスペインのポリフォニー音楽がテーマで、日ごろよりバロック以前の宗教曲をよく聴いている当方にとっては、実際にそれらが耳にできる稀有の機会となり、とても興味深く良い経験となった1時間でした。

合唱は女性11名、男性9名ですが、うち1名はカウンターテナーだったでしょうか。 器楽はツィンク(コルネット)3名(うち1名はリュート持ち替え)、サックバット1名、トラヴェルソ1名、リュート2名、ヴィオラ・ダ・ガンバ1名にポジティーフオルガン1名の9名による合奏、16時になって天井のステンドグラスに陽が斜めに差し込む時間より合唱団が入場して演奏会は始まりました。

モラレスの6声による器楽伴奏つきの「すべて主のおそれ」、オルガンによる前奏が控えめにが始まり、こちらの期待も高まりましたが、器楽伴奏による合唱に移ると・・・響きが溶け合わず、女声が聞こえてこなくて焦りました。 前から4列目という場所の選択を誤ったのか、とも思いましたけれど徐々に女声も聞こえてくるようになって、終わりの方では全体の響きも纏まってきたので、安堵。 。

指揮者の笠原さんによる解説、ここで解ったのですが、わずか5回の練習で本番に臨まれているとのこと、いきなりの6声、皆さんも緊張されていたのでしょうね。 大航海時代のスペインの立ち居地の話、ゲレーロのことなどの解説があって、2曲続けての演奏となりました。

まずは器楽のみによるゲレーロの「もしあなたが」、上野訓子さんが太鼓を担当。 この柔らかな太鼓のリズムに乗って、左右に配置されたツィンクとサックバットによる演奏。 途中よりリュートやトラベルソも加わって音量も上がりますが、終始太鼓のリズムが印象的な面白い馴染み易いいい曲いい演奏でした。

オルガンに導入で始まったゲレーロの「あなたがたのうち、誰が私に罪が」、まず女声そして男声もテノール、バスと順に加わって声の響きが溶け合って美しかったですね。 器楽奏者の方も歌える方は歌っておられるようでした。 人間の声っていいなぁ、って思えました。

笠原さんの解説が入って、モラレスの紹介。 ほとんど宗教曲しか作曲されなかった方とか。 事前の知識ではビクトリアも1曲の世俗曲も書かなかったというのは持っていましたが、モラレスもそうなのですね。

まずは、器楽のみによるルジェールの「第1旋法による5声のシンフォニア」、ともするとツィンクやサックバットの金管が前に出てくるのきらいがあるのですが、ここでは柔らかな合奏となって、尺八にようなトラベルソの響きも楽しみました。

続くモラレスの「サンクトゥス・ベレディクトゥス」も器楽による演奏ですが、ビオラ・ダ・ガンバをギターのように抱いてピチカート演奏するのですね。 始めて見ました。 ポン・ポンという柔らかなガンバの響き、それがちょっとリズムに乗り遅れ気味になるところなど、実演の妙ともいえていい感じに聞こえました。 なおここではリュートが3本となっていました。

モラレスの女声合唱による「おお、大いなる神秘よ」、リュートがそっと絡みながら進み、最初はちょっと硬い声質であるように感じましたけれど、徐々に清んだ響きとなって、そっと消え入るように終わりました。 なおオルガン脇の男性1名も歌われていてカウンターテナーの方なのだな、と発見できました。

笠原さんの解説、ビクトリアとパレストリーナのことなど。 ビクトリアについては少々知識もあったのでうんうんと納得しながら、そうビクトリアっていいんだよなぁ、と共感しておりました。

まずはエンシーナの「おお、三賢王が訪ねてきた」、指揮者の笠原さんが太鼓も担当されて、多彩な響きを楽しみました。 ツィンクの渋い響きで朗々と旋律が吹かれていて、サックバットとの掛け合いなど、ジャズのノリではないのですがジャムセッションのような感じも受けて楽しみました。

そしてメインのビクトリアのミサ曲「あなたの足はなんと美しい」、熱気のこもった合唱と器楽演奏が素晴しかった。 またグロリアとクレドの冒頭には笠原さんの素晴しくいい声で導入が歌われて合唱へ、これも素適でした。

オルガンのちょっと長めの前奏、このあと「キリエ」は女声の清んで柔らかな響きと男声の力強くも角のとれた柔らかな響きがかけあっていましたね。
「グロリア」は笠原さんの導入のあと女声そして男声と進み、女声とツィンク、男声とサックバット、通奏低音のオルガンの支えに乗って、合唱にも熱気があって素晴しい演奏となりました。
「クレド」もまた笠原さんの導入、ここはまずは男声より女声が加わっての合唱。 柔らかな女声・弾力ある男声、そこにサックバット、そのあとツィンクも重なって多彩な響きとなって音楽も高まります。 合唱では特に男声陣、楽譜をにらむように見て懸命にうたってらっしゃって、熱気がびんびんと伝わってきました。
「サンクトゥス」では弾けるように入った男声、それに続いて女声へと続きます。 トラベルソの響きも素適。 フーガでしょうか、歌い継がれてちょっとワクワクもしました。
「ベネディクトゥス」オルガンの伴奏に静かな男声合唱、カウンターテナーと思われる方も歌ってらっしゃいましたが、女声も加わると響きが華やかにになりましたね。
「アニュス・デイ」オルガンの響きとともに女声合唱が柔らかくAgnus deiと歌い始めるおごそかな開始。 ツィンク、サックバットが加わって音量は上がって合唱も熱くなりました。 そしてそのまま力強く締めた終結。

少々遅れての拍手がホールに満ちると、演奏者の方の満足そうな笑顔がこぼれた素敵な演奏会でした。 冒頭の6声では正直どうなるか、と思いましたけれど、終ってみればいろいろとあっても所詮生身の人間。 頑張って神の領域に近づこうとしていることの証にようにも思えました。 珍しい楽曲・楽器なども含めて貴重な体験をさせていただきました。 有難うございました。

posted by fronte360 at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 14-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする